高いγ-GTPを下げる5つの方法!禁酒期間は絶対必要なのか?

高いγ-GTPを下げるために知っておくべき5つの方法をご紹介いたします。肝臓の数値を正常に保つために、γ-GTPが上がる原因や基準値、また、飲酒量のコントロール方法や食生活の改善方法なども合わせて解説いたします。数値が心配な方は必見です!

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γ(ガンマ)-GTPが正常値オーバー…

γ-GTP(γグルタミルトランスペプチダーゼ)は、肝臓の解毒作用に関係している酵素です。アルコールに敏感に反応するため、肝臓や胆管に悪影響を与えているのかを知る指針のひとつとなっています。

γ-GTPの値が正常値を大きく超えると、脂肪肝、肝炎などを発症する恐れもあるでしょう。健康のパラメーターであるγ-GTPがどのようなものか解説し、基準値を下げるためには何をすればいいのか検証しています。ぜひ、参考にしてください。

γ-GTPでわかる体の健康

γ-GTPは主に肝臓で働く酵素

肝臓の解毒作用に関係している酵素であるγ-GTPは、肝臓や胆管の細胞がこわれると血液中に流れ出てきます。このことから、γ-GTPは「逸脱酵素」と呼ばれており、肝臓や胆管の細胞がどの程度壊れているかの指針となっているのです。

γ-GTPの増加が肉体に対し悪い作用を及ぼすということは基本的にはないでしょうが、この数値が高いと肝臓の細胞が破壊される肝炎や肝臓に脂肪が蓄積する脂肪肝、胆石、胆道がんなどといったさまざまな疾患の可能性が出てきます。

男性女性別γ-GTPの基準値

とくに飲酒を習慣化している中年男性は、アルコールの過剰摂取により脂肪肝を発症しやすくなっています。この指標としての数値がγ-GTPであり、健康診断の際、医師が「お酒を飲み過ぎているようですね」という場合は、ほとんどがこの数値の上昇を見ているでしょう。

γ-GTPは男性で50IU(国際単位)以下、女性で32IU以下が正常値です。100IU以下なら、お酒を控えたり、適度な運動を入れたりして生活改善を行うことで再び正常値に戻せます。γ-GTPはアルコールに比較的短期的に反応しますから、飲酒を一週間もやめれば自然と下がっていくでしょう。

ただし、γ-GTPの数値が100~200IUであった場合は、脂肪肝がけっこう進行しており、肝炎、肝硬変などを発症しているかもしれませんので、医師の診断を受けるべきです。

γ-GTPが高いと発病しやすい病気

γ-GTPの数値が基準値である50IUを超えていた場合、脂肪肝などの症状があらわれはじめ、100IUを超えたあたりから肝硬変などの重度の疾患が疑われ、200IUを超えている場合は、閉塞性黄疸などの可能性が高くなってきます。200IUを超えていた場合は早急に医師の診断を受けなければなりません。

【γ-GTPの数値と発症しやすい病気】

正常値の上限~100IU
(軽度、節酒・禁酒で改善可能)
アルコール性肝障害、薬物性肝障害、慢性肝炎、脂肪肝などが多い。肝硬変、肝がんを発症する可能性もあり。
100~200IU
(中度、病院に行くべき)
アルコール性肝障害、薬物性肝障害、慢性肝炎などが多い。肝硬変、肝がん、脂肪肝、胆道疾患を発症している可能性もあり。
200~500IU
(高度、重大な疾患の可能性あり)
アルコール性肝障害、閉塞性黄疸、原発性胆汁性肝硬変などが多い。慢性肝炎の可能性が高く、肝硬変・肝がんを発症している可能性あり。
500IU以上
(超高度、かなり危険、すぐさま病院へ)
急性アルコール性肝炎、閉塞性黄疸、原発性胆汁性肝硬変などが多い。

γ-GTPが高くなる原因

γ-GTPの数値が高い原因として、アルコールの過剰摂取があげられますが、その他にも高くなる原因はいくつかあります。考えられる主な原因をまとめてみました。健康診断の際は、念頭においておきましょう。

【γ-GTPが高くなる原因】

  •  アルコールの過剰摂取
  • 栄養ドリンクやノンアルコール飲料による無意識のアルコール摂取
  • 薬物の副作用による肝障害
  • 非アルコール性脂肪肝(肥満な人がなりがち)
  • 胆道系の疾患
  • 検査時の体調不良


カルナ博士
γ-GTPの数値は「沈黙の臓器」と呼ばれる自覚症状を感じにくい臓器の異常を発見するための常用な指針のひとつじゃ。高い場合は、飲酒を控え、生活習慣を改めるようにすべきじゃろう。数値が100を超えていた場合は、一度、医師に診せておくべきじゃな。

【方法1】飲酒の量をコントロール

禁酒が確実だが難しい

γ-GTPの数値を下げるもっとも有効な方法は禁酒です。しかし、現代社会において普通に仕事をしていれば、付き合いで飲まなければいけない場面は多々あります。アルコールを我慢することで、過食気味になってしまい、ストレスや肥満から高血圧や糖尿病などの生活習慣病を引き起こしてしまうかもしれません。

よほど確固たる強い意志がある人でないかぎり、禁酒は難しいといえるでしょう。

アルコールの摂取量は目安がある

お酒には数多くの種類があり、度数など強さも異なるため摂取するための基準が必要となってきます。厚生労働省が定めている1日にとってもよいアルコール摂取量の基準は、純アルコール20gを1単位としており、この1単位を各アルコールに換算した酒量も定められているのです。簡単に表にまとめましたので、参考にしてください。

【1日のアルコール摂取量目安】

お酒の種類アルコール度数純アルコール量
ビール(中ビン500ml)5%20g
清酒(1合180ml)15%22g
ウイスキー(ダブル60ml43%20g
焼酎(35度・1合180ml)35%50g
ワイン(1杯120ml)12%12g

なお、これらの表は健康的な人間を基準としており、糖尿病などなんらかの疾患がある人はこの数値を大きく下回るでしょう。

計画的に休肝日を作る

とくに疾患のない健康的な人であるなら、上記の基準を守って節制すれば、 γ-GTPの数値を下げることは可能でしょう。もちろん、個人差もありますので、必ずしも上記の表通りというわけではありませんが、一応の目安にはなります。

大事なのは飲酒を習慣化し過ぎないことです。飲酒は繰り返すことによってだんだんと慣れていき、過剰に摂取すれば、アルコール依存症に陥る危険性もあります。そうならないためにも、ほどよい酒量を維持し、週に最低でも2日間はお酒を飲まない休肝日を作るようにしましょう。

「やめようと思えばやめれる」くらいの酒量がちょうどいいといえます。適量を守れば、酒はそれほど弊害をもたらさないのです。


ひばり
お酒は百薬の長ともいいますし、少量ならば健康によい面もあるのです。ただ、飲酒が習慣化してしまうと、アルコール依存症の危険性が高くなってきますので、休肝日などを設け、しっかりと量を調節して節酒を心がけることが大切でしょう。

【方法2】食事内容を見直す

肝臓に負担がかかるNG食材

肝臓に負担のかかる食材を摂取し過ぎるのも脂肪肝になりやすく、γ-GTPの値をあげてしまう要因になります。とくに控えるべき栄養素と食材をご紹介します。数値が気になる方はなるべく避けるようにしましょう。

動物性脂質・糖質を多く含む食材

動物性脂肪・糖質は、 中性脂肪となって体内に蓄積されやすい栄養素です。肉体に必要な栄養素ではありますが、過剰に摂取すると肝臓に負担をかけてしまいます。

動物性脂肪が多く含まれる食材は、牛肉、豚肉、などのとくに脂身の多い部分やバター、クリームなどの乳製品です。ただ、乳製品の中でもチーズは中性脂肪を下げる効果があるといわれています。

糖質はクリームやバターを多く使用する洋菓子・餡や砂糖を大量に使う和菓子、アリスクリーム、バナナ、パイナップル、ドライフルーツなどに多く含まれます。また、ジュースやコーヒー飲料にも糖分を多く含むものがあるため注意が必要です。

これら、糖分の多い食材を過剰に節酒するのは肝臓はもちろん、さまざまな生活習慣病の要因となりえますので、注意が必要でしょう。

トランス脂肪酸を多く含む食材

フライ、天ぷらなどの揚げ物、スナック菓子、アイスクリーム、ファストフードなどには、肝臓にとって有害とされるトランス脂肪酸が多く含まれています。

トランス脂肪酸とは、人工的に水素添加された油のことで、元々自然界には存在しない油です。よって肝臓ではきちんと解毒できずに、老化やかん、心臓病の要因になると言われています。

マーガリンは植物性の油ですが、製造過程においてその一部がトランス脂肪酸に変化しているため、リスクの高い食材といえるでしょう。健康に害を及ぼすことはわかっており、ドイツではトランス脂肪酸を含むマーガリンの製造は禁止、アメリカでも食品中のトランス脂肪酸の表示が義務づけられています。

しかし、今のところ日本では表示義務はないようですので、野放し状態となっており、知らず知らずのうちに摂取している可能性はあるでしょう。原材料に「マーガリン」、「ショートニング」、「ファットスプレッド」、「加工油」とあった場合はなるべく摂取しないようにすべきです。

アルコールを含む食材にも注意

アルコールはなにもお酒にだけ含まれているわけではありません。ウィスキーボンボンや酒まんじゅうといったお菓子の中にはお酒が入っていますしますし、栄養ドリンクにも少量ですがアルコールは含まれています。他にも、みりん、料理酒、醤油などの調味料、ノンアルコールと表示された飲み物でもゼロと表示されていないなら、アルコールは含まれているのです。

成分表示をみて「酒精」もしくは「アルコール」と表示されているものには注意しなければなりません。

肝臓を労わるおすすめ栄養素と食材

肝臓を労わりγ-GTPの数値を抑えるために積極的にとるべきおすすめの栄養素と食材もご紹介します。

抗酸化ビタミンを含む食材

肝臓を正常に働かせるには、ビタミンは欠かせない食材です。ビタミンが不足すると肝機能はうまく栄養分を処理できずに、体中にエネルギーを届けることができなくなってしまいます。このエネルギー不足が体の不調の原因となるでしょう。

ビタミンの中でもとくに重要とされるのが、抗酸化ビタミンを言われるビタミンA、ビタミンC、ビタミンEです。抗酸化ビタミンは、酸素を使った際に生じる活性酸素の悪影響から肉体を守るために欠かせない栄養素となっています。

食品でいうなら、ビタミンAはレバー、ビタミンCはかぼちゃやブロッコリーなどの緑黄色野菜、ビタミンEはごまなどに多く含まれており、とくにうなぎはビタミンAとビタミンEの両方が豊富です。なるべく、多く摂るべきでしょう。

良質なタンパク質を含む食材

肝臓は解毒や代謝のために約2000種類以上にもおよぶ酵素を生成します。酵素は肝細胞を修復してくれるのですが、この時必要になってくるのがタンパク質です。タンパク質が不足していると肝臓に脂肪がたまってしまい、肝細胞の傷を修復できなくなってしまいます。

ですが、肉などのタンパク質が豊富なものは高カロリーなものが多く、過剰摂取によりかえって脂肪を蓄積してしまうでしょう。そこで、タンパク質不足をなくすために、消化吸収のよい良質なタンパク質を適度にとることが推奨されています。

大豆や大豆加工食品(納豆、豆腐、みそなど)、ごま、玄米などに多く含まれる植物性タンパク質、脂身の少ない豚ヒレ肉、魚、カッテージチーズなど脂肪分の少ない乳製品などに含まれる動物性タンパク質、これらの良質なタンパク質をバランスよくとることが、肝臓を労わるには必須といえるのです。

ミネラルを含む食材

亜鉛、マグネシウム、カリウムなどのミネラルには、肝細胞の新陳代謝を促したり、酵素の働きを助ける効果もあります。ミネラルは新陳代謝のたびに失われる栄養素ですので、毎日欠かさず摂取する必要があるでしょう。

これらミネラルを多く含む食材として、納豆、大豆、ナッツ類、ひじき等の海藻、イカ、牡蠣などがあげられます。

オルニチンを含む食材

肝臓の主な働きである解毒や代謝を促す有効成分としてオルニチンがあげられます。オルニチンは体内に存在するアミノ酸の一種です。肝臓の回復を促す成分として近年非常に注目を集めるようになり、サプリメントなどにも多く使用されています。

オルニチンを多く含む食材は、しじみ、エノキタケ、ヒラメ、キハダマグロ、チーズなどがあり、これらの食材を日々の食事のメニューの中に織り込むことで、肝臓を労わる料理を食べることができます。とくにしじみの味噌汁などは肝臓によいとされる代表的な料理です。

食物繊維を含む食材

食物繊維もまた、肝臓を労わる栄養素です。食物繊維の整腸作用によって腸の環境が整えられることで、お通じがよくなり老廃物などの有毒物質を体内にためないようになりますので、結果的に肝臓を労わることになります。

食物繊維はイモ類や海藻類、ブロッコリースプラウトなどの野菜、胚芽米や玄米に多く含まれていますから、これらを積極的に取ることも大切です。

カフェインを含む飲料

覚醒作用があり鉄分の吸収を妨げるされるカフェインは肝臓によいというイメージはあまりないでしょう。しかし、カフェインにはコレステロール値をさげ足り、解毒作用や基礎代謝をアップさせてくれる効果もあり、利尿作用など肝臓にも良い働きをすることがわかっています。

また、カフェインには肝臓に働きかけ中性脂肪がたまるのを防いでくれる働きもありますので、積極的に摂取すべき栄養素といえるでしょう。とくにコーヒーはカフェインを多く含むため、習慣的に摂取するのに適しています。

ただし、砂糖やクリームを多くして大量に摂取するとかえって害になってしまいますので、ブラックで1日2~3杯程度を目安に適度に摂取するべきでしょう。

γ-GTP下げるためのおすすめレシピ

七草しじみ粥

季節の変わり目など、肝臓によいとされるオルニチンを豊富に含むしじみを加えた七草粥です。非常にヘルシーで胃や肝臓にとても優しい料理であり、不足しがちな野菜成分もとれる毎日1杯は飲んでおきたい汁物となっています。

【材料】(5人分)

  • お米 1.5合
  • 大根 5㎝位の長さ
  • かぶ 1個
  • 昆布 3㎝位の長さ
  • 白菜 1枚
  • 葱 2分の1本
  • せり 3本
  • 人参 2㎝位の長さ
  • しじみ 大匙2杯分
  • 出汁の素 適量
  • 塩 適量

【作り方】

  1.  大根、カブ、ニンジンは形が分かる程度の大きさ、昆布、白菜は細かく千切りにして、葱、せりなは小口切りでそろえて、鍋に水8分目、といだ米、昆布を入れて煮る。
  2. 煮立ってきたら、上記の野菜にしじみを加えて入れ、さらに煮込む。
  3. ときどき灰汁をすくいながら、しばらくことこと煮込む。
  4. お米が柔らかくなったら、出汁の素、塩で味付けする。

しじみの中華炒め

オルニチンが豊富なしじみを汁物ではなく、炒め物にした料理です。お手軽にさっと作れるため、毎日の一品に加えやすい料理といえるでしょう。副菜ですが、ニラや豚肉を加えれば主菜にもなります。

【材料】(2人分)

  • しじみ 200g
  • サラダ油 小1
  • ニンニク 10g
  • 輪切り赤唐辛子 ひとつまみ
  • ※水 30㏄
  • ※紹興酒 大2.5
  • ※鶏ガラスープの素 小1
  • ※砂糖小 2分の1
  • ※オイスターソース  小1
  • 大葉(又はアサツキなど) 4枚

【作り方】

  1. しじみは砂抜きして、よく水洗いする。
  2. フライパンにニンニクの微塵切りと唐辛子を入れて、炒め、その後、しじみを入れて炒める。
  3. ※を上から順に入れていく。
  4. しじみが開いたら、皿に盛り大葉の千切りや、アサツキの小口切りなどを飾ったら出来上がり。

梅かつお納豆小鉢

タンパク質やミネラル分を豊富に含む納豆をメインとして、梅でさっぱりと仕上げた小鉢料理です。おかずの一品として最適の料理で、さっと作れるため、毎日摂取しやすいのも嬉しいでしょう。梅の香りもよくのど越しもよいため、さっぱりとした味わいを楽しみたい方におすすめです。

【材料】(2人分)

  • 納豆 2パック
  • 梅干し 2個
  • 醤油 適量
  • 鰹節 適量
  • 海苔 適量

【作り方】

  1. 梅干しを小鉢に入れ、はしで種をとにのぞく。
  2. 納豆2パックを入れて、醤油をお好みでかける。
  3. 納豆の粘りが強くなって泡のようになり、梅干しが適度に潰れるまで小鉢の中の材料をかき混ぜる。
  4. そこに刻んだ海苔をちらして完成。

シーフード炒め

えび、イカは高タンパク質低脂肪でミネラル分も多く含んでおり、えのきやほうれん草などもオルニチンやビタミンを摂ることができます。手軽にできる上に余りものなどを消費するのにももってこいの料理といえるでしょう。

【材料】(1人分)

  • えび 一握りくらい
  • イカ 一握りくらい
  • ほうれん草 1束
  • えのき 1束
  • マッシュルーム 2個
  • にんにく 1片
  • しょうが 少々
  • オリーブオイル 小さじ1杯
  • 塩こしょう 適量

【作り方】

  1. フライパンにオリーブオイルをしいて、にんにく、しょうが、マッシュルーム、えのき、えび、いかを塩こしょうで炒める。
  2. 最後にほうれん草を加えいっしょに炒める。

もやし&ブロッコリースプラウトのナムル

ブロッコリースプラウトはカイワレのような見た目のブロッコリーになる前の野菜です。豊富な食物繊維はもちろん、免疫機能を高め肝機能の向上をもたらすといわれるスルフォラファンも含まれています。

毎日に必要な栄養素を簡単に補給できるおかずに最適の一品です。

【材料】(2、3人分)

  • もやし 1袋
  • ブロッコリースプラウト 1パック
  • 塩 少々
  • ごま油 少々
  • 醤油 少々
  • 味の素 少々
  • 煎りごま 少々

【作り方】

  1. もやしをさっと茹でた後、ザルにあげて流水をあて粗熱を取る。
  2. ブロッコリースプラウトを加えて塩をふり軽く混ぜたら5分ほど置く。
  3. 手でしぼって水気を十分にとったら、ボウルに入れてごま油を少したらし、醤油、味の素などで味をととのえる。
  4. 仕上げに煎りごまをちらして和えたら完成。
カルナ博士
肝臓に負担をかけないためには必要な栄養素をバランスよくとることが大事じゃ。紹介した食材やレシピを毎日の食事に取り入れてあげれば、肝臓をしっかりと労わることができ、食事もより美味しくなるじゃろう。

【方法3】運動でメタボも解消

脂肪を燃焼するには有酸素運動

脂肪がたまるほど肝機能は低下していきますから、肝臓のためにはもちろん、メタボリックシンドロームに陥らないためにも脂肪を燃やす運動は必要です。しかし、ただ漠然と筋トレをしても脂肪は減りにくいでしょう。

脂肪を燃焼するためにもっともよいとされるのは、有酸素運動となります。有酸素運動は、ウォーキングやジョギング、水泳などの運動のことで、ゆっくりと長時間行うことで効率的に脂肪を燃焼してくれるのです。

一般的に脂肪が燃焼される状態になるには、運動し始めてから20分経ってからと言われていますので、ウォーキングやジョギングを行う前に20分ほど、ストレッチや筋トレを行い、体をあたためてから有酸素運動をすると効果的でしょう。

できれば、1日1~2時間、毎日ストレッチなどの後に有酸素運動を行うのが理想ですが、そこまで時間が取れない人は15分ストレッチや筋トレを行い、20~30分くらいジョギングやウォーキングを行うといいかと思われます。

毎日が無理なら2日かおきくらいから始めてもいいかもしれません。継続して体に「運動をする」状態が当たり前と認識させてあげるようにすれば、自然と健康な肉体に変化してくるものです。

日常で運動量を増やす

日常のちょっとした動作や移動に中でも運動を取り入れるように意識することで運動量を増やすことができます。家にいる時と、外に出ている時にわけて、運動量を増やす方法を簡単にまとめましたので、ぜひ、参考にしてください。

【自宅で運動量を増やす方法】

  • 座る時になるべく背筋をまっすぐ伸ばす姿勢を意識的に行う
  • 朝起きたら、ストレッチや腹式呼吸などを行う癖をつける。
  • 入浴前にかるくストレッチや筋トレをするように習慣づける。
  • 椅子に座る時は深く腰を入れ、背もたれにまっすぐ正しい姿勢を意識しながら作業を行う。
  • 夜寝る前に1杯、水を飲み、寝るときに出る発汗量を増やす。

【外出時に運動量を増やす方法】

  • エレベータはなるべく使わず、階段で上り下りするようにする。
  • 歩くときも背筋をまっすぐに伸ばし、なるべく大股で足を上げて歩くよう意識する。
  • 地下鉄やバスの1駅分くらいなら、なるべく歩くように心がける。
  • 万歩計などを持って、1日にどれだけ歩いたか記録をつけ、自分なりに目標を設定しておく
  • 電車やバスで座席に座らない。

運動を継続するポイント

脂肪を減らすために運動を続けるのは、なかなか難しいことです。よほど強固な意志を持った人でない限り、ダイエット計画を立てたとしてもなかなか実行できません。ですので、最初は「自分にもできる」くらいの軽めの運動からはじめ、徐々に量を増やしていく方法をおすすめします。

たとえば、最初は「3日に1度は20分歩く」などからはじめ、とにかくそれを続けるようにしましょう。「3日に1度は20分歩く」ことが苦にならなくなったのなら、次は2日に1回、その次は毎日、さらにはその次は、1日1回1時間歩くなど、徐々に運動を増やしていくのがポイントです。

自分なりにできそうな計画を立ててから、運動に望むとよいでしょう。


ひばり
運動に慣れてない人は、はじめはつらいかもしれませんが、習慣化していくると運動をしていること自体が気持ちよくなってきます。でも、そこまでもっていくのが難しいですから、ちゃんと計画を立てて無理のないダイエット計画を実践しましょう!

【方法4】肝臓向けのサプリを使う

効果的なサプリを選ぶコツ

上記でも紹介したオルニチンや牡蠣や貝類、イカやタコに多く含まれるタウリンなどの成分は、肝臓の状態をよくするのに非常に効果的です。しかし日常的にアサリやしじみなど貝類を大量にとることが難しいこともあるでしょう。そんな時、便利なのがサプリメントです。

肝臓によいとされるオルニチン、タウリン、スルフォラファン、肝臓水解物(肝臓エキス)、クルクミン、アラニンなどの有効成分が入っているか、長期的に購入できる値段かどうか、口コミで自分と同じような症状で改善した人がいないかなどをしっかりと見極めた上で、自分にもっともあったサプリメントを購入するようにしましょう。

サプリメントは副作用などはほとんどありませんが、長く使用しないと効果があるのかどうかわからないものです。中には即効性のあるものもあるでしょうが、個人差もだいぶありますので、たいていのサプリメントは最低でも2ヶ月程度は飲んでから効果の有無を判断するようにしましょう。

【肝臓に良い有効成分】

成分名効果含まれる食材
オルニチン肝臓への負担を軽減するしじみ
タウリン中性脂肪・コレステロールを取り除く牡蠣、イカ、タコなど
スルフォラファン肝臓の解毒作用を促進するブロッコリースプラウト
肝臓水解物二日酔い・悪酔い防止、慢性疲労回復牛・豚などの肝臓
クルクミン胆汁の分泌を促進し消化をサポートウコン
アラニン肝臓の分解能力を高めるホタテ


おすすめ肝臓向けサプリ3選

DHC オルニチン

【特徴・効果】

シジミ貝に多く含まれる成分オルニチンをしっかりと凝縮した肝臓の機能を正常に保たたせてくれるサプリメントです。1日分で約2,300個分のシジミ貝に相当する1,280㎎が配合してあり、健康的なダイエットをしたい方や、朝スッキリとしたい方、飲酒をされる方におすすめとなっています。

【成分】

オルニチン塩酸塩、ゼラチン、アルギニン、リジン塩酸塩、グリセリン脂肪酸エステル、着色料(カラメル、酸化チタン)、二酸化ケイ素

Source: 公式ページ成分・原材料より

【価格・容量】

通常価格(1日5粒・30日分);1,048円(税別)

【口コミ】

  • 飲んだ方が元気が出る気がします。
    切れてしばらく飲まなかったら、何となく翌日も疲れが残っている感じがしました。 再開すると、無くなったため、効果は有ると思っています‼

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  • 肝臓の数値が良くなった。
    一日5粒を目安に飲むのはちょっと厳しいけど、毎日コツコツと飲んでいたら 肝機能が改善しました もちろん、このサプリだけで良くなったわけではないだろうけど、サポート力はあると思います

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 飲んだ翌日は元気が出る、肝臓の数値がよくなったなど効果を実感されている方も多いようです。オルニチンはしじみなどにも多く含まれていますが、日常的に取るのが難しい成分でもありますので、忙しい人や食生活にしじみメニューをなかなか組み込めない人は、手っ取り早くこのサプリメントを使ってみるのもありだと思います。


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しじみウコン肝臓エキス

【特徴・効果】

豚のレバーを使用した肝臓水解物をはじめとして、国産のしじみエキスクルクミン、さらには亜鉛オルニチンなどさまざまな有効成分を配合した肝臓の改善に高い効果が期待できるサプリメントです。

忙しくてついつい偏った食生活になってしまいがちな人や付き合いでよく飲みに行く人など現代人の荒れた肝臓をしっかりとケアしてくれるでしょう。加水分解しているために特有の臭みもなく、飲みやすいのも特徴となっています。肝臓に不安がある方はぜひ、お試しください。

【成分】

肝臓水解物 600mg しじみエキス 100mg クルクミン 60mg オルニチン 26mg

Source: 公式ページ規約成分より

【価格・容量】

通販価格(90粒・15~30日分):1,440円(税別)
【口コミ】

  • 二日酔いからしばらく遠ざかってます。
    毎日、お酒を飲むので、一日2回3錠×2を摂取してます。 よく効くようで、二日酔いからしばらく遠ざかってます。

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  • これは間違いない!
    数年飲んでますが飲む前と比べて肝臓関係の数値がほぼ正常範囲内になりました。 ここ数年、スポーツやダイエットなどはほとんどしないという生活スタイルは変えず酒量はどんどん増えている。。なのに数値が正常値に入ってくるという事はこのサプリの効果としか思えません。 安いし、効果もある(自分は)のでずっと飲み続けるでしょうね。 ありがたや~

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 二日酔に非常によい、酒量が増えているが検査では正常値だという口コミですね。肝臓水解物やしじみエキス、オルニチンなどを始めとして肝臓の状態を良好に保ってくれる成分を多分に含んでいますので、しっかりとその効果が出ているのでしょう。

とくに肝臓水解物はレバーよりもペプチドやアミノ酸を多く含んでいますので、消化・吸収を促してくれ、ある程度飲む人でも安心することができますね。

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L-オルニチン

【特徴・効果】

毎日を元気に過ごしたい方に欠かせない健康サポートサプリメントです。健康維持はもちろん、燃焼をしっかりとサポートしてくれるオルニチンを主成分としており、健康的なダイエットの強い味方となってくれるでしょう。

比較的量も多いですから、食事と運動によるダイエットをこれから始めたいという方にはとくにおすすめです。

【成分】

L-オルニチン、結晶セルロース、ステアリン酸Ca、微粒酸化ケイ素、L-アルギニン、L-リジン

Source: 通販サイト原材料より

【価格・容量】

通販価格(270粒・約3ヶ月分):2,200円(税込)
【口コミ】

  • 含有量が多い
    以前は別のお店の似たような商品を使用していましたが こちらの方が含有量が多いと気付き乗り換えました。 飲酒後の体調も良いです。

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  • おすすめです。
    中年になり汗の臭いが変に気になっていましたが、オルニチンを飲むようになって数カ月で劇的に改善しました。体も軽くなり、運動しても付きにくかった筋肉が付いてきた気がします。夫婦で飲んでいますが必須サプリです。

    楽天レビュー

 口コミにもあるように健康のために飲む方が非常に多く、脂肪燃焼や代謝アップの効果を実感されています。また、このサプリメントは他のサプリメントに比べて含有量が多いのも特徴で、まとめ買いがしやすいのも嬉しいですね。極めてコストパフォーマンスが良好なサプリメントアイテムといえるでしょう。

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カルナ博士
オルニチンは非常に肝臓によい成分ではあるが、通常の食事ではなかなかとりにくいからのう。仕事が忙しい人は、こういったサプリメントを積極的に利用するのもひとつの手じゃろう。

【方法5】数値が上がる病気を治療

副作用に注意がいる薬での治療法

肝臓がんの治療

肝臓の疾患の中でももっとも重篤といえるのが肝臓がんです。多くの場合、肝炎から肝硬変、肝臓がんと進行していき発症しますが自覚症状が出にくいため、気づいた時にはもう手遅れという場合も多々あります。

この肝臓がんの治療に使用されるのが「抗がん剤」です。 抗がん剤による治療は、全身のがん細胞を攻撃・破壊し、体のどこにがん細胞があっても攻撃することができる全身療法です。飲み薬と点滴に2種類で行われ、ステージが軽い場合は局所療法もありますが、基本的には血液にのって全身をめぐる治療法となります。

しかし、抗がん剤による治療は、がん細胞の分裂を抑え増殖を阻害したり死滅させたりする作用を持つため、必然的に正常細胞も殺傷される可能性があります。毛母細胞や上皮細胞、造血細胞など全身のあらゆる箇所にダメージが及んでしまうのです。

個人差はありますが、脱毛、吐き気、嘔吐、食欲不振、感染症、口内炎などの副作用が起こる可能性が高いでしょう。なるべく使いたくない治療法ではありますが、現在他に有効な治療法が少ないためにやむなく使用されている印象を受けます。

慢性肝炎の治療

慢性肝炎とは、リンパ球などの炎症を引き起こす炎症細胞により肝臓の細胞が破壊され、肝臓内に炎症が6ヶ月以上発症している状態をいいます。慢性肝炎は倦怠感や疲れやすさ、食欲不振などがあらわれますが、自覚しにくい疾患ですので、そのまま気づかないうちに、肝硬変や肝臓がんにまで進行してしまう可能性もあるのです。

多くはウィルス感染によって起こり、中でもC型ウイルスから発症するC型肝炎(HCV)の場合がほとんどでしょう。C型肝炎は原因がウィルスですので、治療には抗ウィルス剤が使用されます。とくによく使用されるのが、リバビリンペグインターフェロンという薬でこの2つを併用して治療にあたるのです。

ただ、これらの薬は効果も強い反面、副作用も強く、とくにリバビリンは、発熱、悪寒、めまい、倦怠感などの症状とともに貧血などの血液障害を起こす可能性があります。心臓に負担がかかるため、心臓病などの人はとくに注意せねばならず、慎重な治療が必要となってくるでしょう。

重症なら手術も検討

肝臓の病気の治療はほとんどの場合、薬物治療や生活習慣の改善によって行われますが、肝硬変が肝臓がんまで進行したなら、手術が行われます。肝臓がんの場合、初期段階でも基本的に摘出手術を検討しなければなりません。手術をしてから術後の経過を見ながら、抗がん剤や放射線治療などを行って行くのが一般的でしょう。 

健康診断で肝臓の状態を把握しておき、γ-GTPの数値が高いなら改善するよう努力することで、未然に肝臓がんを防げますので、数値は注意深く見ておかなければなりません。


ひばり
解説してきたように肝臓がんになるのを未然に防ぐためには、γ-GTPの数値をしっかりと抑えることが大事です。健康診断で高い数値が出た場合は、生活習慣を見直し、必要ならサプリメントも導入して、健康維持に努めましょう!

できることから試して正常値まで下げる

肝臓の健康指針となるγ-GTPの紹介と、肝臓を労わり肝臓病を防ぐための方法を解説してきました。飲酒量コントロール、食事療法、運動法などγ-GTPの数値を正常値まで引き下げる方法はさまざまですが、いきなり生活習慣をがらりと変えるのは難しいですから、無理なくできる範囲からやっていくことが大切です。

少しずつでも継続していけば、最終的には健康な肝臓ライフを手に入れることができるでしょう。

参照リスト

NwetonDoctorーγ-GTP
鳥取県医師会ー【Ⅰ.健康セミナー】 2.健康診断でみつかる肝臓病とその対策
広島県国民健康保険団体連合会ー血糖値を下げるための食事アドバイスの方法

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