動悸とめまいがあると病気の疑い!原因を吐き気や頭痛の症状から絞れる?

動悸やめまいを原因が分からない、症状が軽いからと言って放置していませんか?でも実は脳・心臓・耳などの病気の初期症状の可能性もあります。あるいは精神的ストレスを抱えている可能性も。動悸やめまいの原因や、起こりえる病気について解説していきます。

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何科の病院ならこの症状を治せる?

動悸やめまいが起こってしまうと気分も悪くなるし、何より生活にも支障が出てしまいますよね。

特に仕事中に起こることが一番困ってしまう人は多く、この症状を治すために病院に行って検査をしても、掛かった科によっては「どこも悪くないです」と言われてしまったことがある人もいるのではないでしょうか?

一体どんな原因で動悸やめまいが起こっているのか、もしくは何かの病気の症状として出ているのかをこの記事で解説していきます。

現在動悸、めまいの症状でお困りの方は参考程度にご覧ください。

脳に原因がある場合

動悸やめまいの症状は、実は脳に原因があって発症している場合もあります。

脳に原因がある場合はすぐにでも検査を行ったうえで治療を行わなければ、大変危ない状態にある可能性がほとんどです。

頭がクラクラして昏睡する危険あり

めまいの症状は、体のバランス感覚を保つ部分に障害が発生することによっておこる症状です。

バランス感覚を保つ部分は、耳と脳に集中している為にめまいが起こったのであれば耳鼻科または、脳神経内科、外科を受診することをお勧めします。

脳が原因でめまいが起こる場合は特に危険です。

脳の血行不良などでめまいが生じているのであれば、脳梗塞や脳腫瘍の可能性があり、血管に異常がある場合は脳出血などの危険性もあります。

こうした脳による原因の場合はめまい以外にも手足のしびれ、ろれつが回らないなどの他の症状も出ていることが多いです。

めまい以外にも手足がしびれたり、ろれつが回りにくかったりなど、他にも気になることがある場合は、放置することでふらついてしまい昏睡する可能性もありますので、注意してください。

緊急性があるから早期に検査

脳が原因となれば、発見は早ければ早いほど後遺症も少なく済み、大きな手術も必要なくなります。

脳の検査の多くは頭部CTで細かな血管構造を調べたり、MRIなどでCTでは見つけられなかった脳梗塞などを見つける検査が主になります。

脳が原因のめまいなどはそのほとんどが脳梗塞、脳腫瘍などの初期症状として出ているものです。

早期に検査を行い、脳の傷病などが起こっていないかを確認しておく必要があります。

悪化していると手術も検討

早期に症状などが分かっていれば通院しながらの処置でなんとかなっても、見つかったのが遅く、症状が悪化している場合は手術も検討しなければなりません。

手術のほとんどは血管カテーテル手術など、カテーテルという細い管を使用しての手術になりますが、中には脳梗塞など脳などの状態によって頭蓋骨を切り取るなどの手術になる可能性もあります。

体の負担なども考えて、なるべく悪化しないうちにめまい等の症状が出た時点で脳神経内科にかかってみることをお勧めします。

脳神経内科であれば、脳について専門的に診た後に内科的に全体を診てもらうことができます。

心臓が原因で症状が出る場合

動悸やめまいは心臓が原因で症状が出ている場合もあります。

脳などに特に異常がない場合は心臓が原因の可能性がありますので、注意しておきましょう。

放っておくと不整脈で苦しい

心臓が原因で動悸やめまいが起こっている場合は、心臓のポンプの役割がきちんと行われておらず、体全体に血流や酸素が十分に行き渡っていない状態である可能性もあります。

動悸、めまいを放っておくという事は不整脈によって苦しい思いをすることと同じです。

また不整脈以外の心疾患の可能性もあります。

心臓のポンプとしての機能が破綻した状態で、突然死にもつながる心室細動や、心室から規則的な早いペースで興奮が発生して脈が速くなったり、心室細動に突如移行して突然死も起こりえる心室頻拍などの可能性もあります。

また、中には脈拍は他と比べると普通なのに症状が出なければ気づかれないQT延長症候群というのもあります。

ほとんどの症状には動悸やめまい、息切れが共通しており、心室細動やQT延長症候群には失神、失神発作なども入ります。

立ちくらみも起きるから検査が必要

動悸やめまいと一緒に、血液循環が正常に行われていないことで立ちくらみも起きることもあるのが心臓に異常がある場合の怖いところです。

立ちくらみというのは、長時間座っていたり、横になっていたりした後に急に立ち上がったり、起き上がったりすることで血液の量が脳にまで十分行き渡らず、血液量が不十分なために起こります。

しかし、心臓に異常がある場合はこれが心臓から全身へ送られる血液量に異常があるからこそ発生します。

このようにポンプ機能がきちんと働いていない場合は、心室細動などの心疾患の可能性が非常に高い状態にあります。

動悸、めまい、そして立ちくらみが起こった場合は放置することで心疾患が悪化して突然死など、取り返しのつかないことになる場合もあります。

治療は一筋縄ではいかない

心疾患の場合、脳疾患の治療とは違って治療が一筋縄では行かないことも多くあります。

大きく分けて薬物療法、カテーテル治療、外科治療の3つになりますが、薬物療法は他にも治療中の病気があるのであれば薬が幾らか制限されたり、変更されたりすることもありますし、体に合わない場合は副作用もあるでしょう。

また、食べ物や血圧に特に注意を払わなくてはいけなくなります。

次にカテーテル治療は血管内に細い管を通し、管を通じて不整脈を生じる心臓の弱い部分に電流を流して焼くというような治療法もあります。

しかし、それまでにいくつもの検査を行い、慎重に部位を特定して処置を行いますので、処置前の体への投薬や血圧などに注意を払うことは勿論、時間が多少かかってしまうのが難点です。

1度処置を行えば終わり、というわけではありませんから経過を診ながら継続して行わなければならない場合もあります。

最後に外科治療、これはそのまま手術と考えてもらえばいいでしょう。

他の2つと違い、体への直接の負担が大きく、入院するのはもちろん、検査などにも多く時間がかかってしまいます。

特に手術の場合は他の疾患による血圧の高さやアレルギーなども関係してくる場合がありますので、予定日に手術できないということもありますので、こちらも一筋縄ではいきません。

耳の異常が原因で症状が出る場合

めまいはバランス感覚を保つ機能のある、耳が原因で症状が出る場合もあります。

しかし、脳と違って耳の場合は耳独自の症状も一緒に出るため、それを参考にしてみるといいでしょう。

めまいや耳鳴りで特徴的な症状がある

耳の独自の症状として、めまいなどと一緒に耳鳴りなどが起こるというものがあります。

また、他にも突発性難聴やメニエール病などのように、突如耳が聞こえづらくなったり、耳閉塞や耳鳴りと言った症状と共にめまいを生じさせることもあります。

めまい自体はそれほどひどくなかったり、自分や周囲がグルグルと回転していると感じる回転性のめまいという特徴もありますので、他の脳疾患や心疾患と違って分かりやすい症状が多くあります。

薬を使って治療を開始

耳が原因の場合は、主に薬を使って治療を行います。

めまい止めの薬は漢方薬から錠剤まで数多くあり、特に種類が多いのはベタヒスチンメシルではないでしょうか?

種類が多い分、医師が処方することも少なくありません。

飲み合わせによっては漢方薬の五苓散などに変わる場合もありますが、こちらは症状などにもよります。

こうした医師が処方した薬を飲みながら、症状を改善していきますが、あまりにもひどい場合はステロイド剤を投与する場合もあるようです。

治療期間は処方した薬を飲み終わった後の医師の診断で決まります。

その薬が処方された分、飲み終わったら終了という短期間の方もいますし、まだ少し症状などがあったり、医師の診察によって炎症などが収まっていない場合は延長される場合もあります。

しかし、薬を飲み終わったからと言って終わりではなく、経過観察が必要であればきちんと受診をしましょう。

精神に問題があって症状が出る場合

めまいや動悸というのは、何も体に異常があるから症状が出るわけではありません。

精神的なストレスなどを多く抱えてしまっている人にも出るので、体が健康だからと安心してはいけないのです。

むしろ、精神的なものから症状が出るからこそ併発する症状も多くなってしまいます。

腹痛や立ちくらみ・しびれも起きる

精神的なものから出る症状というのは、多くが自律神経の乱れによって発生します。

中でも有名なのがうつ病と自律神経失調症でしょう。

うつ病や自律神経失調症の体の症状としては肩こり、頭痛、四肢関節、背中の痛み、発汗、便秘など多岐に渡り、他にも食欲不振、体が疲れているなどもあります。

こうした他の症状と共にめまいや動悸などが起こり、医療機関の検査などでは特に異常は見当たらなかったのであれば、こうした精神的なものから来ているのではないか、と疑ってみましょう。

ストレスを抱え込みやすい現代ではちょっとしたストレスがこうしたものを引き起こすこともあるのです。

ストレスを溜めすぎない内に医師に相談

ストレスは溜めてしまうほど、体に異常をきたしてしまう可能性が高まります。

女性であれば月経不順などのホルモンバランスを乱すこともありますし、不眠や食欲不振等は勿論、他にも身体的な異常を引き起こすこともあります。

こうしたストレスによる弊害の解決法は、我慢せず相談することです。

特にすでに幾らか症状が出始めている人は、すぐにでも医師に相談してみましょう。

投薬での症状軽減はもちろん、他にも気になることがあるのであればそちらの相談にも乗ってくれるはずです。

早めの対処、相談があなたの体を守ってくれます。

改善にはセルフケアが重要

ストレスを相談するのも改善方法の一つですが、特に重要なのは自分自身によるセルフケアです。

ストレスは職場や人間関係などから生じるだけではなく、様々な要因で生まれます。

日常生活が乱れてしまっただけで、自分では思っていなくとも体はストレスと判断し溜め込んでしまうことだってあります。

そのようなストレスをため込まないためには規則正しい生活が特に重要です。

そこにプラスして、入浴する際に半身浴を行って新陳代謝を高めたり、アロマオイルなどを入れることでリラックス効果を上げたりするのも良いでしょう。

疲れた体を労わる時間を作ることでセルフケアにも更なる効果が期待できます。

動悸やめまいが起きるその他の原因

動悸やめまいが起きるのはほとんどが何かの病気の初期症状ではありますが、それ以外にも起きる原因はあります。

ではどういったことが原因で動悸やめまいが起こるのでしょうか。

食後に息切れも起きる低血糖症

血糖の正常なコントロールができない状態の人や、正常な血糖値を越えて低い人に様々な症状を起こす低血糖症も動悸やめまいを引き起こすことがあります。

糖尿病の治療薬によるものだったり、空腹時のアルコール摂取などが外的要因として挙げられますが、他にも内的要因として胃の切除手術を受けた人や、胃下垂の人などがなりやすい反応性低血糖と呼ばれるものもあります。

こうした低血糖症の症状は空腹時に起きやすく、急激に血糖値が下がった場合は動悸の他にも手足の震えなどの自律神経症状が出てきます。

ゆるやかに血糖値が下がった場合は中枢神経症状が出やすく、ろれつが回らなかったり、頭痛や痙攣、昏睡などが起こります。

低血糖症の方は血糖値が下がるだけで、多くの症状に苛まれます。

血糖値を気にしながら、空腹時には飴を舐めるなど工夫し、なるべく症状を抑えられるようにしてみましょう。

妊娠や産後に貧血で症状が起きやすい

妊娠中や産後も、実はめまいなどの症状が起きやすいというのはご存知ですか?

妊娠中は、妊娠することで血液量は確かに増加しているのですが実は赤血球がそれほど増えていないということ、そして赤ちゃんが赤血球の原料である鉄分やタンパク質を母体から積極的に摂取してしまうことが挙げられます。

こうして鉄分が不足することで貧血が起こり、同時にめまいなどの症状も出てしまうのです。

しかし、赤ちゃんを出産した後、産後にはなぜ起こるのか。

この原因は出産で思った以上に出血があるということ、そして母乳が血液からできていることが挙げられます。

産後でも、出産による血液量の低下や、母乳による血液不足、そして赤ちゃん中心の生活による不眠症などから貧血、めまいなどが起きやすい状態になっているのです。

改善に漢方も使われる更年期

様々な症状に苛まれる病気として更年期も有名です。

これは閉経と共に女性ホルモンのバランスが崩れることで起きる病気ですが、身体的不調と精神的不調のどちらの症状も出て、めまいや動悸に悩まされる方も多くいます。

40代、50代の女性は閉経して、めまいや動悸以外にも精神的に不安になりやすかったりなどの症状もあるのであれば、更年期であることを疑ってみるのも良いでしょう。

更年期の治療には主に漢方が使われています。

漢方は対応できる症状が多く、また副作用も少なく飲みやすいというのが特徴です。

もちろん、漢方以外にも薬はありますが、更年期の症状緩和の処方薬は医師と相談して体にあったものを選びましょう。

症状が出た時の不安にQ&A

症状が出た時、不安になりますが実は貧血などの特に何でもないものから来たのではないかと放置してしまうこともあります。

そんなときの不安のQ&Aをこちらに纏めました。

病院にはすぐに行ったほうが良い?

脳や心臓が原因でめまいや動悸が起きている場合、受診を先延ばしにすればするほど、取り返しがつかなくなる危険性が高まります。

特に脳が原因によるめまいは、脳梗塞などの脳疾患の治療に匹敵しますので早ければ早いほど、治る見込みは高まるでしょう。

医療機関への受診は早めに行った方が良いです。

市販薬やサプリで症状は改善する?

かなり初期の症状かつ、原因に直結している市販薬やサプリメントを選ぶことで確かに改善は可能ですが、検査をきちんと受けていない以上間違っていた場合は取り返しのつかないことになります。

医療機関できちんと検査を受けて、原因を解明した後に処方薬を使う方が良いでしょう。

検査を受けても異常が見つからない

検査を医療機関で受けても異常が見つからない場合は、それが精神的なものの場合、そして受診した科とは別の科の検査でなければ見つからないという場合があります。

特にめまいの場合は耳鼻科に受診する方が多く、めまいの原因が分からないまま放置して内科を受診して検査をしたら実は脳が原因だった、ということもあるようです。

自分が受診した科ではなく、別の科の範囲が原因での症状という事もあり得ますので、十分に注意しましょう。

めまいがひどい場合は最初に脳神経内科にかかることをお勧めします。

そして精神的なものの場合は症状は確かに出ていても、検査などの数値としては現れにくいものがほとんどです。

そうした場合、精神科などに受診して見ないかぎり、どのような科に行っても分かりませんので、特に異常もないけれどめまいや動悸がする場合は精神科などにもかかってみるのも良いでしょう。

動悸とめまいは症状が軽い内に病院

動悸やめまいは、症状が出ることで他の重篤な病気を訴えていることも多くあります。

ちょっとめまいがした、ちょっと動悸が、などと言って放置せずに一度医療機関に受診して検査をしてもらいましょう。

症状が軽ければ軽いほど、病気の早期発見につながり、貴方の健康を守ります。

参照リンク

恩賜財団済生会ー動悸

国立循環器病センター 循環器病情報サービスー[30] めまいと循環器病

ベイサイドクリニックー知っ得情報 更年期障害(更年期症状)と漢方

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