「血中脂質が高い」意味するものは?脂質異常症の原因・予防&対策法

健康診断などで注意されてしまうことが多い血中脂質。身体に悪い状態なんだと思う反面、異常がないから放っておく方も多いそうです。しかし、血中脂質が高いまま放置しておくと、さまざまな合併症を引き起こし、大変なことになるかもしれませんよ?

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20代でも血中脂質が高い人が増加傾向!

血中脂質が高い。こういう症状が多いのは、年齢を重ねた世代に多いと思われています。ですが、ジャンクフードなどが定着している現代では、20代などの若い世代でも血中脂質が高い方が増えています。中には、血中脂質を下げるように改善を促されるケースも多いです。

ただ、血中脂質が高いからといって、身体に異常が現れることがないため、まだ若いからと対策をしない方もいるのです。しかし、その対応は本当に大丈夫でしょうか?

  • 若いのに血中脂質の高さを指摘された
  • 家族や知り合いに心臓などに大病を患っている方がいる
  • 効率的なダイエット方法が知りたい

これらの項目に1つでも当てはまる方は、血中脂質の基本から改善方法までをしっかりと自分のものにしてください。そして、血中脂質の改善は痩せることでも有るため、痩せやすく太りにくい生活を目指している方にも、役立つ情報が満載ですよ!


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まず知っておこう!「血中脂質とは」

健康診断で何かと問題視されてしまう血中脂質。ですが、単純に脂質と一括りにしてしまうと、どうして血中脂質が重要なのか分からなくなってしまいます。そこで、血中脂質といわれている物質の種類や役割について解説します。

血液中に含まれる脂質

血中脂質とは、血液中に含まれる脂質を表しています。ただし、脂質と行っても単に脂肪を表しているのではなく、実際にはいくつかの物質が合わせっています。中でも有名なのが、悪玉コレステロール善玉コレステロール中性脂肪(トリグリセライド)の3つの物質です。それでは、それぞれの物質の働きを表にしてまとめますので、一気に確認しましょう。

名称働き
悪玉コレステロール肝臓からコレステロールを取り出し、血液を使って身体の各部へ届ける。
善玉コレステロール血液中に残った、必要ないコレステレロールを回収し肝臓へ持っていく。
中性脂肪(トリグリセライド)ブドウ糖が不足した際にエネルギー源として使用される。

生きていくのに必要なもの

血中脂質に含まれる物質は、名前からして悪いイメージがあります。ですが、これらの物質は誰にでも血液中に含まれており、一つとして欠けてはいけない、生きていくうえで大切なものなのです。

一般的に、血中脂質が正常な場合はこれらの物質のバランスが取れている状態を指しています。悪玉コレステロールが多くても、それと同じ量の善玉コレステロールがあれば、不要なコレステロールが血液中に残ることはありません。

また、3つの物質のバランスは、常に一定のバランスを保つように身体が調整しています。しかし、日々の生活の中で特定の物質だけが増えてしまうと、調整機能が上手く稼働しなかったり調整が追いつかなくなったりすることで、バランスが大きく崩れてしまうのです。

ですので、悪玉だから減らさなきゃいけない、と思うのではなく、3つの物質がバランスよく血液の中に存在していることが、血中脂質の改善のゴールとなります。

血液検査で状態がわかる

血中脂質は生きていく限り必要不可欠なものですが、バランスが崩れているのかなどは、自分では知ることができません。そこで、健康診断などでは血液検査を行っているのです。では、血液検査の結果がどんな状態なら、アナタの血中脂質が正常なのでしょうか?

TC・TG・LDL/HDL-Cの数値に注目

自分の血中脂質を一目で分かるのは、血液中に含まれる物質の数値です。数値を見れば、アナタの血液の状態を簡単に把握することができます。ただ、略称や単語で記載されているため、パッと見ただけでは分かりにくいのも事実です。そこで、どんな名称が何の数値を表しているのかを覚えておきましょう。

  • TC:総コレステロールのこと。血液中に含まれるコレステロール(悪玉+善玉)の総量を表している。
  • TG:中性脂肪のこと。
  • LDL-C:LDLコレステロール=悪玉コレステロールのこと。
  • HDL-C:HDLコレステロール=善玉コレステロールのこと。

一般的に血液検査で調べられる項目は上記のようなものです。例えば、LDLの数値がHDLよりも上回っている場合は、悪玉コレステロールが善玉コレステロールよりも多い状態を表しています。つまり、血中脂質のバランスが崩れていることが分かります。

他にも、数値から基準よりも多いか少ないかを判断でき、それに伴い病気のリスクなども判断することができます。もちろん、自分で判断するよりも医師に説明してもらったほうが分かりやすいです。なので、検査結果だけを渡された場合などに自分で血中脂質を状況把握するために使用しましょう。

基準値

少し触れましたが、血中脂質のそれぞれの物質には基準値という目安の数値が決められています。ですので、それぞれの数値がどれくらい値なら正常なのか、気になる基準を見て見ましょう。

物質正常値(mg/dl)低域(mg/dl)と判定境界域(mg/dl)軽度高域(mg/dl)と判定高度高域(mg/dl)と判定
TC140~219
  • 129以下
  • 低コレステロール血症
220~239
  • 240~279
  • 中等度高コレステロール血症
  • 280以上
  • 高度高コレステロール血症
TG30~149
  • 29以下
  • 低中性脂肪血症
  • 150~299
  • 軽度高中性脂肪血症
  • 300~749
  • 中等度高中性脂肪血症
  • 750以上
  • 高度高中性脂肪血症
LDL-C60~119

120~139

  • 140以上
  • 高LDLレステロール血症、先天性の異常の疑い
HDL-C40~99
  • 19以下
  • 先天性異常の疑い
  • 20~39
  • 低HDLレステロール血症
  • 100以上
  • 高HDLレステロール血症、先天性の異常の疑い

TC、TGは数値の幅が広いため、数値の大きさによって細かく判定が分かれています。一方で、LDLやHDLは全体の幅が狭いため、意外とざっくりとした判断となっています。

注意しておきたいのが、どの物質も数値が高くても低くても、問題があると認識されている点です。特に、LDLやHDLは高すぎても低すぎても先天的な異常である疑いがあり、場合によっては治療が必要となることがあります。

ですので、血中脂質のそれぞれの物質の量や役割をしっかり把握しておき、きちんとした判断を自分でもできるようにしておきましょう。単純に減らせば健康になる、といったような間違った知識を信じてはいけません!

要再検査・精密検査なら病院へ

基準値などを見てしまうと、血液検査の結果を穴が空くほど見てしまうかもしれませんが、基本的に何らかの異常があれば医師などがきちんと知らせてくれます。ですので、常に細かく把握できるほど覚えておく必要はありません。

ただし、医師から知らせが来る場合は、きちんとした対策を行う必要がある場合です。そのため、医師から生活環境の改善などが知らせれている場合は、その知らせに従いましょう。

また、検査結果によっては、再検査や精密検査が必要となることがあります。この場合は、単に検査結果が悪いということだけでなく、検査そのものミスがあった可能性も考えられます。ですので、医師からの要請をスルーせずに、きちんと再検査や精密検査を受けましょう。

もし、会社内での健康診断で新たな検査が必要となった場合は、会社が費用の一部、または全額を負担してくれることがあります。費用の負担制度は、指定の医療機関のみでの診療が該当となる場合が多いですので、再検査などの前には上司や担当者にきちんと確認しておきましょう。

ただし、会社が健康診断以外の検査について費用を負担する義務はありません。ですので、必ず会社が費用負担を行うわけではありませんので、例え制度が無くても会社側が悪いとは言い切れません。あくまでも、会社ごとに決めることなので、アナタの会社に費用負担の制度があるのかをきちんと調べてから検査へ行きましょう。

脂質値に異常がある「脂質異常症」

血中脂質の数値に異常が現れると、脂質異常症という疾患が現れることがあります。脂質異常症は、異常な数値にとなった物質によって症状が3つに分かれ、大きなそれぞれに特徴があります。そこで、3つのパターンごとに、症状の違いや脂質異常症によりどんな病気を引き起こしてしまうのかなどを、一緒に確かめていきましょう!

高LDLコレステロール血症

1つ目の脂質異常症の症状が、高LDLコレステロール血症です。これは、3つの資質の打ちLDLコレステロール、いわゆる悪玉コレステロールの数値が高くなっているため起こる症状です。

日本動脈硬化学会の診断基準によると、140mg/dl以上の数値になる場合に、高LDLコレステロール血症だと診断されます。

高LDLコレステロール血症は、血液中の悪玉コレステロールが増えてしまうことで肝臓から中性脂肪をドンドン運び出してしまう状態を表しています。ですので、使われなかった中性脂肪が血管などに張り付いてしまい、血流を防いでしまうことが考えられています。

また、血流が塞がれたり、血液中の脂肪が血管を傷つけたりすることで、動脈硬化を引き起こす可能性が極めて高い症状だとも知られています。

高LDLコレステロール血症の場合、HDLコレステロールは正常値であっても絶対数が少ないため、HDLコレステロールの働きが追いつきません。なので、高LDLコレステロール血症の場合は、HDLコレステロールを増やすよりも、LDLコレステロールを減らす治療が行われるのが一般的です。

低HDLコレステロール血症

HDLコレステロールの数が減ってしまうことで起きる脂質異常症が低HDLコレステロール血症です。日本動脈硬化学会の基準によると、40mg/dl未満の場合に診断されています。

基本的なメカニズムなどは、高LDLコレステロール血症と変わりありません。血液中に含まれるHDLコレステロールが少なくなることで、相対的にLDLコレステロールが多くなってしまい、高LDLコレステロール血症と同じ状態になってしまうのです。ですので、動脈硬化に対するリスクなども変わず存在しています。

重要なポイントは、相対的にLDLコレステロールが増えてしまうことです。つまり、LDLコレステロールの数値が正常であっても、高LDLコレステロール血症と同じ症状を引き起こしてしまうのです。

低HDLコレステロール血症の場合の治療は、HDLコレステロールを増やす治療が行われています。なぜかというと、HDLコレステロールの数値が少なすぎることが原因なので、HDLコレステロールの量に合わせてしまうと、コレステロールの総量が非常に少なくなってしまうのです。

ですので、HDLコレステロールの量を増やすことで、2つのコレステロールの均衡を整える必要があるのです。

高中性脂肪血症

3つ目の脂質異常症のパターンは、中性脂肪が増えたことによって起こる高中性脂肪血症です。高中性脂肪血症は高脂血症とも呼ばれており、こちらの呼び方の方が馴染み深いかもしれません。高中性脂肪血症は、高LDLコレステロール血症や低HDLコレステロール血症が起きた結果引き起こされることがあるため、他の病気のリスクなどはほとんど同じである思って頂ければOKです。

高中性脂肪血症の原因として考えられることは、中性脂肪が消費しきれず蓄えてしまうだけでなく、よりたくさん作られてしまったため、血液中に残ってしまうことです。さらに、LDLコレステロールが増えることで、肝臓から中性脂肪を必要以上に引っ張り出してしまうことでも、血液中の中性脂肪の量が増えてしまいます。

また、日本動脈硬化学会の基準によると、中性脂肪が150mg/dl以上となっています。加えて、総コレステロールが220mg/dl以上であれば高脂血症と診断されています。ですので、高中性脂肪血症は中性脂肪の量にだけ注目されがちですが、2つのコレステロールの量も大きく関わっている総合的な脂質異常症ともいえるでしょう。

どんな症状があらわれるのでしょうか?

基本的に、脂質異常症で身体に不調が起こることはありません。また、動脈硬化についても分かりやすい体調不良は起こらないといわれています。ですので、血中脂質が高くなっても自分では判断できないことが多いのです。
そして、脂質異常症だと診断された場合に身体の不調が起きている場合、すでに合併症が起きている可能性がありますので、十分に注意してください。

脂質異常症はどうして怖いのでしょうか?

脂質異常症自体は、身体の不調を招くことはないため生活に支障をきたすことはあまりありません。ですが、脂質異常症は動脈硬化を引き起こし、動脈硬化がさらなる病気の原因となってしまうのです。
心臓にまつわる症状だと狭心症や心筋梗塞、脳にまつわるものだと脳梗塞や脳出血などを引き起こしてしまいます。そして、脂肪肝などから肝臓がんをも引き起こす可能性があるのです。
脂質異常症だけならば特に危険はありません。ですが、脂質異常症になるだけでこれらの病気を合併症として連鎖的に患ってしまう可能性が高いため、非常に危険な症状といわれています。

脂質異常症の主な3つの原因

脂質異常症になってしまうメカニズムは解説しましたが、そもそもどうしてコレステロールや中性脂肪が増えてしまうのでしょうか?ここからは、脂質異常症や血中脂質の数値が高くなる原因について考えていきましょう。

原発性:遺伝的な要因

脂質異常症が起こる原因には、大きく分けて3つの要因が考えられます。1つ目は、原発性と呼ばれる要因です。分かりやすい言葉に言い換えると遺伝です。生まれつき、LDLコレステロールが多かったり、HDLコレステロールが少なかったりするのです。

特に、遺伝によりLDLコレステロールが多い方を家族性高コレステロール血症と呼び、難病に指定されています。LDLコレステロールは通常働きを終えると細胞に取り込まれて破壊されます。ですが、家族性高コレステロール血症の場合は細胞や遺伝子に異常が起こりLDLコレステロール細胞に取り込まれずに、血液中に残ってしまうのです。

家族性高コレステロール血症は、両親が家族性高コレステロール血症や高コレステロール血症を患っている場合に遺伝されることがあります。特に、両親ともに患っている場合は家族性高コレステロール血症ホモ接合体と呼ばれる因子が遺伝され、より重い症状が起きやすいといわれています。

現在日本で家族性高コレステロール血症が発症している方は120人程度、割合にすると100万人に1人程度だそうです。しかし、実際には本人が気づいていなかったり、程度によっては検査などで分からなかったりするため、実際にはもっと多いそうです。

また、家族性高コレステロール血症は、10歳までいくつかの症状が現れることがあり、特に肘や膝などの皮膚に黄色腫と呼ばれる黄色い塊が見られることが多いといわれています。さらに、黒目のふちに白い輪が見えることもありますので、こうした特徴が現れている場合は、一度病院へ行ききちんと診てもらいましょう。

二次性:他の病気や薬の副作用

脂質異常症が起きる要因、2つ目は二次性と呼ばれる、他の病気や薬の副作用で起こる場合です。では、どのような病気や薬などが脂質異常症を引き起こすのか、表にして一気に見ていきましょう。

病名・薬種理由
甲状腺機能低下症栄養素をエネルギーに変換する甲状腺ホルモンが少なる。
→LDLコレステロールが細胞に取り込まれなくなり、高LDLコレステロール血症の原因となる。
肝臓病肝臓が上手く機能しなくなり、LDLコレステロールとHDLコレステロールの量を調整できなくなる。
→2つのコレステロールのバランスが崩れてしまい、LDLコレステロールが多くなりやすい。
腎臓病腎臓機能の低下により、タンパクが必要以上に尿に含まれ、体外へ排出されてしまう。
→肝臓がタンパクを増やすために、不足分を補うタンパクとしてコレステロール作られるようになる。
糖尿病血液中に大量の糖が含まれている状態。
→そのため、これらの糖が肝臓でコレステロールと脂肪に変換されることで、血中脂質が高くなる。
ネフローゼ症候群尿に多くのタンパクが含まれるようになり、血液中のタンパクが足りなくなる。
→タンパク不足を補うため、同じタンパクであるLDLコレステロールが活発に作られるようになる
ステロイドホルモン剤長期間摂取することが多く、脂質代謝に異常を起こしてしまう。
→LDLコレステロールや中性脂肪を増加させてしまう働きに繋がる
避妊薬長期間摂取することで肝臓機能を低下させてしまう
→副作用として、血液中のコレステロールや中性脂肪が増えることが確認されている。

普段生活している中では、どれも頻繁に当てはまるということは少ないかもしれません。ですが、他の病気の合併症として脂質異常症が起こり、さらなる合併症へと連鎖してしまうこともあります。

脂質異常症は、他の病気よりも起こりやすく、重症化しやすいいのだと認識しておくことが大切です。

生活習慣の乱れ

原発性、二次性といった要因よりも、脂質異常症を引き起こす原因となるのが、3つ目に紹介する生活習慣の乱れです。

  • 食事量が多く、食べ過ぎてしまうことが多い
  • 脂っこい食事やスイーツが大好きでよく食べる
  • 飲酒、喫煙は欠かさない
  • 運動する機会がほとんどない
  • すでに肥満になっている
  • ストレスを感じることが多い

これらは、誰もが経験したことあるような項目ですが、どれもが脂質異常症を引き起こす原因となってしまいます。食事量が多く、メニューが偏ってしまえば、摂取する脂質が多くなり中性脂肪へと変化しやすくなります。更に、アルコールやタバコは中性脂肪だけでなく、コレステロールを増加させることが分かっています。

そのため、脂質異常症の治療として、きちんとした食生活や運動を取り入れることが行われているのです。もし、上記の項目に思い当たることがある場合、今すぐにでも改善できるように行動しましょう!

①改善・予防のための運動療法

脂質異常症の原因となるのは、ほとんどの場合が生活習慣が乱れていることです。そこで、すぐにでも実践できる方法である、運動療法と食事方法に分けて紹介します。まずは、脂質異常症の改善予防の鉄板メニューとなっている運動療法です!

中性脂肪を減らす有酸素運動

脂質異常症となってしまうのは、多くが中性脂肪が多くなりすぎてしまうことです。そこで、中性脂肪を減らす有酸素運動が最適なのです。

有酸素運動を行うことで、脂肪がエネルギーとして消費され、中性脂肪そのものが減っていきます。さらに、HDLコレステロールが増えることで、相対的にLDLコレステロールの量が減り、より中性脂肪を減らしやすい身体へと変わることが期待できます。

中性脂肪を減らす有酸素運動としては、ウォーキングがオススメです。ウォーキングでは、歩いた距離よりも時間に重点を置き、1回あたり30分以上を目安に行うのが理想です。これは、エネルギーの消費のされ方に理由があり、最初は筋肉や血液に含まれるブドウ糖が消費され、その次に脂肪がエネルギーとして消費されます。ですので、脂肪が消費されるまでには20分程度の時間が必要なのです。

また、この30分以上というのは、合計でも良いということが分かっています。そのため、10分程度のウォーキングを何回も繰り返し行うことでも同様の効果が期待できます!

注意が必要なのが、張り切ってしまうことです。中性脂肪を減らすためにはなるべく毎日継続して運動することが必要です。初めに張り切りすぎて頑張ってしまうと、運動が苦痛になって挫折しやすくなってしまいます。

ですので、始めはゆっくりと楽しく歩くことを意識して、無理せずに行うことが大切です。

体重を減らそう

中性脂肪を減らすこと=体重を減らすことでもあります。そのため、一般的にダイエットで行われていることは、そのほとんどが中性脂肪を減らすことに役立ちます。

例えば、上記のような有酸素運動も当てはまりますし、筋肉を増やすトレーニングなども効果的です。さらに、脂っこい食事やスイーツを減らす、全体的に食事量を減らす食事制限を行うことも有効です。

また、体重が減ってくると、身体が軽くなったり筋力が上がることで、より疲れにくくなります。すると、有酸素運動なども続けやすくなり、より中性脂肪を減らすことに繋がります。

ただし、多くの方が実感しているように、体重は減らすよりも増やすことの方が簡単です。つまり、脂質異常症を防ぎ、中性脂肪を減らすためには、継続して体重を減らすこと、減らした体重を維持することが大切なのです。

一時的な減量や目標を達成したからといって、辞めてしまわないように十分に気をつけましょう。

②改善・予防のための食事療法(1800字)

血中脂質を改善・させるために有効な食事療法。特別に時間を割く必要がある運動療法とは違って、今までと同じスケジュールで行えるため、無理なく生活に取り組むことができます。そこで、血中脂質の改善に役立つ食材や栄養素などを詳しく説明します!

水溶性食物繊維をしっかり

腸内環境を整え、便秘などにも効果的な食物繊維。中でも、水に溶けやすい水溶性食物繊維は血中脂質の改善にも役立つことが知られています。

水溶性食物繊維は、水に溶けるとドロッ倒したゲル状になります。その後、胃に入った食物を包み込むようにして結合します。食物の外側を食物繊維が覆うことで、コレステロールや糖質が身体に吸収されにくくなるのです。つまり、コレステロールなどの吸収を減らすことで、肝臓が脂肪を作る以上に血中脂質が増えるのを防いでくれる働きがあります。

また、腸の中にあるコレステロールとくっつくことで、不要なコレステロールを体外に排出する働きも期待できます。さらに、糖分などが吸収されにくいため、血糖値の急上昇を防ぎ必要以上に空腹を感じるのを抑えてくれるのです。

水溶性食物繊維は、主にきのこ海藻に多く含まれており、ネバネバしているのが特徴です。そのため、なめこやめかぶなどの食材に多く含まれているので、毎朝の味噌汁の具材として活用するのがオススメです!

抗酸化物質を摂取

LDLコレステロールが増えることで、脂質異常症を引き起こし動脈硬化の原因となってしまいます。LDLコレステロールにはもう一つの姿があり、酸化LDLコレステロールと言われる物質が存在しています。実は、LDLコレステロールが酸化することで生まれたこの物質が、脂質異常症などを引き起こす本当の要因となっています。

そこで、体内の物質の酸化を防ぐ抗酸化作用のある物質を積極的に摂取することがポイントです。抗酸化作用は、酸化を防いでくれるだけでなく、酸化を引き起こす活性酸素の増加も防いでくれます。ですので、抗酸化物質をたくさん食べることで、より酸化が起きにくい体質になれる可能性があるのです。

抗酸化作用があるといわれているのは、ビタミンA、C、Eポリフェノールなどです。ビタミンAやEPAはは緑黄色野菜や魚に多く含まれており、ビタミンCはレモンなどの柑橘系のフルーツから摂取するのが効率的です。ポリフェノールはブドウなどに多く含まれているため、食後のデザートとして、ミカンなどと一緒に食べるのも良いかもしれません。

ただし、果物には果糖が多く含まれており、食べ過ぎると等の過剰摂取となり逆効果となりますので、食べる量には十分気をつけましょう!

糖質の食べすぎNG!低糖質のものを

血中脂質を改善するためには、糖質の食べ過ぎは厳禁です!実は、糖質には脂質の吸収を助ける働きがあります。つまり、糖質と脂質を一緒に食べてしまうと、より脂質を吸収してしまい、血中脂質が上がりやすくなってしまうのです。もともと糖質は脂肪へと変化する性質もありますので、ドーナツやケーキなど、油分の高いスーツは大敵となります。

また、エネルギーは糖質から作られたものから消費されていきます。体内に糖質が多く溜め込んでしまうと、糖質によるエネルギーが多くなってしまうため、脂肪が消費しにくくなってしまいます。ですので、糖質を押さえた食事が血中脂質を減らすためには必要なのです。甘い食べ物やジュースなどの甘い飲み物には要注意です!

ただし、糖質を押さえすぎることも新たな問題を生んでしまいます。糖分が不足すると、頭が働くなりボーっとすることや、最悪のケースでは死に至ることもあります。そのため、完全に糖質を摂取しないのではなく、糖質を減らした低糖質な食事を目指しましょう。

まずは、お米やパンを食べる量を今までの半分の量にすることから始めるのがオススメです。また、1日あたり体重×1g以内なら脂肪を増やしにくい、ともいわれていますので、過剰に糖質を減らしてしまわないようにしてください。)

油脂は動物性脂肪ではなくオメガ3脂肪酸を

食物から摂取する脂質は、そのまま脂肪として蓄えられてしまいます。かといって、全く脂質を摂らない食事は不健康ですし、そもそも不可能です。そこで、摂取する脂質の種類を意識的に変えてみましょう

脂質異常症の改善に役立つ脂質は、オメガ3脂肪酸という油脂です。オメガ3脂肪酸は、特に魚に含まれている油脂で、EPADHAが多く含まれていることが脂質異常症への対策として有効なのです。

EPAやDHAには、LDLコレステロールを減らしHDLコレステロールを増やす働きがあります。ですので、血中脂質をを減らしながら、中性脂肪がたまりにくくする働きが、改善にも予防も効果的なのです。

また、牛や豚などに含まれている油脂は、動物性脂肪といわれオメガ3脂肪酸とは反対にコレステロールや脂肪を増やしてしまうことがわかっています。そのため、お肉中心の生活から魚中心の食生活へ変えるだけで、脂質異常症の予防に繋がっているのです。

血液サラサラ!大豆製品

血中脂質を下げる働きがあるとして知られているのが大豆製品です。大豆に含まれる植物性タンパク質が、血液中のLDLコレステロールや中性脂肪を減らしてくれるのです。先程紹介した、EPAやDHAと同じ効果が期待できます。

また、大豆に含まれるレシチンには、血管内部に付着したLDLコレステロールを剥がしたり、中性脂肪の排泄を促す作用があります。さらに、動物性脂肪を控えるためには、牛肉などの摂取をしか得なければいけません。ですが、大豆に良質なタンパク質が多く含まれているため、お肉の代わりタンパク質を摂取することが可能です。

大豆製品の中でも、特に摂取したいのが納豆です。納豆に飲み含まれるナットウキナーゼには、コレステロール下げる効果だけでなく、血の塊である血栓を溶かしやすくする働きがあります。そのため、血中脂質によりドロドロ担ってしまった血液をサラサラにしてくれます!

コレステロールや中性脂肪を下げるだけでなく、血行改善を促すことで動脈効果などを防ぐ役割もあるため、毎朝の納豆は健康には欠かせないメニューといえるでしょう!

中性脂肪を減らすサプリでも

中性脂肪を減らすための食事は、すこし手間がかかるかもしれません。特に普段料理をしない方や、忙しいときにはじっくり食材まで選んでいる時間がないこともあります。そこで、手軽に栄養素が摂取できるオススメサプリを紹介します!

シボヘール

中性脂肪を落とすオススメサプリとして紹介するのは、株式会社ハーブ健康本舗からが販売されているシボヘールです。シボヘールを新規購入する場合、通常3,218円の商品が1袋のみ1,500円で購入できます。さらに、キャンペーンの時期によっては1,000円以下で購入できるため、手軽に始めやすいのも嬉しいサプリです。

シボヘールには、中性脂肪を減らす働きがあるイソフラボンが多く含まれています。シボヘールの目安となる摂取量は1日あたり4粒です。この4粒で、35mgのイソフラボンを摂取できるのです。これは、大体納豆1パック分のイソフラボンに該当しますので、納豆が苦手な方にもオススメですよ。

ただし、イボヘールに使用されているイソフラボンは葛の花から抽出したものなので、大豆由来のイソフラボンではありません。葛の花由来のイソフラボンには、肝臓が中性脂肪を作成するのを抑制することで、これ以上中性脂肪が増えるのを防いでくれることが期待できます。そして、脂肪を分解しエネルギーへと変換させるのを促進させ、エネルギーとなった中性脂肪を消費させることも促します。

つまり、シボヘールだけで中性脂肪を増やさないだけでなく、すでに蓄えてしまった中性脂肪を消費しやすくしてくれるのです。

  • お腹の脂肪を減らす為に購入しました。
    4/5
    1日4粒飲むだけとあったので、毎朝の食後に飲んでいましたが、結果は2ヶ月でウエスト周りが8cm減少、体脂肪率も5%減少、しかし体重の減少はまったくありませんでした。

    ダイエットカフェ

  • お通じがよくなり、体が軽くなりました。
    4/5
    体重にまだ変化はありませんが、3袋目、飲み始めます。 一度に4つぶずつ朝起きたら飲むことにしていますが、忘れてしまったときは、帰宅して寝る前に飲むようにしています。

    ダイエットカフェ

ただし、シボヘールには即効性が確認されていません。シボヘールの効果が実感できるのは、平均して3ヶ月後だといわれています。ですので、初めは効果が実感できにくいかもしれませんが、諦めずにまずは3ヶ月間飲み続けましょう。

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きなり

中性脂肪を下げる期待があるサプリ、続いてはさくらフォレスト株式会社から販売されているきなりです。通常1袋5,695円(税抜)で販売されているため、少し驚いてしまうかもしれません。ですが、初回のみ1,980円(税込)と、かなりお値打ちに購入することができますので、まずはお試しとして始めてみるのがオススメです。
きなりには、記事の中でも触れた、青魚に含まれるDHAEPAが多く含まれています。この2つの成分がもつ働きによって、LDLコレステロールを減らしHDLコレステロールを増やすことで、中性脂肪を減らしてくれるサポートしてくれます。

また、肝臓の脂肪合成を抑える働きがあるため、新たに中性脂肪が増えるのも抑制してくれるそうです。特に、DHAもEPAも普段私たちが食べている青魚に含まれているため、摂取しても害がなく安全な成分でもあります。ですので、血中脂質という健康のために摂取しても、新たな健康被害が現れにくいのもきなりの特徴です。

厚生労働省が推奨しているDHAとEPAの摂取量は1日1,000mgです。きなりにはは4粒あたりDHAが450.8mg、EPAが49mg、合わせて約500mg含まれていますので、たった4粒で一日の半分の量のDHAとEPAを摂取することが可能です!さらに、きなりの1日の摂取量は4~8粒が目安となっているため、8粒摂取すればきなりだけで1日あたりの摂取量を満たすこともできます。

青魚特有の成分と言っても、生臭いにおいを抑えているため、ほとんどの人がにおいを気にせずに摂取できるのも、細かいですが嬉しい特徴です。

  • これはすごい!
    5/5
    魚嫌いでずっとDHA.EPAは気になっていて、きなりは評価が高いので試してみたんですが。 体重は2週間で3キロ減。とくに実感したのがランニングと水泳。ダイエットで運動してるのですが、飲む前より走れる距離が長くなりました。次の日に疲れが残る事もなく。コレは続ける価値ありです!

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  • 一度飲むのをやめていましたが、また戻ってきました。
    5/5
    体重の変化をあまり気にせず飲んでいました。ただ、かたちのいい太くて長い便通が毎日あるのでそれだけでも体の悪いものが出てるなという感じです。あとは頭がよくなるというか、記憶をスッと引き出しやすくなります。

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ただし、きなりの原材料にはエビが含まれていますので、アレルギーがある方は摂取に注意が必要です。担当者に確認したところ、アレルギー反応が現れる方と現れない方がいるそうですが、いざという時のためにも十分に気をつけておきましょう

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お酒はほどほどに

血中脂質に大きな影響を与えてしまうのがお酒です。お酒、つまりアルコールは肝臓で分解されると、コレステロールと脂肪に分解されます。そのため、お酒を飲めば飲むほど血中脂質が高くなる危険性があるのです。

特に、摂取するアルコールが多くなるほど肝臓への負担が大きくなります。すると、適切に脂肪を作り出すことができなくなり、必要以上に脂肪を作り出してしまうこともあるそうです。そして、血中脂質が高くなるほど治療として禁酒が必要となりますので、まだ余裕がある内からお酒の飲み方には気をつけておきましょう。

また、お酒と同じように危険なのがタバコです。実は、喫煙をするだけでもコレステロールと中性脂肪を増やしてしまうことが分かっています。お酒は少量なら問題ないとされていますが、タバコに関しては良い影響を与えることはありません。

そのため、本気で血中脂質を改善したい場合は、必ず禁煙を行いましょう。少し強い言い方ですが、喫煙している限り血中脂質の改善はできないといっても過言ではありません。

③生活改善で下がらないなら薬物療法

運動や食事など、簡単なことでも血中脂質を下げることができます。しかし、体質や症状が進行してしまうと、生活改善だけでは血中脂質が下がらないこともあります。このような場合には、薬を使用した投薬療法が開始されます。では、薬物療法ではどのような薬が使われているのでしょうか?

コレステロール値を下げる薬

コレステロール値を下げるために一般的によく使用されているのが、HMG-CoA還元酵素阻害薬という薬です。実は、血中脂質が上がってしまう要因となるコレステロールは、大半が肝臓から作られています。そこで、この薬を服用して、肝臓がコレステロールを作るのを阻害します。

もう少し具体的に言うと、肝臓でLDLコレステロールが作られる時に必要になる酵素の働きを非常に抑制させるのがこの薬の特徴です。LDLコレステロールの生成量が極端に減ることで、各細胞がLDLを欲するため、自然と血液中に含まれたLDLコレステロールも下げることができます。

また、HMG-CoA還元酵素阻害薬には、抗酸化作用動脈硬化を安定させる作用が期待でき、心筋梗塞を予防する働きも注目されています。ですので、脂質異常症だけに効果を与えるだけでなく、その先の合併症も防ぐことで、血中脂質による危険性を大幅に減らす目的で使用されることが多いといわれている薬なのです。

中性脂肪を下げる薬

中性脂肪を下げる薬として使われる事が多いのが、ニコチン酸誘導体フィブラート系薬剤イコサペント酸エチルの3種類です。では、それぞれどのような働きがあるのか確かめていきましょう。

  • ニコチン酸誘導体:中性脂肪の分解を促し、HDLコレステロール増やすことで中性脂肪を抑制する。
  • フィブラート系薬剤:肝臓が中性脂肪を作成するのを抑制し、コレステロール排泄量を増やすため、中性脂肪だけでなくコレステロールの減少にも役立つ。
  • イコサペント酸エチル:中性脂肪を減らすだけでなく、血小板を固まりにくくすることで、血栓の予防や改善効果も見込める。

どれもさまざまな効果があるのですが、アナタの症状に応じて使用できる薬とできない薬に分けられています。例えば、ニコチン酸誘導体は妊婦や痛風の方には禁忌とされているため、絶対に処方されません。

また、コレステロール値を下げる薬もそうですが、調子が良いからとアナタが勝手に服用を辞めることは絶対にしてはいけません。アナタは良くなったと思っていても、症状が全く改善されていなかったり、急に辞めたことで新たな悪影響が現れてしまったりする可能性があります。

もちろん、早く効果を実感したいからと行って、独断で摂取量を増やすのも危険です。ですので、医師が決めた用法・用量を必ず守って服用してください!

ドロドロからサラサラの健康な血液に

血中脂質は検査をした時にしか分からず、身体に不調が現れません。ですので、重要な症状だという認識があまりなく、放っておいてしまうしまう方が多いのです。特に、若い世代は、まだ大丈夫、若いから平気、と根拠のない自信からあまり気にしない方もいます。

しかし、血中脂質は脂質異常症となり、動脈硬化を引き起こします。そして、動脈硬化が脳梗塞や狭心症、肝臓がんといった重篤な合併症を引き起こす可能性が高いのです。特に、これらの合併症が1つでも大変な治療が必要な症状で、2つ3つと重ねて患うこともあります。

ですので、若いから、不調がないからといって、対策をしないという方は非常に危険な状態に向かっていると、しっかり自覚しておきましょう。むしろ、身体に不調を感じた場合、すでに何かしらの合併症を引き起こしている可能性があります。

また、血中脂質を減らすための行動は、どれもが簡単に生活に組み込めるものばかりです。ですので、今日から少しずつ生活に取り入れて、これから何十年も続いていく人生を元気に楽しみましょう!

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参照リンク

(全国健康保険協会|脂質異常症って、どんな病気?)
(厚労省|脂質異常症(実践・応用))
(厚労省|脂質異常症)
(J.フロント健康保険組合|検診結果の見方)
(オムロン|脂質異常症改善)

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