夏バテで下痢が止まらない…知って得する対策方法を一挙公開!

夏バテと下痢は深く関連している場合があるようです。下痢を引き起こす急性胃腸炎や熱中症と言った病気の根本原因が夏バテだったということもありえます。どうすれば予防や対策ができるのかを深く探ってみたので参考にしてみてください。

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なんだかお腹がゴロゴロ。胃腸の調子も良くないような…

夏バテになると下痢が止まらなくなることはありませんか?どんな季節でも胃腸の健康は保ちたいもの。そのためにも、夏バテと胃腸の関係について知っておく必要があります。夏バテと下痢の関係について解説いたしますので参考にしてください。

そういえば知らないかも…どうして下痢になるの?

下痢は腸の働きに異常が起きることで発生すると考えられています。正常な腸ならばぜん動運動という運動も正常です。ぜん動運動とは内容物を肛門に向かって進ませる動きのこと。腸は内容物の水分を体内に吸収しています。ぜん動運動で腸を進み肛門から外へ出る頃には、適度な水分が含まれた大便になっているのが普通です。

しかし何かしらの原因でぜん動運動が過剰になる場合があり、内容物が通常よりも速く腸を通過してしまうと水分吸収が不十分となります。他にも細菌の毒やホルモンの影響、炎症が起きたことによって腸からの水分分泌が増えると言った理由で便が下痢や軟便になってしまうのです。

実は冬だけじゃない!暑い夏も下痢をしやすい季節だった!

冬という季節だけでなく暑い夏も下痢を発症しやすい季節と言われています。どうして夏に下痢をしやすいのか?夏バテとの関係は?その理由について解説致します。 

夏バテで自律神経のバランスが崩れて消化機能が弱ってしまう

自律神経は体のさまざまな器官をコントロールしており、その中に消化器も含まれています。夏バテになると自律神経のバランスが崩れてしまい、消化機能も不安定な状態になりやすいのです。自律神経が乱れるとコントロール下の腸のぜん動運動にもトラブルが生じ、腹痛も伴う慢性的な下痢や便秘と言った症状が出る過敏性腸症候群になることがあると考えられています。他にも暑さによって体力を消耗した結果、消化や吸収が悪くなり下痢が起きることもあるようです。 

冷たいものの摂りすぎで内臓が冷えて下痢に

夏場、アイスを食べすぎてお腹を下してしまったという話は聞いたことがありませんか?冷たい食べ物を食べると胃が刺激を受けて腸のぜん動運動が活発になりすぎてしまうことが。ぜん動運動が異常なほどに高まれば、内容物が腸の中を通常より速く進んでしまうので水分の吸収が不十分となり下痢につながると考えられています。 

もしかしてその下痢、夏バテじゃないかも!?

夏バテ以外の原因で下痢が引き起こされることもあります。その場合、生命にも関わるような症状や病気が関係している可能性もあるので慎重に見極めて適切な対処をしなければなりません。 

急激な吐き気や嘔吐がセットなら熱中症の初期症状かも

急激な吐き気や嘔吐が一緒に起こるようでしたら、熱中症の可能性があります。熱中症は汗を大量にかいて体内から水分や塩分、ミネラルが出すぎてしまうことで引き起こされるそうです。暑くなると自律神経が働き汗を出そうとします。その時、末梢血管が広がり血液が皮膚に流れて体温を下げようとするのです。汗は体の水分や塩分を材料にしており、汗が出れば必然的に体内の水分や塩分はどんどん無くなっていきます。そのまま不足した水分や塩分を補給しなければ皮膚に流れる血液の量も減ってしまい、同時に汗も少なくなっていくのです。

そうすると体温をコントロールすることができなくなり、体温が上昇して熱中症になると考えられています。体の水分や血液が減れば、臓器に必要な血流も不十分となるケースも。体内にこもった熱もプラスされることで臓器に負担がかかってしまい、その働きが弱くなることで、下痢が生じると言われています。 

胃痛+下痢なら急性胃腸炎かも

下痢だけではなく胃痛も生じるようでしたら、急性胃腸炎の可能性も疑ったほうが良いかもしれません。カフェインや香辛料や冷たい食べ物は刺激が強く、食べたり飲みすぎると胃の粘膜が傷ついてしまうそうです。食べ物だけではなく、ストレスによる胃酸過多や喫煙、ウイルス性胃炎でも粘膜がダメージを受け、そのことで胃の機能が低下する結果に。そのため食べたものが消化しきれず腸へ向かえばスムーズに消化や吸収できなくなりますから下痢につながる場合もあるのです。

急性胃炎はみぞおちの周辺がキリキリと痛むのが特徴で、症状が悪化すれば嘔吐や吐血も生じることがあるので注意してください。 

夏バテで免疫が下がって夏風邪をひいたかも

夏バテで免疫が下がると夏風邪をひく、いわゆる感染性腸炎になる可能性が高くなります。感染性胃腸炎は細菌やウイルス、寄生虫が感染することで引き起こされ、吐き気や嘔吐や下痢、腹痛と言った急性胃腸炎症状が見られるようです。時に咳や鼻水がある上気道炎症状が出ることも。下痢は水のような水様便で、血便が出るケースもあります。

感染性胃腸炎の場合、下痢や嘔吐が起きることで脱水になることもめずらしくありません。ご高齢の方や幼児の場合は自覚症状があまり出ないので特に注意が必要です。夏風邪の原因ウイルスで代表的なのが、エンテロウイルス・アデノウイルス・コクサッキーウイルスです。その中でもエンテロウイルスは腸管ウイルスと呼ばれ、腸管でも繁殖し、発熱や喉の痛み、腹痛や下痢を生じさせます。 

夏バテで免疫力が下がって食中毒になっているかも

細菌性胃腸炎は夏場の食中毒として知られています。細菌が感染することで下痢や血便、発熱や腹痛が生じ、高温多湿になる時期は特に注意しなければなりません。細菌性胃腸炎を引き起こす細菌が感染した食品を摂取すると、体内で細菌が増えて病原性を持ち食中毒になってしまうケース、食品の中で細菌が生み出した毒素を摂取するケース、摂取した細菌が消化管の中で増えて毒を生み出すケースがあるようです。

雨がよく降る時期から夏にかけて気温と湿度が上がるために細菌が繁殖しやすいと考えられています。食中毒を引き起こす原因の多くは腸炎ビブリオやサルモネラ属菌と言った細菌類だそうです。元気で健康な時には体に害を与える細菌が浸入して来ても胃液で殺菌されることもあるのですが、夏バテで免疫力が下がってしまうと退治できずに細菌性胃腸炎になる場合もあります。

同じ食べ物を食べたのに1人はピンピンとしており、もう一方は苦しんでいると言うのはこの免疫力の差が大きく影響しているようです。そのため日頃から、適度な運動をして体力をつける、ストレスを発散させることも夏バテに負けず食中毒を予防するポイントとなるでしょう。

腹痛+血便を伴う場合は病院を受診しよう

腹痛と血便を伴う場合は、とにかく病院を受診することが賢明です。赤色をした血便が出る場合には痔の可能性もあり、自覚しているならばあまり問題ではないかもしれません。しかし腹痛があって粘液が混じっている血便では、潰瘍性大腸炎や大腸がんの可能性も考えなければならないので特に気を付ける必要があります。

潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜に潰瘍やただれが生まれる炎症性の疾患であり、20代の若者に多く発症するだけではなく、再発もするやっかいな病気です。大腸がんは初期では自覚症状があまりなく、検査でなければ分からないことが少なくありません。進行をすると下痢や腹痛と言った便通異常が現れます。特に便が真っ黒なタール便の場合、出血量が多い可能性が高く、一刻も速く病院へ行くことをオススメします。

カルナ博士
ウイルス性だと白、黄疸では緑と、他の症状や病気でもいつもとは違う色の便が出るので注意が必要じゃ。


ひばり
食べた物で便の色が変わることもあるのですが、心当たりがなければ医師にきちんと相談してください。

夏バテの下痢を治すための対策

夏バテで下痢になったら治すために自分で何かできることはあると思いますか?基本的には病院へ行って医師に診てもらうのが一番ですが、応急処置や予防法について知っておいて損はありませんのでご紹介します。 

水分をこまめに補給 

気温が暑い夏場では良く汗をかくのですが、そのまま水分を補給しなければ脱水症状になるので注意しなければなりません。一番良いのはのどが乾いてから水分補給をするのではなく、乾いてしまう前に飲むことをオススメします。ただ、飲み物ならば何でも良いというわけでもなく、利尿作用のあるコーヒーやお茶は飲まないようにし、経口補水液や、塩分やミネラル分が含まれたスポーツドリンクが良いでしょう。

経口補水液は医学的な知見により成分を配合設計された飲み物なので、熱中症や脱水対策には最適です。塩分や糖分が必要量含まれているだけではなく、水分や塩分の吸収にも良いので、体液バランスを維持するサポートをしてくれるので脱水予防や対策に役立ってくれるでしょう。

食事は無理をせずに胃腸を休めてあげられるものに

夏バテで下痢になっているなら、胃腸を休めるような食事を心がけてください。揚げ物や香辛料が効いたもの、冷たい食べ物は刺激物となります。胃腸を刺激することで、症状を悪化させる可能性があるので注意しましょう。

基本は栄養バランスの良い食事をすることであり、同時に食べやすくて消化に良いものを食べるようにしてください。

カルナ博士
消化に良い食べ物は胃に留まる時間が少ないんじゃ。だから胃腸の負担を軽減できるぞい。

ひばり
夏バテで下痢になったときに食べたい胃腸に優しい料理のレシピをご紹介しますので参考にしてみてください。

卵と豆腐の簡単スープ 

材料 (一人分)

  • 豆腐(半丁)
  • 青ネギ(2本ぐらい)
  • 卵(1個)
  • お水(適量)
  • 白だし(適量)

作り方

  1. 豆腐は食べやすく切りましょう。一つ口サイズだと食べやすいです。青ネギはお好みで適当に切ってOK
  2. お鍋に水と白だしを入れ、切った豆腐とネギも一緒に入れてひと煮立ち。
  3. 最後はといた卵を入れてかき混ぜるだけで、できあがりです。

 胃腸に優しいのはもちろん、とても簡単な所が非常に良いです。一人暮らしで料理をあまり作ったことがない人でも材料があれば簡単にできます。白だしが効いてとても上品で優しい味がお腹に染み渡ります。

とろろのみそ汁

材料(4人分)

  • 長いも (200g)
  • のり  1/2枚(お好みで)
  • みつば (6本) 
  •  水  3カップ 
  • だしの素  (小さじ山盛り1
  • みそ (大さじ2・1/2)

作り方

  1. 長いもの皮をむいてすりおろしてください。のりは2~3センチぐらいの長さで千切りに。みつばは2センチほどの長さに切りましょう。
  2. 鍋に水3カップとだしの素小さじ山盛り1を入れ、味噌を溶いてひと煮立ちします。
  3. といたお味噌をお椀に入れ、すっておいた長芋やのり、みつばを乗せてできあがりです。

とろろのおみそ汁も夏バテ時にごくごく飲めて胃腸に優しい料理です。長芋に含まれているムチンは粘膜を潤し保護してくれる成分と言われています。肝臓や腎臓にも良く消化をうながしますし、他にもカリウムやビタミンB1、食物繊維、消化酵素のアミラーゼが豊富です。下痢や夏バテ対策にぴったりでしょう。

腸内フローラを整える

腸内には多くの細菌が活動しており、その光景が植物の群生に良く似ているので英語で花畑を意味するフローラとかけあわせ、腸内フローラと呼ばれているそうです。腸内の細菌を大きく分けると、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3つに分けることができます。

腸内フローラを整えたいなら善玉菌を多くするのがポイント。悪玉菌のほうが多い腸内フローラは、心身の健康を維持するのがむずかしくなるからです。善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7が理想のバランスと考えられています。善玉菌を増やしたければ日常からストレスには注意してください。ストレスを受けると便の排泄が停滞し、悪玉菌が生み出す有害物質を体の外へ追い出すことがむずかしくなるため腸内フローラが悪化する可能性が。規則正しい生活と、リラックス、ストレス解消法を見つけておくと良いでしょう。


食べ物に気を遣うのも善玉菌を増やすコツです。善玉菌と言えば乳酸菌やビフィズス菌や酪酸菌が一般的にも知られていますよね。乳酸菌が含まれた食べ物を摂取することで、腸内フローラを整えることができるのです。他にも善玉菌を増やしたいなら、エサになるものを摂取すれば良いでしょう。例えばオリゴ糖や一部の食物繊維、グルコン酸は、善玉菌のエネルギー源となるので積極的に摂り入れるようにしてください。乳酸菌が含まれている、乳酸菌のエサになる栄養分が含まれた食べ物を紹介します。

乳酸菌が含まれている・乳酸菌のエサとなる食べ物

乳酸菌が含まれた食べ物ヨーグルト・チーズ・   ぬか漬け・ 納豆・乳酸菌飲料など
乳酸菌のエサになる栄養素が含まれた食べ物玉ねぎ・ゴボウ・しいたけ・トウモロコシ・さつまいも・海藻類・バナナ・はちみつ・ワインなど

漢方薬で弱っている胃腸を回復

漢方薬は東洋医学であり、西洋医学とはまた違う体系や考え方で構築されていますが、病院でも処方されることが多くなったのが漢方です。漢方薬にも胃腸の回復が期待できるものがありますので、利用してみてはいかがでしょうか。利用する際には、副作用のことも考えて、医師や薬剤師に相談することをオススメします。


六君子湯

包装:24包(12日分)

希望小売価格:4,000円(本体価格)+税


胃腸が弱っているなと感じたら、漢方薬を利用しても良いでしょう。六君子湯は食欲不振や胃もたれや胃痛、嘔吐や消化不良に良いと言われる漢方薬。人参・半夏・茯苓・朮・陳皮・甘草と言った消化器系の機能を高める生薬が含まれているのが特徴です。

ツムラ漢方六君子湯公式サイト

胃苓湯

36錠/成人1日の服用量12錠(1錠400mg)

希望小売価格:933円+税


胃苓湯は腹痛や急性胃炎、冷え腹に効果があると言われる漢方の胃腸薬です。漢方の古典とも言われる中国の医書でも紹介されているぐらい古くから使われています。胃のもたれや消化不良に使われる平胃散、喉の渇き、むくみ、吐き気、尿量が少ない際に使われる五苓散という処方を組み合わせたものです。 

クラシエ漢方胃苓湯公式サイト

ずっと続くなら一度病院を受診しよう

下痢になったら下痢止めを使えば良いと考える人もいるかもしれません。しかし下痢の原因によってはそれが命取りになる可能性があるのでくれぐれも注意してください。感染性の下痢の場合、有害となっている菌や有害な物質を外へ出さなければならなず、そのために下痢が生じているからです。下痢止めを使うことで有害物質が外へ出ていかず症状が重篤化する可能性が指摘されていますので気を付けてください。

もし激しい下痢、腹痛、血便や水様便となったならばまずは病院へいくことが大切なのです。 

下痢は侮れない!しっかり&早めの対策を!

夏バテの下痢は生命をもおびやかす恐ろしいものだと理解することが大切です。そのためには適切な対策や予防法を知っておきましょう。知っているのと、知らないのとでは、対処にも大きく違いが出て来ます。そして下痢がひどいなら早急に病院へ行くことで早めに対処でき健康維持ができるでしょう。


参照リンク

東海大学医学部専門診療学系(夏バテに良い漢方)

堀之内病院(食中毒)

東京メディカルクリニック

クラシエ



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