健康になるための禁煙で咳が?長引くようなら病気の疑い

禁煙したのに咳が止まらないと不安になりませんか?健康維持のために禁煙をしたのは良いのに咳が出て止まらないなんて理不尽です。咳が止まらない原因の裏に病気が隠れている可能性も。禁煙で咳が出るのはなぜかその原因を知って適切な対処をしましょう。

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禁煙では健康的にならない!?

禁煙は本当に辛いものです。止めようと思っても止められない人はたくさん居ますが、一大決心をして本気でタバコを吸うのを一切やめたのに、なぜか咳が出て止まらなくなったり体調が悪くなることがあります。「禁煙を始めたのに体調が悪くなったら意味が無いじゃないか」とまたタバコを吸いはじめたら、いつまで経っても止めることはできないでしょう。禁煙によって体調がおかしくなるのは悪いことではなく、実は良い方向に進んでいるサインという考え方もあるのです。

咳はタバコの離脱症状

禁煙後に見られる咳は良くあることです。これは生まれた痰を除去するため、肺の能力が強くなったことで起こる一時的な反応と考えられています。気道の繊毛が回復していることも示していますから、過剰に心配する必要もなくむしろ体調が良くなっているのだと落ち着いて対処をしてください。

咳が出る仕組み

咳は外部から体内へ侵入して来るホコリや煙や風邪のウイルスを気道から追い出すために、体が反応して出て来るものです。体の中に異物が浸入すると、咽頭や気管、気管支、気道の粘膜にある咳受容体というセンサーが察知します。その情報が脳に存在する咳中枢に伝達されると、呼吸を行う筋肉である横隔膜や女骨膜に対し、「咳を出して異物を追い出せ」という司令が伝わって咳を生じさせるのです。このシステムは、咳反射と呼ばれています。

咳が止まる期間

禁煙をして咳が出るのは珍しいことではないと理解しても、やはり止まらなければめんどうですし、「もしかたら変な病気かもしれない」と心配になるのは当然です。禁煙の離脱症状か、他の原因か判断する目安となるのが、どれぐらいの期間、咳が続いているのかチェックしてください。

絶対とは言い切れないのですが、目安として早い場合3日程度、長期では1ヶ月ぐらいで咳が止まったら離脱症状の可能性があります。禁煙をはじめて咳が出るピークはだいたい3~4日ぐらいと考えられているのですが、一般的に1週間ほど経過すればある程度は軽くなり、2~3週間ぐらいで治まることが多いようです。禁煙をしてすぐは咳が出ても当然で、いずれは治まると考えていればムダに心配せず咳の期間を乗り越えることができるでしょう。

咳を止めたい

禁煙の離脱症状の場合、体が健康を取り戻しているサインと考えて無理に止めないようにしましょう。それでも止めたければ、飲み物を飲むことで症状を緩やかにすることはできます。コーヒー等に含まれているカフェインは気管支を広げるので咳を緩和できる可能性があります。逆に飲んではいけない飲み物がウーロン茶や牛乳です。ウーロン茶は喉の脂を奪うので咳が出やすい状態となり、牛乳は痰がからみやすくなるので、止めたいなら飲まないほうが無難でしょう。

咳が止まらないなら病気の可能性

禁煙の離脱症状によって引き起こされる咳症状は多くの場合、1ヶ月も2ヶ月も続くものではないようです。しかし咳がなかなか治まらない原因に、タバコだけではなく病気が隠されている場合もあるので、油断せず落ち着いて判断してください。

一年以上続くこともある「咳喘息」

咳喘息と言う病気があります。咳が慢性的に続く気管支の病気であり、気道が狭くなることでさまざまな刺激に対し敏感になっている状態なので炎症や咳が出てしまいます。咳喘息は1ヶ月以上空咳が続くのですが、ひどい状態では一年経過してもなかなか治らないこともあるようです。一般的な喘息のように、ゼイゼイとかヒューヒューと言う特徴的な喘鳴症状や呼吸困難はなく、発熱や痰が出るような症状もあまり無いようです。

夜明けから明け方に咳が出ることが多く、寒暖差や喫煙でも咳が出やすくなり、喉がイガイガしたり長く話をしたあと喉が妙に乾いたり枯れたり、咳がひどくなると胸の痛みや嘔吐や失神が見られることもあります。原因として考えられるのは、たばこの受動喫煙やストレス、飲酒やハウスダストや寒暖差が代表的なものでしょう。


咳喘息の検査では痰が調べられます。咳喘息になると痰の中に好酸球という白血球の一種が増えるようなので、好酸球の数を調べたり血液検査、ハウスダスト、カビやダニに対してのアレルギー反応があるかないかを調べる検査が行われるのです。

咳喘息の治療は気管支を拡張させる気管支拡張薬が使われるようですが、もしそれで咳がある程度治まれば吸入ステロイド薬が使用されることもあります。咳喘息は症状が良くなっても一時的に過ぎない場合もありますから、治療を止めた途端、再発の可能性があるので数カ月は治療が行わなければならないようです。

痰がでる「COPD」

COPDという病気は「Chronic Obstructive Pulmonary Disease(慢性閉塞性肺疾患)」のことで、英語名の頭文字を取ってCOPDと呼ばれています。タバコなど有害物質を吸うことで肺に慢性的な炎症が起き呼吸困難が起きるような病気です。慢性的な咳や痰が続くことも特徴で、肺の過膨張や胸郭が前後にふくれることもあり、症状が進むと体重の減少も見られるようです。しかしCOPDで注意したいのは、症状は重症レベルまで進行しないと表面に出てこないと考えられており、そのため症状が出て来ることは肺がかなり弱っていることのサインとも言われています。さらに合併症では心不全や骨粗鬆症、筋力低下や消化性潰瘍、うつ状態も見られるので油断はできません。


COPDの原因はタバコが多いと考えられています。喫煙者の15~20%で発症すると言われ、COPDになった患者の中では90%の人に喫煙歴が見られという調査結果もあるようです。タバコ以外の要因として遺伝的要因も指摘されています。α1-アンチトリプシン欠損症という遺伝性疾患があり、この病気を患っている人がタバコを吸うと肺胞の破壊、肺機能の低下する速度が増えるそうです。他には大気汚染も原因の一つで、PM2.5はCOPDだけではなく喘息を発症する原因としても考えられています。

COPDの診断は呼吸機能検査、高分解能CT検査が有効と言われているようです。呼吸機能検査は、息を吸う、吐くという動作から肺活量などを調べる検査。高分解能CT検査はもっと詳細に気管支の状態を調べる時に行われ、肺胞がどれぐらい壊れているか早期の気腫病変の発見に役立っています。

治療法で有効と考えられているのが禁煙であり、COPDの進行を遅らせる対策として有効であり、呼吸困難がある場合には、薬物療法も行われるようです。予防接種や呼吸リハビリテーション、在宅酸素療法、α1-アンチトリプシン欠損症が原因の場合では、肺移植が行われることもあると言われます。

「肺がん」の初期症状で咳

肺は呼吸で吸い込んだ空気から酸素を取り込み、体内の二酸化炭素を出し口から吐き出すという役割があり、生物にとって生命を維持するため非常に重要な臓器です。肺胞という小さな袋が集まり、まるでスポンジを思わせる構造になっているのが特徴です。肺がんは肺の気管、気管支や肺胞の一部の細胞が何かの理由でガン化したものと考えられており、進行すればガンが周囲の組織を破壊しながら増えて血液やリンパに流れていきます。

肺がんで良く見られる症状は、咳や呼吸困難、体重の減少、胸の痛みや血痰のようです。しかし初期の肺ガンでは、症状があまり見られないと言われており、あったとしても風邪やタバコを吸ったからと勘違いされることが少なくありません。


肺がんは肺の細胞にある遺伝子に傷がつくことで生じると言われていますが、どうしてダメージを受けるのかについて大きな原因として喫煙や受動喫、アルミニウムやヒ素、アスベストの影響が考えられているのです。肺がんの診断方法は一般的な肺の検診でも使われているレントゲンが知られています。他にも痰にがん細胞が混ざっていないか調べる喀痰細胞診、がんが作り出す特殊な物質を血液中から測定する腫瘍マーカー、レントゲン検査、それを発展させたCT検査、口や鼻から内視鏡を挿入し、気管や気管支の状態を観察して組織や細胞を採取する気管支鏡検査、皮膚切開を行い手術器具を入れる胸腔鏡検査や、レントゲンやCTで確認しながら皮膚を通して病変に細い針を刺し組織を採取する経皮肺生検などがあるようです。 

チャンピックの副作用でも咳

禁煙の薬であるチャンピックスは副作用に注意してください。全身に赤みを帯びたまだら状の皮疹や水ぶくれや高熱と言った激しい全身症状を伴う、スティーブンス・ジョンソン症候群、血管浮腫、めまいや眠気、意識を失う、意識レベルが低下する意識障害、肝機能障害や黄疸が出る可能性が指摘されています。他にも頭痛や上腹部痛、便秘やおなかのはり、不眠や普段と異なる夢を見ることが副作用としてあるようです。

一般的に薬による副作用の原因ですが、薬は複数の作用があるために治療目的とは違う効果が出ることがあり、他にも体内で薬が代謝される物質によって副作用が引き起こされるケースが考えられています。

他の離脱症状の対策

禁煙の離脱症状が起きたら適切に対策をしたほうが良いでしょう。下記で紹介する症状が出た時に行いたい対策がありますので、ぜひ参考にしてみてください。

体がだるい場合

禁煙の離脱症状では体の妙なだるさも出るようです。その際は軽く運動をする、睡眠を取ることでリフレッシュできるでしょう。他にも熱いシャワーを浴びる乾布摩擦で頭をしゃっきりさせるのも対策につながるでしょう。

集中力が低下している場合

集中力が低下することもよくあります。禁煙後の2~3日は離脱症状が強いので、ついついイライラして集中力が切れることが多くなるようです。そんな状態では作業も手がつかないので、仕事を減らす、気分転換のためにストレッチをするような工夫をしてみてください。

ストレスが溜まっている場合

たばこを吸いたくてたまらなくストレスが溜まっているなら、まずは深呼吸をする、水分を取る、気をまぎらわすため自分なりのリラックス方法を見つけることが大切です。例えばたばこを忘れるぐらい趣味に没頭するのも悪い方法ではないでしょう。

カルナ博士
わしなんてストレスが溜まったら、友達と一緒にカラオケへ行って演歌を歌い上げてるぞい。 
ひばり
そうそう、博士みたいに歌は下手でも、ストレスを解消する自分なりの方法を見つけておけば良いんだよね。自分がすっきりしてタバコを吸いたい気持ちが紛れる方法であれば何でも良いのです。


頭痛が酷い場合

禁煙をするとそれまで普通だったことから、違う状況に変わり、その変化により脳が緊張して頭痛が生じるという説があります。つまり禁煙という状況が自覚なく緊張を生み出しているので、なるべく体も気持ちもリラックスする自分なりの方法を見つけてください。

カルナ博士
頭痛がひどくなったら、もう強引に眠ってしまうという方法もあるぞい。
ひばり
博士みたいに頭痛でも眠れる人は良いけどさー。リラックスしたいなら、ゆったりとした音楽を聞いてみるのも良いかもしれません。緑いっぱいの所で森林浴もオススメです。


便秘・おならがある場合

離脱作用として便秘やおならが増えるというケースもあるようです。人前でおならが出すぎてしまうのは少し恥ずかしいものですよね。便秘が肌荒れにつながることもあるので、整腸作用を良くし便秘対策が期待できるサプリメントを摂り入れてみてはいかがでしょうか。

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タバコを吸いたくなった場合

タバコを吸いたくなったらとにかく深呼吸をしてください。もし口が寂しいのでしたら水を飲んだり、低カロリーのガムを噛む、飴を舐める、歯を磨いたり、環境を変える、たばこのことが気にならないよう手を動かして作業をすれば気を紛らわせられるでしょう。

禁煙を成功させるための3つのコツ

禁煙を成功させるため3つのコツをみなさまに伝授します。簡単にできるものばかりなのでぜひとも実践してください。

禁煙を始めることを周りに宣言

禁煙を成功させたいなら周りに宣言するのも良い方法です。「禁煙をする」と言ったのに三日坊主で終わったら、宣言した手前ちょっとかっこ悪いなと感じる人は多いでしょう。家族や恋人や友達や知り合いが禁煙を応援してくれる、励ましてもらえますから、禁煙に対するモチベーションが上がって続けられる可能性が高くなります。

カルナ博士
確かにみんなの前で宣言してもうたら、引くに引けなくなるの~。
ひばり
そうなのよ、博士。禁煙って自分自身との戦い。最初は「一本ぐらい」と言ってると、ついつい甘えてしまっていつのまにかまたヘビースモーカーに戻るってことも多いから、博士みたいな自分に甘い人には良い作戦なんだよ。

自分の行動の記録をつける

自分がタバコを吸っているのを客観視することも禁煙を成功へ導くためには大切です。タバコを吸っている人は吸っていることが当たり前であり、まさに習慣となっているのですがこの状態を客観視し、自分がどれだけ喫煙をしているかを知ってください。

吸った時間や吸っている時の気分、どんな状況で吸っていたか、なぜ吸いたくなったのか、たいして吸いたいと思っていなかったのに吸ってしまったのはどうしてか、記録に残して後でチェックすればタバコを吸いたい自分の状態を客観視できるのです。そうすることで「ムダに吸っている自分」を見つけられるかもしれません。そうすれば吸いたくなっても「ムダに吸うのは良くない」と我慢するきっかけとなるのです。

失敗してもあきらめない

失敗してもあきらめる必要はありません。禁煙グッズや医薬品を販売しているメーカーの調査では禁煙に成功した人でも、3回か4回は失敗しているという報告もあるのです。一度の失敗はしかたないという軽い気持ちで禁煙をしてみてください。禁煙を成功させる一番のコツは、気持ちで自分自身に負けないことであり、失敗してもあきらめないという強い信念を持つことです。

咳に負けないで禁煙を続けよう

禁煙をすると、禁断の離脱症状で咳が出るだけではなく他にもさまざまな症状が引き起こされます。たばこを吸いたいという欲求も非常に強く何度もくじけそうになるかもしれませんが、一般的にその欲求も数分経てばだんだんと弱くなっていくことが多いようです。気を付けたいのは、禁煙をしてから何ヶ月も咳が続くこと。もしかしたら禁煙の離脱症状ではなく、他の原因、例えば病気も考えられるので、その場合は早めに専門医へ相談することをオススメします。


参照リンク

公益財産法人 喫煙化学研究財団|喫煙と呼吸器疾患

医療法人 勝又病院|咳喘息(せきぜんそく)とはどういう病気でしょうか

MSDマニュアル家庭版|慢性閉塞性肺疾患

MSDマニュアル家庭版|肺癌

厚生労働省|禁煙支援マニュアル(第二版)


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