急に起きるめまいでも慌てない!!5つの対処法で症状に備える

めまいを急に感じたらどんな行動をとりますか?大小ありますが多くの方が経験しているめまいという症状。ただのめまいと思われがちですが、急に襲ってくるめまいは転倒などの二次的被害を引き起こす危険なものです。慌てずに対処する方法を学びましょう

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急に頭を動かすと危険​​

​めまいはは急に襲ってくるものです。その症状も様々で強いものだと吐き気を感じてしまうこともありますし、めまいを感じている時間も短かったり長かったりと様々です。そんなめまいに対してどのような対策をとればいいのでしょう?めまいの原因をさぐり回避する方法を探し出しましょう。そして急なめまいを感じた時、二次的な被害を防ぐためにどうしたらいいのかを学んでおきましょう。

めまいとはどんな症状?​

めまいの感じ方は3種類

めまいの感じ方には3種類あります。それぞれ原因となってくる場所も変わってくるようです。

回転性のめまい

​回転性のめまいを感じたときは、主に三半規管(さんはんきかん)に原因があるといわれています。脳の場合もあるようです。三半規管とは耳の内部にありリンパ液で満たされていて、動くことでリンパ液が動き方向性を感じるのです。

なにかしらの原因でリンパ液が増えるとリンパ液が勝手に動いてしまい、ぐるぐると回転するめまいを感じます。回転性めまいは、メニエール病や前庭神経炎などでも起こります。

浮動性​のめまい

​浮動性のめまいを感じたときは、主に脳幹や小脳に原因があるといわれています。脳幹とは、脳の一番下にあるもので平衡感覚を司る場所です。また小脳とは大脳の後ろにあるもので同じように平衡感覚などをコントロールする働きを持っています。

この脳幹機能が低下したり小脳機能の低下で、ふわふわしたような浮いているようなふらつきを伴なうめまいを感じるます。ことがあります。また自律機能の調節を行う総合中枢​である視床下部が、脳幹から脊髄へ連絡し自律神経に指令をあたえています。そのため自律神経失調症やうつ病でも浮動性のめまいの症状が出るようです。

眼前暗黒感

​眼前暗黒感は目の前が急に真っ暗になるもので、立ちくらみ(起立性低血圧​)もその一つです。その原因は主に脳と言われています。脳が虚血状態になることで起こります。脳に血液が行き届かず目の前が一瞬真っ暗になってしまうのです。

​回転性めまい​​浮動性めまい​​​​​眼前暗黒感​​
​症状​​グルグルまわる​​ふわふわとしてふらつく​​​目の前が真っ黒になる​
​原因箇所​​​三半規管
 脳​
​​脳幹
小脳​​
​​脳​
​伴なう症状​​耳鳴り
吐き気など​
​吐​き気
動悸
ろれつが回らない
高血圧や低血圧​など​
失神​​

めまいが起こりやすい状況​

​何もしていなくても急にめまいを感じることがありますが、めまいを感じやすい状況は一体どんな時なのでしょうか?

  • ​過労
  • 睡眠不足
  • 職場や家庭のストレス
  • 急に立ち上がる
  • 更年期障害​
  • 春先や秋口などの季節の変わり目​
  • 低血圧、貧血、アレルギー体質​
  • 暴飲暴食
  • 喫煙​
  • 低血圧症​や高血圧症​など

このような状況がめまいを引き起こす背景因子になっているようです。状況を放置したまま過ごすことで病気へとつながっていくことも少なくありません。

急なめまいの5つの対処​

楽な姿勢で安静にする​

​めまいを感じたときに動くのは大変危険です。めまいは体勢によってもその程度が変わるのでまずは動かずに楽な姿勢で安静にしましょう。​ベルトやネクタイ等体をしめているものは緩めて、テレビなどの音を消し可能であればカーテンを閉めるなど光や音からの刺激もシャットアウトしたほうがいいでしょう。

カルナ博士
わしも時々めまいを感じる時があるぞ、外出時などは困るもんじゃ
ひばり
博士は生活習慣を見直すべきです!運転中や外でめまいを感じた場合は時に危険です。速やかに安静に出来る場所を確保する事が大切です。

外でめまいを感じたとき 

​めまいを感じたときに乗り物に乗っていた場合、めまいが増強​しやすくなります。バスや電車の場合は次の駅でいったん降りてベンチなどの安全な場所で休みましょう。運転中は速やかに路肩によせ車を停車しましょう。

歩行中はいったん座り込み、症状が落ち着いたら日陰などに移動するようにします。横断歩道や踏切などはまわりの人に助けを求め安全な場所に移動するようにするといいでしょう。

ツボを押してリラックス​

​症状が落ち着いたら自分でツボを押しリラックスするといいでしょう。

東洋医学のツボと西洋医学のトリガーポイント​

東洋医学のツボは、経絡(けいらく)という気が流れる道の上にある反応点をさします。ツボを刺激することで経絡の気の流れがよくなり、内臓の働きが良くなります。そして自然治癒力が向上する仕組みです。


一方西洋医学のトリガーポイントは、神経や血管などが密集している場所​をさします。神経が密集している場所​を刺激し痛みを抑える​、血流を良くする、筋肉の緊張をとるなどの効果が期待できます。

ひばり
東洋医学のツボと西洋医学のトリガーポイントは約70%が一致しているんです

めまいに効くツボ 

1.翳風​(えいふう)​と風池​(ふうち)

翳風​の場所は、耳の後ろにある出っ張った骨と耳たぶの間のくぼんだ場所です。風池​の場所は、耳の後ろの骨と首中心との中間の場所です。髪の生え際あたりにあり少しくぼんでいます。指をチョキの形にして人指し指を「風池」中指を「翳風」におき円を描くように刺激しましょう

2.中渚​(ちゅうしょ)​

中渚​は​薬指と小指の付け根から手首に向かって薬指の骨をたどったあたり、第三関節を乗り越えた場所にあります。

3.太衝​(たいしょう)

太衝は足の甲にあるツボです。場所は第一、第二中足骨の接合部の前です。足の甲の部分、親指の爪の脇(人差し指側)から、親指の骨に沿って足首の方へなぞっていくと指が止まる場所があります。そこが親指と人差し指の骨が接合​する太衝​の場所です。ストレス、前頭部痛にも効くツボと言われています。

ツボの押し方

​指の腹を使い(主に親指)刺激を感じるくらいの強めに押します。息を吐きながら3秒~5秒押し、吸いながら力をぬきます。左右対称のツボは同時に均等に押す​と効果的です。

寝返り運動で耳石を処理​

めまいには「耳石(じせき)」というものが大きくかかわっています。

耳石とは

耳石(じせき)はあまり聞きならない言葉ですが、実は皆が持っている耳の中の石なのです。耳石器(じせきき)は三半規管のとなりにあり、​皿のような土台の上に数万個の耳石が並んでいるのです。耳石によって速度や傾きを感じることができるのですが、何かしらの原因で耳石土台から剥がれ落ちてしまうことで三半規管に入り、耳石がころがることで​平衡感覚がおかしくなってしまいます。​​

カルナ博士
めまいの4割、5割が耳石によるものだと言われておるんじゃ

寝返り運動の方法

​耳石を溜めないようにする運動を紹介します。

  1. ​仰向けに寝ます
  2. 右側を向いて10秒静止​します
  3. 再び仰向けに寝て10秒静止​します​
  4. 左側を向いて10秒静止​します
  5. 再び仰向けに寝て10秒静止​します​
  6. 10往復行います​

生活習慣変えてめまいを回避​

​めまいを引き起こす状況をよく見てみると、そこにはストレスや生活習慣の乱れが大きくかかわっているようです。めまいは脳卒中​からくるものなどの病的なもののありますが、一番多い原因と言われているのは自律神経からくるめまいと言われています。その原因こそ、睡眠不足やストレス、環境の変化や過労バランスの悪い食生活なのです。

めまい予防の生活習慣

  • 過労を避ける
  • 毎日決まった時間に食事を摂る
  • 就寝、起床時間を一定にする
  • 十分な睡眠をとる
  • ストレスを発散する
  • リラックスする時間を作る
  • 適度に運動する
  • 塩分や水分を過剰摂取しない
  • バランスのとれた食事をする
  • 禁煙する

​めまいは生活のリズムを整え、自己管理をしっかり行うことで改善されるケースが多いと言われています。

めまいの特徴と他の症状分析​

めまいが少々厄介な所は、その原因が特定しにくいということです。めまい自体が​​個人的な感覚によるものが大きく、その原因となる疾患は多岐に渡るのです。めまいというと耳鼻科​を受診される方が多いですが、内臓疾患が疑われる場合は内科​、心因性の場合は心療内科​、そして神経内科​の場合もあるのです。

めまいの感じ方だけでは判断が難しく、様々な検査を受けることになりますが、その際にめまいと共に現れる吐き気や頭痛などの症状も、原因特定の鍵​となるのです。

ひばり
めまいの感じ方は人それぞれですが、危険なめまいというものがあります。下記の症状を感じた場合は速やかに医師の診察を受けましょう

危険なめまいの条件

  • 意識が朦朧としたりなくなる
  • 激しくめまいを感じる
  • ろれつが回らない
  • 体にしびれをかんじる
  • ものが二重三重にみえる

病気原因でめまいの可能性あり​ 

耳の病気でめまい​​

​耳の病気で感じるめまいは「耳鳴り」「難聴」「耳閉塞感」を感じやすいものです。

メニエール病​

強い回転性のめまいを感じ、めまい自体は数時間続くことあります。原因は内耳リンパの異常​で、内リンパの増加などが考えられるようです。また。40歳以降の壮年に発症しやすいと言われています。難聴や耳鳴りを繰り返し​ます。

良性発作性頭位めまい症​

急に上を向いたりした時​に、急激に回転性の激しいめまいが起こる​もので、頭の外傷を受けたこののある人や慢性的な中耳炎の人が起こりやすいと言われています。耳石が本来の位置から外れ​ることが原因とされています。吐き気を伴うことがありますが、難聴や耳鳴り等の聴覚の症状は起こりません。​

突発性難聴​

聴神経に炎症がおきることで軽いめまいを感じます。とつぜん強い難聴がおこり、耳鳴りをともなうこともあります。

聴神経腫瘍​

聴神経に良性の腫瘍ができる病気です。めまいは軽いものですが腫瘍が大い場合は脳の組織を圧迫し顔面神経麻痺​をおこす場合もあり、小脳が圧迫されると歩行がふらつくこともあります。手術で取り除くことになります。

前庭神経炎​

かぜの症状から1~2週間後に、とつぜん回転性のめまいを感じます。強いめまいを感じて動くこともままならなくなりますが、2~3週間ほどで自然に治ると言われています。現在はっきりと解明されていませんが、アレルギー反応が関係しているのではないかと言われています。

​病名​めまいの度合い​併発する主な症状
​メニエール病​強い回転性のめまい​​​難聴や耳鳴り​
​良性発作性頭位めまい症​​急激に回転性の激しいめまい​​​吐き気​
​突発性難聴​​​軽いめまい​​耳鳴り​
​聴神経腫瘍​​​軽いめまい​​顔面神経麻痺​
歩行がふらつく​
​前庭神経炎​​​強い回転性のめまい​吐き気

神経の病気でめまい

脳卒中(脳梗塞、脳出血)

脳卒中(脳梗塞、脳出血)で平衡感覚のどこかが傷つけられるとめまいを感じます。めまいは30分~3時間ほど続きます。めまいの度合いは脳梗塞、脳出血​の場所によって違ってきます。脳幹では強い回転性のめまいを感じ、大脳皮質周辺では軽度のめまい​となります。麻痺や言語障害、意識障害など​を伴います。

脳梗塞​→心臓にできた栓子が脳の血管をふさぐ​こと。脳出血​→​脳内部の動脈が切れ出血すること​。

椎骨脳底動脈循環不全

椎骨動脈は大動脈から脳(脳幹や小脳)へ血流を送る場所であり脳底動脈です​。この血管の血流が滞りめまいをおこします。​めまいは20~30秒でおさま​ります。急に後ろをふりむいたり、上や下を見たりすることで血液循環がさまたげられるのが原因です。椎骨動脈が細い人や老化で頸椎が、動脈を圧排している人がおこりやすいと言われています。嘔吐​や上肢のしびれや四肢末端の知覚障害を伴う場合もあります。

てんかん

てんかんは発作を繰り返す脳の病気のことで、てんかんが原因のめまいの場合、耳鳴りを伴ない、揺れるようなめまいが15秒ほど​継続します。手のふるえや全身けいれんを起こすこともあるようです。

​​病名​​​めまいの度合い​​併発する主な症状​
​脳卒中(脳梗塞、脳出血)​​強い回転性のめまい​
軽度のめまい​
​麻痺
言語障害
意識障害​
​椎骨脳底動脈循環不全​​短い回転性めまい​​上肢のしびれ
四肢末端の知覚障害​
嘔吐​
​てんかん​​揺れるようなめまい​​耳鳴り​

循環器の病気でめまい​

起立性低血圧​(脳貧血)

起立性低血圧は、座った状態から急に立ちあがったりしたときにクラクラとする回転性めまいを感じるもので、最高血圧が20mmHg以上低下するものを言います。​顔が蒼白になったり、冷や汗や時には倒れることあります。またふらつきや動悸、眼前暗黒感を感じることもあるようです。立っている状態で血液が重力によって下肢へと溜り、心臓へ戻ることができずに血液量が減って動脈圧が低下することが原因です。

貧血​

血液中のヘモグロビンは酸素を運ぶ働きをします。しかしヘモグロビン量が減ってしまう(7g/dl程度まで低下する)​と体内で酸素不足が発生し、低酸素状態となってしまいます。動悸や息切れ、耳鳴りそして顔が蒼白、​眼前暗黒感​になったりします。主な原因は鉄分不足や出血ですが、造血細胞機能の低下などが原因の場合もあるようです。

低血糖​

糖尿病の方がなりやすい低血糖は通常、血糖値が50mg/dL以下(正常幅は、70〜120mg/dL​)になることを言いますが、正常な人でも低い血糖値を示すことがあり、実際にはいくつ以下から低血糖というように断言はできないようです。血糖値が急激に下がる時は自律神経症状、緩やかに下がる時は中枢神経症状が強く出るようです。

自律神経症状 ​

  • ​発汗
  • 空腹感
  • 動悸
  • 震え
  • 不安感
  • 口唇乾燥など​

中枢神経症状 

  • ​意識の混乱
  • 頭痛
  • めまい
  • 疲労感
  • ろれつが回らない
  • ものが二重、三重に見える
  • けいれん
  • 昏睡など
カルナ博士
中枢神経症状は、自律神経症状よりもさらに血糖値が下がった状態と言われ、危険な症状が現れるケースも多々あるんじゃ。
​病名​​​​​めまいの度合い​​​​併発する主な症状​​
​起立性低血圧​(脳貧血)​​クラクラとする回転性めまい​
眼前暗黒感​
​​顔面蒼白
冷や汗
ふらつき
動悸​
​貧血​​​回転性めまい​​
眼前暗黒感​
​顔面蒼白
息切れ
耳鳴り
動悸​​
​低血糖​​回転性めまい​​​​
​眼前暗黒感​
発汗
空腹感
動悸
意識の混乱
ろれつが回らないなど

心の病気でめまい​

うつ病​

うつは高齢者が陥りやすい心因性めまいと言われています。しかし就職や引越し、進級や転向、別れなどの環境変化から生じる「反応性うつ状態」は高齢者に限らず多くの人が抱えるストレスが原因となっています。うつ病からくるめまいは、原因を特定されにくいと言われています。ふらふらする感覚の​浮動性めまい​を感じ、倦怠感や意欲の低下、睡眠障害、食欲不振など身体的な不調を感じるケースもあります。

過換気症候群​(不安障害)

過換気症候群などの不安障害は過呼吸によって酸素血症になることが大きな原因で、過度な緊張が平衡感覚を乱すとも言われています。パニック障害なども不安障害​の一つです。若年層に多く発症し、ふわふわするような浮動性めまい​を感じ、動悸や息切れ、吐き気や発汗を伴うケースもあります。

​​病名​​​​​​​めまいの度合い​​​​併発する主な症状​​​
​うつ病​​ふらふらする感覚の​浮動性めまい​​倦怠感
意欲の低下
睡眠障害
食欲不振​
​過換気症候群​(不安障害)​​ふわふわするような浮動性めまい​​動悸
息切れ
吐き気
発汗​

めまいが落ち着いたら早めの検査​

めまいの原因は特定されにくいものがほとんどです。めまいを感じたとき、多くの人は「貧血」だと決めつける傾向にあるようです。しかしめまいには貧血以外にも多くの原因が潜んでいるのです。容易に自己判断せずに、めまいの症状が落ち着いたら早めに検査を受けるようにしましょう。検査は時間をかけて色々な角度からおこなうことをオススメします。

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