はしかの症状って?間違えやすい5つの病気との違いも知ろう!

はしかの症状を知っていますか?病名は知っていてもどのような病気か知らない…と言う人もいるのではないでしょうか。今回ははしかの原因や症状、適切な対処方法についてご紹介します。いざという時に焦らないように、しっかり確認しておきましょう!

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高熱に発疹…もしかして「はしか」になっちゃった?

高熱が出て発疹が出た…突然そんな症状が出ると不安になりますよね。高熱に発疹を伴う病気はたくさんありますが、中でも有名な病気のひとつが「はしか」です。病名を聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。今回ははしかの豆知識や、正しい対処方法についてご紹介します。子供にもよく見られるはしか、いざという時に焦らないように一緒に勉強していきましょう。

はしかってどんな病気?

子供にもよく見られるはしか、そもそもどのような病気なのでしょうか?

麻疹ウイルスによる感染が原因

はしかは麻疹ウイルスが原因で起こる感染症です。麻疹(ましん)と呼ばれることもあります。ウイルスに感染後10~12日間程度の潜伏期間を経て発病し、高熱やかゆみを伴う発疹、咳や鼻水などの症状が現れます。時には重症化し、入院治療が必要になる場合もあるので注意が必要です。日本では1978年からはしかの予防接種が開始され、現在はMRワクチン(はしかと風疹の混合ワクチン)が行われています。

子供の病気というイメージがあるかも知れませんが、じつは大人でもかかる可能性がある病気です。今でも局地的に流行することがあります。特に予防接種を打っていない人は注意しましょう。

感染力が非常に強い

はしかは感染力がとても強い病気です。特に小さい子供の場合は抵抗力も弱いため、ほぼ100%発症するとも言われています。

はしかウイルスはとても小さいため、目には見えません。そのため空気中にウイルスが漂っている場合があります。このウイルスを吸い込むことで感染する可能性があります。この感染経路を空気感染と言います。

さらに感染した人の唾液や鼻水の中にも、はしかウイルスはたくさん存在しています。くしゃみや咳をすることでウイルスがばらまかれ、そのウイルスを吸い込むことで感染する場合もあります。これを飛沫感染と言います。

また、手についたウイルスが体に入ることで起こる場合もあります。ウイルスが付いた物などに触ることで手にウイルスが付着します。さらにウイルスが付着した手で鼻や口を触ることで体の中に入り、感染してしまうのです。この感染経路は接触感染と呼ばれています。

はしかウイルスには潜伏期間があるので、感染してもすぐに症状は出ません。感染後10~12日後に症状が現れると言われています。

はしかの感染経路

  • 空気感染…空気中に漂うウイルスを吸って感染。
  • 飛沫感染…くしゃみや咳で感染。
  • 接触感染…手についたウイルスが口や鼻に入って感染。

特効薬がない

はしかには特別な治療法や薬はありません。基本的には対症療法が中心となります。症状に合わせて解熱剤や咳止め、痰を出しやすくする薬などが処方される程度です。脱水症状を起こしている場合は、水分補給の点滴を行う場合もあります。

また、はしかと同時に細菌に感染している場合もあります。その場合は抗生物質が処方されることが多いです。医師の指示通りしっかりと服用しましょう。

かかるのは一度だけ

以前ははしかに一度かかると終生免疫(2度と同じ病気にかからない強い免疫のこと)が付くと言われていました。しかし最近では、はしかの免疫は終生免疫ではなく数十年経過すると効果が弱くなる、と言われるようになりました。実際にワクチンを打っていたにもかかわらず感染してしまったケースが増えているようです。一度かかったから、予防接種を打ったから…と安心するのは禁物です。

予防接種がある

はしかの予防するためには、予防接種を打つことが大切です。はしかの予防接種は1978年から開始され、現在も定期接種に指定されています。2006年からは、はしかと風疹の混合ワクチンであるMRワクチンが使用されるようになりました。1歳から接種することができるので、初めての誕生日を迎えたらできるだけ早く打つようにしましょう。

また、先ほど説明したようにはしかの免疫は数十年で効果が弱くなります。そのため子供のころに1回しか予防接種を受けていない大人の場合、はしかの免疫が低下している可能性があるのです。MRワクチンは子供だけでなく大人にも安心して使うことができるワクチンです。ぜひもう一度接種することをおすすめします。

自分にどれくらいはしかの免疫があるか確認したい場合は、病院で抗体価検査をしてもらうといいでしょう。少量の採血のみで行うことができるので、身体への負担もほとんどありません。十分な免疫がないと判断された場合は、できるだけ早く予防接種を行うことをおすすめします。

妊娠中にかかると流産や早産の危険性

妊婦さんがはしかにかかると、流産や早産の可能性が高くなる場合があると言われています。はしかに感染した妊婦さんの約30%に流産や早産が起こる、というデータもあります。

また、出産直前や直後に妊婦さんがはしかにかかってしまうと、お腹の赤ちゃんに感染してしまう場合もあります。

妊娠中はマスクや手洗い、人込みを避けるなどできるだけ感染しないように気を付けて生活することが大切です。また、妊娠を希望する場合はあらかじめ抗体価検査を受け、予防接種を打っておくと安心でしょう。ただし予防接種後2カ月は避妊が必要なので注意してくださいね。

幼児と大人は重症化することも

一般的には10日程度で治癒することが多いはしかですが、まれに重症化し肺炎や脳炎などの合併症を発症する場合があります。時には合併症が原因で亡くなることもある、とても恐ろしい症状です。特に重症化しやすいのが5歳未満の幼児と大人、といわれています。

はしかにかかると高熱が出るため体力を消耗しやすく、抵抗力も低下してしまいます。くれぐれも無理はし過ぎないよう、安静に過ごすようにしましょう。なかなか症状が良くならない場合は、できるだけ早く病院を受診することをおすすめします。

保育園や学校は出席停止期間がある

はしかは感染症なので、他の園児や生徒に移す可能性があります。そのため症状が治まるまでは出席することができません。解熱して3日経てば出席することができます。念のため主治医にいつから出席可能か確認してみるといいでしょう。

また、はしかは学校保健法という法律で指定された感染症のひとつです。そのため、はしかに感染して欠席した場合でも、欠席扱いにはなりません。

はしかに見られる症状

ここでは具体的なはしかの症状について解説していきます。はしかは完治までに時間がかかる病気で、時期によってさまざまな症状が現れます。


カルナ博士
はしかには10~12日程度の潜伏期間があるんじゃったな。症状が現れるのはそれからじゃ。忘れたころに現れるから注意が必要じゃな。

前駆期

前駆期ははしかの症状が現れる時期で、症状が出始めてから3~4日続きますカタル期と呼ばれることもあります。

ウイルスに感染後10~12日程度経過した後、突然37~38度前後の熱が出ます。熱と同時に咳や鼻水、くしゃみなどのまるで風邪のような症状も現れます。また、目が充血したり目やにが出たりといった結膜炎の症状が出る場合も多いです。発熱から数日経つと、口の中や頬っぺたの内側に、コプリック斑と呼ばれる白っぽい斑点が現れます。コプリック斑ははしか特有の症状で、診断に役立つ情報のひとつです。症状が出始めてから3~4日経つと、いったん熱が下がります。

発疹期

発疹期は、全身に発疹が出始める時期で4~5日続きます

前駆期から3~4日経つと一度熱は下がりますが、翌日からまた上がり始めます。最初に発熱した時よりも高熱になる場合が多いです。時には40度まで上昇する場合もあります。再度熱が上がり始めると同時に発疹が出始めます。発疹は首の後ろや頬っぺたから出始めることが多く、次第に胸や背中、手足に広がっていきます。出始めの発疹は赤い小さなブツブツですが、時間の経過とともに発疹同士がくっついてしまい、大きな斑点や網目状になります。色も少し暗い赤色に変化していきます。見た目はとてもかゆそうに見えるのですが、かゆみが出ないことも特徴のひとつです。それ以外にも咳がひどくなったり、下痢をしたりする場合もあります。

回復期

回復期は、発疹が全身に広がった後、回復するまでの時期で3~4日続きます

発疹が全身に広がると、次第に熱が下がり始めます。さらに発疹も次第に色が薄くなり、最終的に色素沈着を残して消えます。長く続いた咳もおさまります。

色素沈着が残ってしまっても心配はいりません。少しずつ皮膚がむけて、きれいな新しい皮膚に生え変わりますよ。

合併症に注意!

はしかに感染すると免疫力が低下しやすくなります。そのためはしかウイルスによる合併症だけでなく、他の細菌やウイルスによる合併症も起こしやすくなってしまうのです。一般的には、はしかの患者の30%に合併症が起こると言われています。

特に注意が必要な合併症としては、

  • 脳炎…発疹が出現後2~5日後に発症。意識障害やけいれんなどが見られる。1000人中1~2人の割合で起こる。後遺症が残ることも多い。

  • 肺炎…はしかの合併症の半数を占める。ひどい咳や呼吸困難、発熱などの症状が見られる。熱が下がらない時は注意が必要。
  • 中耳炎…発病から1週間程度経った時期によく見られる。耳の痛みや膿などの症状が両耳に現れる。はしか患者全体の5~15%の割合で起こる。

などがあります。これ以外にも心臓に炎症が起こる心筋炎、のどに炎症が起こる喉頭炎やクループ症候群、下痢などが起きる場合もあります。

特に脳炎や肺炎は、最悪の場合死亡に至ってしまうこともある恐ろしい合併症です。意識がない、意味不明な行動をする、呼吸困難が強く顔色が悪いなど、明らかに様子がおかしい時はすぐに病院を受診するようにしてください。

はしか(麻疹)と間違えやすい5つの病気

はしかと同じように、高熱や発疹が見られる病気はたくさんあります。今回は子供によく見られる感染症を5つご紹介します。どの病気もよく似ているので素人判断は難しいです。必ず医師の診察を仰ぎましょう。

風疹

風疹は、風疹ウイルスによる感染症で子供によく見られます。はしかの症状と似ていますが、はしかよりは軽く済むため3日ばしか」と呼ばれることもあります。

風疹ウイルスに感染して2~3週間すると、発疹が出始めます。発疹はから出始めることが多く、次第に首や体、手足に広がっていきます。3日程度で治まることが多く、色素沈着が残ることもありません。はしかの発疹に比べると色が薄く、淡い赤色をしています。大きさも小さく約3mmほどです。

発疹と同時に発熱や体のだるさ、咳や鼻水などの風邪のような症状が現れます。さらにリンパ節が腫れて痛むようになります。リンパ節の腫れは風疹の特徴的な症状のひとつで、特に首や耳の後ろのリンパ節でよく見られます。発熱や咳などの症状は3~4日で治まることが多いですが、リンパ節の腫れは3週間以上続くことがあります。

また、妊婦さんが風疹にかかると、お腹の赤ちゃんも感染してしまう場合があります。その結果「先天性風疹症候群」という病気にかかってしまうことがあるのです。先天性風疹症候群にかかると、白内障や難聴、心臓病などの症状が見られます。妊娠中に風疹のような症状が見られた場合は、すぐに病院を受診するようにしましょう。また、妊娠を希望する場合はあらかじめ風疹の抗体を調べ、予防接種を打っておくことをおすすめします。

ヘルパンギーナ

ヘルパンギーナは、夏によく見られる夏風邪のひとつです。コクサッキーウイルスなどのウイルスに感染することで起こります。生後6か月~5歳ごろの子供によく見られる病気です。

突然の高熱で発症することが多いです。高熱と同時に口の中に小さな水ぶくれがたくさんできます。のどの奥の方にできることが多く、時には水ぶくれがつぶれて、白っぽい潰瘍ができる場合もあります。痛みがとても強いので、食欲が落ちることが多いです。高熱は2~3日で、口の中の症状は1週間ほどで良くなります。咳や鼻水などはあまり見られませんが、腹痛や下痢、嘔吐などの消化器症状を伴う場合があります。

口の中が痛む場合が多いので、酸っぱいものや熱いものは避けましょう。できるだけ薄味のスープやゼリーなどを少しずつ与えるようにしてください。水分が全く摂れない場合は、早めに病院を受診するようにしてください。

手足口病

手足口病は、コクサッキーウイルスやエンテロウイルスなどに感染することで起こります。夏によく見られる夏風邪のひとつです。生後6か月~5歳くらいの子供によく見られます。くしゃみや咳による飛沫感染だけでなく、排せつ物の中のウイルスが原因で感染する場合もあります。

ウイルスの感染後3~6日くらい経つと、手のひらや足の裏、指やおしりなどに小さな水ぶくれや赤い発疹が現れます。見た目は痛そうですが、痛みやかゆみはない場合が多いです。同時に口の中にも水ぶくれができます。水ぶくれが破れると潰瘍ができ、強い痛みを伴うことが多いです。

熱は出ないことも多く、出ても37~38度程度の熱ですみます。ほとんどが1週間程度で治りますが、時には重症化し脳炎や髄膜炎などの症状を引き起こす場合があります。いつもと明らかに様子が違う時は、すぐに病院を受診しましょう。

手足口病は排せつ物からも移ります。子供のおむつを交換した後はしっかりと手洗いを行いましょう。また、口の中が痛むため食欲が落ちる場合が多いです。刺激の少ない、薄味の食事を少しずつ与えるようにしましょう。特に夏場は暑く、脱水になりやすい時期でもあります。水分は欠かさず与えるようにしてください。

川崎病

川崎病は4歳以下の子供に多く起こる病気で、原因ははっきりとはわかっていません。川崎病には特徴的な症状が6つあり、このうち5つ以上の症状が現れれば川崎病と診断されます。

特徴的な症状としては、

  1. 高熱が続く…38度以上の高熱が5日以上続く。
  2. 発疹…発熱後、体に発疹が現れる。発疹の出方には個人差があり、はしかのような発疹が出たり風疹のような発疹が出たりする。BCGの注射の跡が腫れることもある。
  3. 唇と舌の変化…唇が乾いて真っ赤になる。舌が腫れてイチゴのようになる(イチゴ舌)。
  4. 目の充血…発熱から2~5日後に現れる。目やには出ない。
  5. 首のリンパ節の腫れ…熱が出る前に現れる場合も。痛む場合もある。
  6. 手のひらや足の裏が腫れ、皮がむける…発疹と同時に手のひらや足の裏が腫れて赤くなる。症状が回復してくると、手足の指先から皮がむける。

川崎病と診断されると、病院に入院し治療を行います。心臓に異常が現れる場合もあるため、心臓のエコー検査や心電図検査などをを行い確認します。退院後もしばらくは定期的な受診が必要となります。

りんご病

りんご病はヒトパルボウイルスに感染することで起こる病気です。幼児から小学生がかかることが多く、2歳未満の乳幼児にはほとんど見られません。

ウイルスに感染後、7~10日程経つと軽い風邪のような症状が現れます。さらに数日経過すると、両側の頬っぺたに蝶の形をした赤い発疹が出始めます。痛みはありませんが、かゆみとほてり感があります。頬っぺたの発疹に引き続いて、腕や太もも、身体にも赤い発疹が出ます。発疹は左右対称に出ることが多く、足の裏や手のひらには出ません。腕や太ももの発疹はレースのような形になることが多く、りんご病の特徴的な症状のひとつと言われています。発疹は数日~数週間で自然に消えてなくなります。発疹と同時に38度前後の発熱やのどの痛みなどの症状が現れる場合もあります。

また、風疹と同様に妊婦さんがりんご病に感染すると、お腹の赤ちゃんにも移ってしまう場合があります。その結果赤ちゃんが貧血を起こしたり、心不全を起こしたりする可能性があると言われています。時にはお腹の中で死亡するケースもあります。感染しないように、マスクや手洗いなどの感染予防対策をしっかりと行うことが大切です。

はしかと5つの病気の比較表

病名 かかりやすい年齢 発熱目の充血唇や口の変化発疹
はしか1~6歳の子供

高熱が出る 

一度下がるが再度上昇する

あり 

目やにも出ることが多い 

頬っぺたの内側にコプリック班が出る 

咳や鼻水などの風邪症状

赤い小さな発疹がたくさんでる 

次第にくっついて網目状へと変化する 

全身に出るがかゆみはない 

色素沈着を残して消える

風疹4歳以上

38度前後の発熱 

3~4日で解熱

あり 

症状は軽い

咳や鼻水などの風邪症状

赤い小さな発疹がたくさんできる 

3日程度で消える 

色素沈着は残らない

ヘルパンギーナ

生後6か月~5歳ごろの子供

39度前後の高熱

なし

のどの奥に小さな水疱ができる 

ひどいのどの痛み

なし
手足口病生後6か月~5歳くらいの子供

37~38度程度の微熱

出ないことも多い

なし

口の中に水ぶくれができる 

ただれて潰瘍になる場合もあり 

手のひらや足の裏、指やお尻に水ぶくれができる 

1週間ほどで消える

川崎病

4歳以下の子供38度以上の高熱が5日以上続く

あり 

目やには出ない

唇が乾燥し赤くなる 

舌が腫れイチゴ状に変化(イチゴ舌)

発疹のタイプには個人差あり 

水ぶくれはできないことが多い

りんご病

幼児から小学生38度前後の発熱なし 軽い風邪症状

両方の頬っぺたに蝶の形をした赤い発疹 

腕や太ももにもレースのような赤い発疹が出る 

かゆみを伴う

カルナ博士
このようにはしかと似た症状の病気はたくさんあるんじゃぞい。どの病気も発疹やら発熱やら…素人判断は難しいものばかりじゃ。保育園や学校で流行っているからといって、自己判断するのは禁物じゃぞ!しっかり病院を受診して診察と検査を受けることが大切じゃ。わかったかの~。

はしかになったらどうすれば良い?

家族がはしかにかかってしまった…!そんな時はどうすればよいのでしょうか。ここでは自宅で簡単に行うことができる対処方法をご紹介します。はしかだけでなく、他の病気で発熱した時にも応用することができますよ。

水分補給をしっかりと

熱が出ている時は体の代謝が上がることが多く、汗の量も多くなります。しっかりと水分補給を行い、水分を補うようにしましょう。

離乳食前の赤ちゃんの場合は、母乳やミルクをこまめに与えてください。子供の場合は子供用イオン飲料や白湯、お茶などを欲しがるだけ与えるようにしましょう。特におすすめなのは、子供用イオン飲料です。イオン飲料には水だけでなく、塩分や糖分などがバランスよく含まれています。体への吸収も早いので、汗をかいた時の水分補給には最適です。ただし大人用のスポーツドリンクは、子供用イオン飲料とは成分が異なります。そのため飲みすぎると体に負担がかかってしまう場合もあるので、必ず子供用のイオン飲料を使用するようにしましょう。

大人の場合も同様です。白湯やお茶でもよいですが、経口補水液やスポーツ飲料などを使用すると、塩分や糖分も補給することができますよ。

また、食事は無理に食べさせなくても構いません。少しずつ食欲が出てきたら、消化の良いお粥や野菜スープ、のどごしが良いゼリーや豆腐などを少しずつ与えるようにします。のどの痛みや咳がひどい場合も多いので、無理はしないようにしましょう。

全く水分が摂れない、吐き気が強く吐いてしまう、などの症状が続く場合はすぐに病院を受診するようにしてください。点滴が必要な場合があります。

水分補給のポイント

  • こまめに水分を摂取する。
  • 子供や赤ちゃんには、子供用イオン飲料がおすすめ!必ず子供用を使用すること。大人用は体に負担をかける場合も…。
  • 大人には、経口補水液やスポーツ飲料がおすすめ!
  • 食事は無理に摂らない。食欲が戻ってきたら、消化の良いものから始める。

手足を温める

熱の出はじめの段階では、手足が冷たく、寒気を感じることが多いです。体がガタガタと震えていることもあります。このような時は、しっかりと布団などで温めるようにしましょう。寒気がある時は、おでこや頭を冷やす必要はありません。かえって寒気を悪化させてしまいます。

手足が温まり寒気や震えが消えると、今度は熱さを感じるようになります。寒くない程度に布団を調整し、できるだけ薄着にするようにしましょう。いつまでも厚着のままでいると熱が体の中にこもりやすくなり、汗の量も多くなります。その結果、なかなか熱が下がらなかったり、脱水症状を引き起こしたりする場合もあります。十分に注意してください。本人の希望があれば、おでこや頭を冷やしても良いでしょう。ただし、おでこなどを冷やしても熱が下がるわけではありません。熱を下げたい時は、わきの下や太ももの付け根など、大きな血管に近い部分を冷やすと効果的でしょう。なかなか冷やしにくい場所なので、特に子どもの場合は難しい場合も多いです。そのような時は無理に冷やす必要はありません。

室温にも注意しましょう。あまり暖房をかけすぎず、時間を決めて空気の換気を行うようにしてください。

汗をかいたらこまめに着替えるようにしましょう。湿った服は体を冷やす原因になりますし、あせもや肌荒れを引き起こすこともあります。特に小さい子供の場合はなおさらです。着替える時に温かい濡れタオルで体をさっと拭くのもおすすめです。気分もさっぱりしますし、体温を一時的に下げる効果もありますよ。

体温調整のポイント

  • 手足が冷たい、寒気や震えがある…体温が上がる段階。布団などでしっかり保温する。
  • 手足が温まり、寒気や震えがなくなる…体温が上がりきった状態。できるだけ薄着にする。
  • 室温の調整も大切。室温を上げすぎない。定期的に換気を行う。
  • 汗をかいたらこまめに着替える。

高熱で辛い場合は解熱剤を使う

高熱で辛い時は無理をし過ぎず解熱剤を使うようにしましょう。一時的に熱が下がって楽になるので、ゆっくりと体を休めることができます。特に高熱で眠れない場合は、体力がどんどん消耗されてしまいます。適切に解熱剤を使用して、体を休ませることが大切です。

子供の場合は、体重によって解熱剤の量が異なります。必ず医師の指示に従って使用するようにしましょう

特に子どもの場合は、高熱が出ていても以外と元気という場合も多いです。このような場合は解熱剤を使用せず、しばらく様子を見るようにしましょう。熱の高さで使用基準を決めるのではなく、本人の状態に合わせて使用することをおすすめします。

解熱剤利用のポイント

  • 辛い時や眠れない時は、我慢しすぎず解熱剤を使用する。
  • 解熱剤は医師の指示に従って使用する。特に子どもの場合は注意!
  • 高熱が出ていても元気な時は様子を見る。むやみに解熱剤を乱用しない。

病院を受診する

はしかのような症状が現れたらすぐに病院を受診するようにしましょう。はしかウイルスに感染して3日以内であれば、MRワクチンを打つことで重症化を防ぐことができると言われています。受診する時は、必ずはしかの症状が現れていることを伝えるようにしてください。他の来院患者さんに移してしまう可能性があるためです。

病院受診のポイント

  • 感染して3日以内であればワクチンを。重症化が防げるとの説も。
  • 受診の際には、必ずはしかの可能性があると伝えること。

はしかかな?と思ったらすぐ病院へ

MRワクチンの効果があり、はしかに感染する人はどんどん少なくなっています。まずはしっかりとワクチンを接種し、未然に感染を予防するようにしましょう。MRワクチンは定期接種に指定されています。1歳を過ぎたら早めに接種し、忘れないようにしましょう。

はしかは合併症も怖い病気です。はしかのような症状が現れたら早めに病院を受診し、適切な治療を行うようにしましょう。何か異常があった時、明らかに様子がおかしい時はすぐに病院へ連絡し、指示に従うことが大切です。

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