クロムラクトフェリンで糖尿病改善?健康食品の効能とは

クロムラクトフェリンが配合されている健康食品には「糖尿病改善」と謳われているものが多いようです。クロムラクトフェリンとは何なのか?そもそも健康食品で摂取する必要があるのか?過度に摂取して人体に影響はないのか?など、検証していきます!

目次

  • クロムラクトフェリンで糖尿病改善?
  • クロムラクトフェリンについて
  • Dr.フェリンGTFはクロムラクトフェリンを含む健康食品
  • クロムラクトフェリンの摂取はちょっと待って
  • 安易に健康食品を使ってはいけない
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クロムラクトフェリンで糖尿病改善?

クロムとラクトフェリンを結合したクロムラクトフェリンを摂取することで糖尿病の改善に効果があるといわれているようですが、本当のところはどうなのでしょうか?クロムとラクトフェリンの基本的な働きや、配合されている健康食品に謳われている効能、健康食品による摂取の是非などを調査しました。

カルナ博士
わしもこの歳になると糖尿病が心配でな…「糖尿病」について調べているとよく目にする「クロムラクトフェリン」が気になっておったんじゃ。
ひばり
そんな博士のために、クロムラクトフェリンについて、過剰摂取しても人体に影響がないものなのか、徹底的に調査したわよ!

クロムラクトフェリンについて

はじめに、クロムには3価クロム6価クロムの2種類があります。食品を含め、自然界に存在するほとんどのクロムは3価クロムになります。6価クロムは有毒で環境汚染の原因のひとつであり、人体には発がんなどの危険性もあります。6価クロムは合金やクロムメッキなど人工的に作り出されたものから発生するもので、3価クロムとは別物質です。本記事で紹介するクロムは3価クロムのことです。そのため、3価クロムをクロム、6価クロムを6価クロムと表記しています。

それではまずは、クロムラクトフェリンクロムラクトフェリンがどのようなものなのか、基本的な知識を学んで行きましょう。

クロムの体内での働き

クロムは、血糖値や血圧を正常な状態にするのに必要なミネラルで、人体の生命維持に欠かせない必須ミネラルです。体内のリンパ節や肺などの部位に存在し、その量は2mgほどと必須ミネラルの中でも最も微量です。他にも筋肉や血液、肝臓などの臓器にもわずかな量のクロムが存在しています。

クロムは加齢とともに減少して行くミネラルで、不足すると糖や脂質の代謝がうまく機能せずに、糖尿病や動脈硬化などの病気を引き起こす恐れがあるそうです。

クロムラクトフェリンの性質

クロムは、吸収率が極めて低く、食品などで外部からクロムを摂っても腸内の吸収率はわずか2〜3%ほどといわれています。

ラクトフェリンは、タンパク質のひとつで母乳などに含まれている成分です。抗菌力や殺菌力に優れ、腸内の善玉菌を増やす整腸作用もあり、免疫力を高める効果があります。ラクトフェリンは吸収されやすい性質があるため、この性質を利用して、クロムとラクトフェリンを結合することでクロムの体内での吸収率をアップさせようとして作り出されたとされるのがクロムラクトフェリンです。

Dr.フェリンGTFはクロムラクトフェリンを含む健康食品

クロムとラクトフェリンを同時に摂取できる健康食品である「Dr.フェリンGTF」について公式サイトで紹介されている情報をまとめました。

Dr.フェリンGTFの成分

Dr.フェリンGTFは、1箱120粒入で、1粒に50μgのクロムが配合されています。成分表にはクロム酵母と記されていて、他の成分としてはミルク粉末や乳糖、筋肉など材料となる濃縮乳しょうたんぱく質、植物由来のヒドロキシプロピルメチルセルロースが配合されています。

Dr.フェリンGTFの効果・副作用

Dr.フェリンGTFでは、体内吸収率の悪いクロムをラクトフェリンと結合することで、クロムの摂取を効率的に摂取することができるそうです。

クロムには、糖質や脂質の巡りをサポートする作用がありますが、クロムだけ摂取しても糖分は下がりにくいため、ミルク由来のラクトフェリンと結合することで、胃までクロムを届けるように独自に開発されたのがクロムラクトフェリンの「クロフェリンになります。クロフェリンによってクロムを無駄なく摂取することができるそうです。

摂取目安量について

特に設けていないようですが、公式の販売サイトでは、「1箱120粒入りなので1日4粒で約1ヶ月(30日)分となる」とあります。また、特に悩んでいる人は1日8粒の利用がおすすめだそうです。1粒50μgなので、1日4粒摂取した場合は1日200μg、1日8粒摂取した場合は1日400μgの摂取量になります。

副作用について

公式の販売サイトによると、Dr.フェリンGTFは食品なので副作用の心配はないとのことです。また、着色料・防腐剤・合成香料なども不使用なので安心ですが、原材料にミルクや酵母を含むので心配な人は成分表をきちんと参考にしたうえで飲むようにとあります。

Dr.フェリンGTFを実際に飲んでいる人の口コミ

  • これがキッカケで生活習慣が見直されました!
    5/5
    60代 男性
    「ズボンがきつくなりはじめて・・・」 ズボンがパンパンになりつつある私を見て、妻が「生活習慣を見直した方がいいんじゃない?」と私に勧めてきたのが、ドクターフェリンGTF。 これを機に、食事を見直したり、運動を始めてみたり。おかげで、ズボンのパンパンは解消されました。「食事・運動・ドクターフェリンGTF」今では、これが私の生活習慣です!

    Dr.フェリンGTF 公式サイト

  • 助かってます
    5/5
    50代 男性
    健康診断の血糖値が糖尿病の水準で「治療が必要でしょう」と言われましたが、ドクターフェリンGTFを1月服用して受診したところ、「食生活でコントロールできるでしょう」と診断されました。これからも続けて購入したいと思っています。

    楽天市場

  • 飲み始めはぐっとHA1Cが下がりましたが
    3/5
    最初飲んだ時は1か月でHA1Cが8台後半~7台に下がりました。今は8代前半です。やめると元の数値に戻ります。もう少し安ければ。

    楽天市場

公式サイトと楽天市場の他には、公開元がきちんと分かるような口コミは見あたりませんでした。公式サイトはもちろんですが、楽天市場の口コミ評価もどれも高くて、効果を実感できているという声が多いようでした。公式の販売サイトによると、Dr.フェリンGTFはDr.マオの研究結果やデータをもとに作られているもので、クロムフェリン食品を扱っている実績が10年と長く、糖質とクロム食品に対して徹底した研究と、そこで裏付けされた商品知識によって的確なアドバイスをすることができるそうです。

クロムラクトフェリンの摂取はちょっと待って

ここまではクロムラクトフェリンの言わばメリットといわれている点を挙げてきました。「やはり健康食品で積極的に補うべきだ」と、思われる人もいるかもしませんが、ここからは、クロムによって糖尿病が本当に改善するものなのか?クロムは健康食品で積極的に摂取する必要がある成分なのか?について考えていきます。

糖尿病改善とクロムの摂取は立証されていない

まず、クロムを含む健康食品名についていることの多いGTFとは耐糖因子(glucose tolerance factorのことです。日本でクロムは食品添加物として認められていないため、健康食品として使用できず、クロムを含む酵母をもとに作られた健康食品に対してGTFが付けられているようです。欧米では糖尿病を改善させる薬として、ピコリン酸クロムや塩化クロムが配合された健康食品が利用されているそうです。

糖尿病改善の研究は1950年代から行われています。1950年代に糖代謝異常のあるラットにビール酵母を投与したところ、糖代謝異常が改善されたことから、投与した酵母にGTFのもととなる成分が含まれていると考えられましたが、未だGTFの精製には至っていないそうです。

また、クロムは糖を代謝するうえで必要なミネラルのひとつと考えられていますが、糖代謝を正常にするというクロムの働きは、クロモデュリンと言うクロムと結合するオリゴペプチドがインスリンの受容体に結合することで作用する(つまり、インスリンを介して作用する)ことが明らかになってきているそうです。インスリンは、血液中のブドウ糖(血糖)を減少させる働きがある唯一のホルモンです。

そのため、本当にクロムの摂取が糖尿病の改善につながるのか、180人の糖尿病患者を対象にピコリン酸クロムを投与する実験が行われ、血糖コントロールが改善したという実験結果もでたそうですが、その一方で、クロムの糖尿病に対する効果はデータ不足とする声もあるそうです。

そのため、糖尿病改善とクロムの摂取は立証されるまでに至っておらず、「クロムで糖尿病が改善する」と断定するには時期尚早のようです。また、ピコリン酸クロムに対しては長期的な実験で安全性を確かめる必要もあるようです。

クロムは通常の食事で摂取できる

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によると、クロムの食事摂取基準は18歳以上で110μg(マイクログラム)です。また、0〜5ヶ月の赤ちゃんで0.8μg、6〜11ヶ月は1.0μgで、1〜17歳に関しては摂取基準すら設けられていません

クロムは、ひじきや海苔などの海藻類や、アーモンドなどのナッツ類、魚介類、他にも黒砂糖などにも多く含まれています。100gあたりのクロム含有量は、干しひじき24μg、焼き海苔6μg、アーモンド9μg、あわび5μg、黒砂糖13μgです。必要とされている量も少量なのでサプリなどで摂取せずとも、日本人の通常の食生活を送っていればクロム不足になることはほとんどないでしょう。

クロムの過剰摂取で病状悪化のリスク

健康食品に含まれているクロムの含有量は、厚生労働省が基準としているクロムの摂取量を上回っているものが多くあります。クロムを長期間継続的に過剰摂取すると吐き気・下痢・頭痛などの症状や、不眠などの睡眠障害、腎臓障害が起きる可能性があるといわれているようです。糖尿病患者の人は、腎症などの腎臓障害を既に発症していることも少なくないので、クロムを過剰に摂取することで、病状を悪化させる可能性があることも知っておく必要があります。

ただ、クロムの糖尿病改善データと同様に、クロムの過剰摂取による健康被害についても十分な研究データが揃っていないため、実際のところ過剰摂取による人体への影響は正確には分かっていないようです。しかし、東京都福祉保険局などは、クロムの過剰摂取による健康障害について立証には至ってないとしながらも注意を促しています。

参考URL(東京都福祉保険局のクロムについての記事)

安易に健康食品を使ってはいけない

健康食品とはいえ、過剰に摂取することは健康に害を与える可能性がないとは言い切れません。適度に健康食品を摂取するのは悪いことではないと思いますが、安易に健康食品を多用するのは考えものでしょう。

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