水虫にステロイドは使っちゃダメ!?水虫の正しい治療法を知ろう!

水虫にステロイドを使ってはいけない!この理由を、皆さんはご存知でしょうか?水虫の症状は炎症と似ている部分もありますが、原因が全く違います。早く治したいからとステロイドを使ってしまうと、治りが遅くなってしまうのです。

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水虫にステロイドは効くの?

ステロイドといえば、抗炎症薬として知られています。市販薬・処方薬ともになじみ深い薬ですが、水虫に対する効果はありません。

ステロイドは、免疫の過剰反応を抑える目的で使います。炎症の原因が、何らかのアレルギー反応の場合において有効な薬なのです。

一方、水虫の原因は細菌感染です。アレルギー反応とは全く別のものなので、ステロイドを塗っても治療にはならないんですね。

まずは、水虫を引き起こす細菌についておさらいしましょう。

水虫の原因、白癬菌の特徴をおさらい

水虫を引き起こすのは、白癬菌というカビの一種です。特に、人を好んで寄生するタイプの白癬菌が水虫を発生させるのです。

これらの白癬菌の約8割は、紅色白癬菌(トリコフィトン・ルブルム)で、水虫になる白癬菌のうち約8割を占めます。

残り2割のうち大半が、趾間菌(トリコフィトン・メンタグロフィテス)、ごくわずかな割合で、その他の白癬菌があります。

白癬菌は、皮膚の角質の最も外側にあるケラチンを餌に繁殖し、かゆみ・じゅくじゅくなどの症状を引き起こします。

とても感染力が強い反面、症状の進行は穏やかで、24時間かけて角質層にゆっくりと侵入します。なので、発症する前に洗い流されたり、垢と一緒に剥がれ落ちることが多いですね。

自覚症状が出るのは、白癬菌が増えすぎた状態が長時間続いた時です。温度15℃~25℃・湿度60%~70%と、高温多湿の環境を好む習性があるので、夏は特に水虫の患者が増えやすくなりますね。

なお、白癬菌は症状が現れる場所によって、呼び名が変わります。

  • 足→足白癬(水虫)
  • 爪→爪白癬
  • 手→手白癬
  • 顔→顔面白癬
  • 体→体部白癬(ゼニタムシ)
  • 股→股部白癬(インキンタムシ)
  • 頭→頭部白癬(シラクモ)
  • 皮膚の中→潜在白癬
カルナ博士
( )の名前は通称じゃ。見たり、聞いたりしたことがある人も多いじゃろう。この中で特に多いのは、足白癬じゃな。反対に、潜在白癬はあまり見られないそうじゃ。

水虫に感染している人は、意外と多い?

白癬菌が付いているにも関わらず、自覚症状が出ない状態をかくれ水虫と呼びます。

実は、かゆみなどの症状が現れる水虫は、患者全体の中でも1割程度と言われています。残り9割は自覚症状がなく、水虫が発生していることに気付かないで、放置している状態なのです。

見た目で水虫があるか・無いかを判断するのは難しいものですが、いくつか目安となる症状があります。

足の裏の皮膚がめくれる・皮膚がかさつく・ジュクジュクした水ぶくれができるなどの症状はありませんか?

一概には言えませんが、これらの症状が夏に多く現れる場合は、水虫にかかっている可能性があります。

水虫が気になるときは、皮膚科で専門の検査を受けてください。

ひばり
水虫に関しては、いろいろな話題がありますね。代表的なものを調べてみました。

水虫になるのは、大人の男性だけ?

水虫は、条件さえ整えば誰でもかかる可能性があります。年齢や性別は関係ありません。女性や子供と比較すると、成人男性は仕事で革靴を長時間履く機会が多いので、白癬菌が繁殖しやすい環境にあるだけなのです。ただ、高齢者のほうが角質が厚くなりやすいため、水虫にかかりやすい傾向があります。アメリカでは、60歳以上の4割が足・手の水虫というデータもあるそうですよ。

家族の中に水虫の人がいると、移りやすい?

水虫は、家庭内感染がとても多いです。家族の中に水虫の人がいると、その人が踏んだ床・畳・足ふきマットなどに白癬菌が付着します。他の家族が白癬菌のある場所を踏み、足をよく洗わずに長時間靴を履き続ければ、水虫を発症する可能性が高まります。不特定多数の人が濡れた足で歩き回る、温泉や銭湯でも注意が必要ですね。

同じ場所に何度も水虫ができるのはなぜ?

温度・湿度が下がったり、抗真菌薬を塗り続けていたりすると、症状が治まってきます。水虫が治った!と思い、治療を止めてしまう人は危険。実際は白癬菌の増殖が抑えられただけで、水虫自体はまだ続いているのです。残った白癬菌が秋~冬にかけて角質内に潜伏し、温かくなるころに増殖し、水虫となって現れる。こうして、水虫は何度も繰り返すのです。

新型水虫があるって本当?

白癬菌の中でも「トリコフィトン・トンズランス」という種類が、新型水虫の原因と言われます。元々は中南米に多く、頭部白癬を引き起こす菌として知られていました。2001年ごろから日本に持ち込まれ、格闘技選手、学校の格闘技系部活動などで集団発症するようになりました。数は少ないのですが、家庭での発症もあります。なお、トリコフィトン・トンズランスによる足白癬(水虫)の報告は、今のところありません。

水虫にステロイドを使ったら?

水虫にステロイドを使っても効果はありません。それでどころか、治療を遅らせる原因になるのです。

水虫にステロイドを使うとどんな影響が出るのか、詳しく見ていきましょう。

水虫を治そうとする炎症を、ステロイドが抑えてしまう

ステロイドは、抗炎症剤として処方されます。炎症を抑えるのは一見良いことに思えますが、水虫の場合は違います。

炎症が起きるのは、白癬菌に対しての免疫が過剰反応しているから。治療のために必要な免疫を無理やり抑えてしまえば、白癬菌を活発にさせてしまいます。

水虫治療のためには、白癬菌を排除しないと意味がないのです。

ステロイド=免疫抑制作用と抗炎症作用

ステロイドとは、副腎皮質ホルモンの名前です。腎臓の上にある臓器、副腎皮質から分泌されていて、免疫を調節する役割を持っています。副腎皮質ホルモンは、コルチゾールとアルドステロンの2種類があります。

免疫を調節するのはコルチゾールの役割で、糖の調節や血圧を正常に保つ役割も担っています。

アルドステロンは、塩分・カリウム・水分のバランスを保つ役割を担っていますね。

副腎皮質では、女性ホルモンの一種、エストロゲンのもとになるホルモンも少量作られています。

ステロイドが働くのは、過剰反応する免疫に対してのみ。白癬菌には作用しないのです。

ステロイドが効くのは、手湿疹、あせも、虫刺され、じんましん

皮膚科でステロイドが処方される症例は、いずれもアレルギー(免疫の過剰反応)が原因の疾患です。真菌性・細菌性・ウイルス性の疾患には、処方されません。

例外としてステロイドを使う場合は、炎症がひどすぎたり、アレルギーが原因の合併症があるときだけ。基本的に、水虫の治療ではステロイドを使わないと覚えてください。


カルナ博士
医師の指示がない限り、ステロイドを使ってはいかんぞ!水虫には抗真菌薬じゃ。

<水虫のタイプ別>治療薬

水虫は、大きく分けて5つのタイプに分かれます。症状や治療法も異なるので、各タイプの特徴を覚えて、水虫に対処してください。

症状が慢性化すると、完治まで長い時間がかかります。たかが水虫と放置せずに、早い段階で治療を始めましょう。

1.指の間に水虫ができたら<趾間型水虫>

趾間型水虫は、足の指の間にできます。特に、薬指の左右の付け根にできやすい傾向があります。水虫の中では、最も症例が多いタイプでもありますね。

症状は表面の赤みから始まり、白くふやけて皮がむけてから、じゅくじゅくした液体が出てくるのが特徴です。

無理に皮をむいて、傷口を広げないように気を付けてください。かゆみは少なく、季節を問わずかかりやすい傾向があるので、夏以外の時期でも用心しましょう。

趾間型水虫は、患部がじゅくじゅくしているか、乾いているかによって対処法が異なります。じゅくじゅくが残っていたらクリーム、乾いていたら液体タイプの薬を塗りましょう。

病院で処方された塗り薬又は市販薬

趾間型水虫には、病院で処方された薬・市販薬の両方が効果的です。市販薬を選ぶときは、抗菌成分が配合されているかチェックしてください。

ブテナフェン・ラノコナゾール・イソプロピルメチルフェノール・デルビナフィン塩酸塩などの成分が、表記されている製品を選びましょう。

薬を塗る前は足を清潔にして、十分乾いてから塗ります。症状が出ていないところにも白癬菌が潜んでいる可能性があるので、足の裏・指の間にまんべんなく塗ってください。塗り終わったら必ず手を洗い、清潔を保ちましょう。

2.小さい水疱ができるのは<小水疱型水虫>

小水疱型水虫は、足の裏やふちにできやすいのが特徴です。

症状は、患部に赤い湿疹が現れることから始まり、小さな水疱へと変化していきます。

大きさは2~3mm程度が多いですが、もっと大きな水疱ができる場合もありますね。

水疱が破れると液体があふれ出し、時間がたつと白くカサカサになって、皮膚がめくれていきます。

このタイプは強いかゆみを伴い、夏に多く現れる傾向があります。水疱が小さいうちは、かゆいからと言って無理に水疱をつぶしたり、引っかいたりしないように注意してください。

大豆ほどの大きさになったら、消毒した針を刺して中の水を抜きます。針を刺す前には、必ず患部を消毒してください。

水疱をつぶしたら抗菌薬をぬったガーゼを貼り、細菌が入らないよう処置をしましょう。

病院で処方された塗り薬又は市販薬

趾間型水虫同様、処方薬・市販薬の両方で治療できます。市販薬の場合は、抗菌成分、かゆみ止め、抗炎症成分が配合された製品を選んでください。

かゆみ止め・抗炎症効果がある成分には、メントール(鎮静効果)・リドカイン(局所麻酔)・クロタミトン(かゆみ止め)などがあります。

薬のタイプは、趾間型水虫と同じ基準で選びます。じゅくじゅくしていたらクリーム、乾いていたら液体タイプを塗ってください。

3.かかとのひび割れは<角質増殖型水虫>

角質増殖型水虫は、かかとを中心に足の裏の角質が厚くなるのが特徴です。

かゆみなど自覚症状がほとんどないので、水虫だと気づかずに過ごしてしまいがちです。

そのほかの特徴では、表面がざらざらして皮がむける・空気が乾燥するとひび割れるなどがありますね。

角質増殖型水虫は、趾間型・小水疱型水虫を完治させないまま放置し、慢性化すると発症しやすくなります。

過去に水虫を発症したことがある人は、特に注意してくださいね。

このタイプは爪や手の水虫を発症する危険が高く、重症化していると完治まで時間がかかります。

根気よく治療を続けて、白癬菌をなくすように努めてください。なお、軽症の場合は1.2か月程度、重症の場合は6か月程度が治療期間の目安です。

病院で処方された塗り薬又は飲み薬

角質増殖型水虫を治療するときは、病院で処方された薬を使います。自己流の治療では完治できません。

角質増殖型水虫の疑いがあるときは、皮膚科で診察を受けてくださいね。

治療では、飲み薬と塗り薬を併用する場合があります。薬の種類によって使い方が違うので、十分に注意してください。

特に飲み薬を併用する場合は、現在服用中の薬はあるか・過去に薬の副作用で体調不良は起きていないかなど、水虫用の薬との相性を念入りに確認します。

お薬手帳など、服用した薬の記録がわかるものを準備すると良いですね。

4.爪が変色するのは<爪の水虫>

足の爪が白く濁ったり、ボロボロになったりするのが爪の水虫の特徴です。表面に縦ジワができ、爪が厚くなってきたら危険信号。すぐに対処しないと、さらなる水虫を引き起こします。

このタイプは、足の皮膚で増殖していた白癬菌が、爪に潜り込むと発症します。足の水虫と併発している場合も多く、水虫の中では重症に含まれます。

爪の水虫は、足の爪全てにわたり発症する場合もあるので放置は厳禁!必ず皮膚科で治療を受けてください。

病院で処方された塗り薬又は飲み薬

爪の水虫治療において、飲み薬は欠かせません。塗り薬だと爪に阻まれて、成分が白癬菌まで届かないのです。

現在用いられている、主要な飲み薬は2種類。イトリゾールとラミシールです。

薬の飲み方も、2通りあります。薬の種類や服用方法・期間は、必ず医師の指導に従ってください。

飲み薬の名前と諸注意

一般名商品名服用方法注意事項副作用
イトラコナゾールイトリゾールパルス療法・定期的に血液検査を行う
・服用時にメーカーの説明書を渡される(一緒に飲むと危険な薬があるため)
・肝臓への負担が強い。
・妊婦・持病がある場合は服用できない。高齢者は必ず医師に相談する
腹痛・吐き気・下痢・肝機能異常など
塩酸デルビナフィンラミシール約6か月間継続して服用する・飲み合わせが悪い薬がある
・定期的に血液・肝機能検査を行う
・肝臓障害、血液障害がある場合は服用できない。
・妊婦・高齢者は必ず医師に相談する

下痢・吐き気・めまい・かゆみ・食欲不振など

カルナ博士
パルス療法とは、最初の1週間だけ薬を服用し、残りの3週間は服用を休む。このサイクルを3回繰り返し、その後は経過観察を行う飲み方じゃ。イトゾールは1回飲むと体内に効果が残るので、パルス療法が用いられる場合が多いのう。

5.手が白くカサカサになるのは<手の水虫>

手の水虫は、皮膚が厚くなってはがれかかっている場合と、小水疱ができる場合に分かれます。かゆみはほとんどありません。足の水虫と比較すると、症例は少なめです。

手の水虫がある人は、足や爪の水虫を同時に発症していることが多いですね。

治療にも時間がかかり、長いときには完治まで1年以上かかることもあります。

自己治療では対処できませんので、皮膚科を受診してください。

病院で処方された飲み薬又は塗り薬

手の水虫も、飲み薬と塗り薬を併用する場合が多いです。

先に紹介した2種類の飲み薬のほか、症状に合わせて軟膏・クリーム・液体の塗り薬を併用しますね。

塗り薬は、1日1回塗るタイプと数回塗るタイプに分かれます。医療機関で使われている処方薬を、一部ご紹介しましょう。

一般名商品名塗る回数
ケトコナゾールニゾラールクリーム1日一回
ヒホナゾールマイコスポール液・マイコスポールクリーム同上
塩酸デルビナフィンラミシールクリーム同上
ルリコナゾールルリコン軟膏1%・ルリコンクリーム1%・ルリコン液1%同上
ラノコナゾールアスタット軟膏・アスタットクリーム・アスタット液同上
クロトリマゾールエンぺシドクリーム1日数回
硝酸ミコナゾールフロリードD同上
硝酸イコナゾールアデスタンクリーム同上
硝酸オキシコナゾールオキゾールクリーム1%・オキゾール外用液1%同上
ひばり
塗り薬の場合、飲み薬と比較すると副作用は少なめです。まれにかぶれが出たり、染みるなど刺激が強い場合もあるので、異変があれば医師に相談しましょう。

水虫でステロイドが処方されるケース

基本的に、水虫治療でステロイドは使いません。しかし、特別な条件に当てはまる場合は、抗真菌薬の前にステロイドを使います。

水虫治療の効果を高める補助として用いられるものと考えてくださいね。

炎症がひどすぎる

皮膚のただれ・かぶれ・ジュクジュクがひどく、強いかゆみが出ている場合は、炎症を抑えるためにステロイドを使います。

そのまま抗真菌薬を使ってしまうと、薬の刺激で患部がしみたり、痛みが余計にひどくなってしまうからです。

炎症がひどいと思ったら、皮膚科で診察を受けてください。自己判断でステロイドを使用せず、医師の判断を仰ぎましょう。

湿疹を合併している

白癬菌へのアレルギー反応として、白癬疹という症状が出ることがあります。

水虫ができた部分から離れた部分に小水疱が発症するのが特徴で、多くは手にできることが多いですね。症状がひどいときには、全身に湿疹が及ぶこともあります。

白癬疹を根本的に治療するには、水虫そのものを治さなければなりません。症状が軽度の場合は、水虫の治療が優先して行われます。

しかし、かゆみが強かったり、白癬疹の範囲が広かったりする場合は、白癬疹にステロイドを塗る・抗ヒスタミン薬(かゆみを促すヒスタミンという物質を抑える)を服用する治療を並行して行います。

カルナ博士
水虫治療の時に気を付けるのは、炎症や白癬疹だけでなないぞ。患部から別の細菌が入り込み、二次最近感染の危険があるのじゃ。中でも、蜂窩織炎(ほうかしきえん)には要注意じゃ。

趾間型水虫によく見られる二次細菌感染、蜂窩織炎とは?

蜂窩織炎を引き起こすのは、黄色ブドウ球菌と化膿連鎖球菌です。主に原因となっているのは、黄色ブドウ球菌のほうですね。

蜂窩織炎が発症すると、じゅくじゅくの液が増え、足の甲からすねにかけて赤く腫れあがり、痛みがあります。

症状が進行すると、足の付け根のリンパ線が腫れて発熱・だるさが現れて、日常生活にも支障が出てしまいます。

重症化すると入院するケースもあり、敗血症・腎炎・髄膜炎など合併症の危険も高まります。

糖尿病など、持病がある方は重症化しやすいので、早期発見に努めましょう。水虫の患部や周辺に異変があったら、すぐに皮膚科を受診してください。

蜂窩織炎の治療では、抗生物質の内服や点滴を行います。日常生活では腫れている個所を冷やし、安静を心がけてください。

入浴と飲酒は治るまで厳禁、運動・仕事・家事は極力控えましょう。寝るときは足を高くして、足の血行を良くしてくださいね。

正しく治療を行えば、2週間程度で治療できます。

ステロイド使用の注意点2つ

ステロイドは副作用の心配があるため、使用時には注意を守らなくてはなりません。

医師から伝えられた使用期間・回数は必ず守り、自己判断で継続はしないのが原則ですよ。

他にも、重要な注意点があるのでしっかり見てくださいね。

1.長期間使用しない

ステロイドを利用する期間は、長くても1週間程度です。長期間の継続使用はやめましょう。

塗り薬の場合、ステロイドが作用する範囲が限られるので、副作用の影響は小さいと考えられます。

それでも、長期間使用すれば、ニキビや細菌感染が起こりやすくなる・皮膚が薄くなる等の副作用が出る可能性があるので、気を付けてくださいね。

なお、飲み薬などで大量にステロイドを投与している場合は、次のような副作用が起こりやすくなります。

ステロイドの副作用一覧

病名原因具体的な症状
易感染性 免疫抑制が過剰に働くため風邪などの感染症にかかりやすくなる
ステロイド糖尿病糖の精製が進むため自覚症状がほとんどない。血液検査をして判明する(早朝の空腹時の血糖値が低いため)
ステロイド骨粗しょう症カルシウムが排出されやすくなるため骨がもろくなり、骨折を起こしやすくなる
ステロイド潰瘍消化器官の粘膜が弱まるため吐き気・嘔吐・食後に腹部が痛むなど。初期段階では、自覚症状がない場合が多い。
血栓症血小板の機能が高まりすぎて、血管内で血が固まるため自覚症状がない場合が多い。前兆として、息切れ・頭痛・足の痛みや腫れが起こりやすい。
満月様顔貌(ムーンフェイス)
中心性肥満
野牛肩(バッファローバンプ)
脂肪代謝障害が起きて、皮膚に脂肪が蓄積されるため満月様顔貌:顔が丸く膨らみ、赤ら顔になる
中心性肥満:おなかが丸く出っ張っているのに対し、手足が細い
野牛肩:首の根本から肩にかけて、脂肪がつく
動脈硬化・ 高脂血症体に塩分がたまりやすくなるためどちらも自覚症状がほとんどない。血液検査をして判明する(脂質の数値が高いと危険)
白内障・緑内障白内障:目の中の水晶体が濁るため
緑内障:眼圧が上昇し、視神経を圧迫するため
白内障:視力の低下・まわりがぼやけて見える・二重に見えるなど。
緑内障:見える範囲が狭くなる・光の周りに色の輪が見えるなど。
ステロイド離脱症候群ステロイドの服用を突然止めた結果、副腎皮質ホルモンのが作られなくなるため頭痛・吐き気・血圧低下など。重症化すると命に係わる恐れがある。
ステロイド筋症ステロイドの影響で筋肉の細胞が分解され、線維化するため足腰に脱力感があらわれ、階段の上り下りが辛くなる。


カルナ博士
このほかにも、ホルモンバランスの乱れによって体調が変化しやすくなるのじゃ。ニキビができやすくなる、増毛や脱毛、生理不順・傷の治りが遅くなるといった症状が出る場合があるぞ。

自己流の治療をしない(医師の指示のもと使用)

決められた期間内でステロイドの効果が表れない場合、別の原因が考えられます。

無理にステロイドを続けずに、中断して医師に相談してください。ステロイドを塗っている最中、体に異変が起きたときも同様です。

また、早く炎症を抑えるためにステロイドを多く塗ったり、刺激が心配だからと少なく塗ったりしても、本来の効果は発揮できません。

医師の指示にあった量を守ることが、炎症を治す近道となります。

水虫を治療するポイント6つ

あちこちに原因が潜んでいるからこそ、水虫治療には細心の注意を払ってください。

間違った治療をすると、自分の水虫を悪化させたり、家族に移してしまうこともあります。

治療のポイントを抑えて、確実に水虫を治しましょう。

1.皮膚科で受診

水虫が慢性化している人・手のひらや足の爪に水虫ができた人は、必ず皮膚科で治療しましょう。

自己治療で治せる範囲は限られているので、確実に治療したいなら、皮膚科を受診するのが鉄則ですね。

治療に用いられる飲み薬・塗り薬の中には、保険が適応されるものもあります。費用が気になるときは、相談してみてください。

皮膚科では顕微鏡を使って検査を行い、本当に水虫ができているか確認します。

実は、水虫だと思って受診した人の中には、別の症例だったというケースもあるのです。水虫と間違えやすい症状には、以下のものがありますね。

  • 白癬菌以外の細菌感染
  • 接触皮膚炎:植物や化学物質に対して炎症を起こす、アレルギー反応。
  • 汗疱性湿疹(かんぽうせいしっしん):汗が排出されずにたまってしまい、炎症を起こす。原因は解明されていない。
  • 掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう):膿がたまった湿疹が、手のひらや足の裏に現れる。
ひばり
抗真菌薬を使っても症状が改善しないときは、別の原因が潜んでいる可能性が高いです。迷ったら皮膚科を受診してくださいね。

2.完治するまで治療

水虫は白癬菌を死滅させるまでが治療です。したがって、自覚症状が治まっても、3~6か月程度は抗真菌薬を塗り続ける場合が多いですね。

皮膚科の処方薬はもちろん、市販薬も長期間塗り続けてください。

症状が無くても、白癬菌は残っています。死滅できなかった白癬菌が定着し、季節を通り越して翌年に増殖すると、水虫の再発・慢性化につながります。

だからこそ、初回の治療で完治を目指しましょう。

3.足を清潔にする

治療中はもちろん、水虫予防のためにも、足は常に清潔を保つよう心がけてください。1日1回、足を洗う習慣を身につけましょう。

足全体・指の間・足の裏までまんべんなく洗って、すすぎを念入りに行うのが大切です。

強くこすると皮膚に傷がつくので、石鹸やボディソープを泡立てて優しく洗ってくださいね。

確実に白癬菌をなくすなら、抗菌成分を含む薬用ソープを使うと良いでしょう。

ドラッグストア・薬局で販売されていますので、気になる方は探してみてください。

通常のボディソープと違って水虫特有の臭いを抑えられますし、肌と同じ弱酸性なので刺激も少なめです。

使用中にしみる感覚があるときは、水虫がある程度落ち着いてから使ってください。

4.足を乾燥させる

白癬菌の増殖を防ぐには、洗った足を乾燥させるのが効果的です。お風呂上りには足の水気をよくふき取り、乾かしましょう。

靴はできるだけ通気性の良いものを選び、足の周りに湿気がたまらないよう注意してくださいね。

足の指の間は密着しやすいので、足指運動をして外気に触れさせるのも効果的です。

革靴・パンプス・ブーツなど足を密閉する靴を履く場合は、靴を脱いで足を外気に当てる時間を作ってみましょう。

履きっぱなしの時に比べて、高温多湿になる時間が減らせます。

5.患部を触らない

薬を塗るとき以外は、絶対に患部を触らないでください。必要以上に触れてしまうと、手の水虫を発症しやすくなります。

薬を塗った後に手を洗えば、白癬菌が広がることはありません。

ただし、手に傷があると白癬菌が入りやすくなるため、綿棒やガーゼを使って薬を付けてくださいね。

抗真菌薬は、水虫ができているよりも広い範囲に塗りましょう。

足の指の付け根全体はもちろん、水虫の症状によっては、足の縁や裏まで塗るのを忘れないでください。

6.足が触れるものはこまめに洗い替え

白癬菌をつけたまま歩き回るのは禁物です。同じ靴下は2日連続で使用せず、洗い替えましょう。

フローリング・カーペット・畳など、足が触れる場所はしっかり掃除をしてください。

家族との共有が多いバスマットやトイレのスリッパは、水虫治療中は別のものを使いましょう。白癬菌を他の人に移さないのも、水虫治療の大事なポイントです。

また、人間以外にも、犬や猫などペットから白癬菌が移るケースもあります。

まめにブラッシングをしたり、ペットに触った後で自分に抜け毛が付いていないか確認したりするなど、細心の注意を払いましょう。

カルナ博士・ひばり
カルナ博士:ちょっとした心がけで、水虫は予防できるものじゃ。
ひばり:水虫が発症したら、すぐに治療を始めましょう。

水虫は皮膚科で治療しよう!

水虫は、誰もがかかるものです。確実に治すなら、皮膚科で治療を始めましょう。今は水虫にかかっていない人も、油断は禁物です。

普段から足を清潔にして、水虫予防を心がけてくださいね。水虫で皮膚科を受診するなんて、恥ずかしい……。

なんて思っていると、あっという間に水虫が拡大してしまいます!被害を最小限にとどめたいなら、皮膚科を受診しましょう。

参照リンク

田辺製薬ーヒフノコトサイト

こやの皮フ科医院ー水虫は治せば治ります

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