水虫による水ぶくれを潰すのはOK?NG?悪化前の正しい処置とは

水虫を潰すと治りが早くなるようですが、適切な方法で行わないと悪化してしまいます。水虫には様々なタイプがあって、水疱ができてしまうとさらに鬱陶しくて潰してしまいたくなるもの。そこで正しい方法や予防法を学んでしっかり水虫ケアをしましょう!

ポコっと膨らむ水疱を持った水虫ができてしまうと、靴が履きにくくなるほか見た目も不快なものです。そんな水虫の水膨れは痛いやら、強いかゆみが起こる厄介モノ。そしてつい触ったり潰したりしてぺったんこにしたくなることもあるでしょう。

しかしむやみに潰してしまうと細菌が侵入してしまって治りが遅くなってしまうことにもなります。そこで水虫の水疱を潰す必要性や注意点、水疱が大きくなるのを防ぐ方法などをしっかり押さえて、皮膚に負担のない方法でスムーズに水虫を治療するようにしましょう。


カルナ博士
水虫の水ぶくれがたくさんできるとクッションのようになって気持ちいいわい!どうしてこんな水疱を潰す必要があるのかい?
ひばり
カルナ博士、クッションなどとはかけ離れたものですよ!水疱ができると同時に強いかゆみが起って不快ですが、自己判断で潰さずにここでより良い対策法をレッスンしましょう!

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水ぶくれができる水虫は小水疱型

水ぶくれができる状態の水虫は小水疱と呼ばれるものです。小水疱は文字通り初期段階では小さく赤い湿疹で現れますが、そのうち小豆くらいの大きさになることもあります。小水疱の水虫はどんな場所にできやすいのか、症状によって潰すことができるのか、また潰すとどんなことが起こるのかなどここで小水疱の詳しい特徴をチェックしましょう。

見落としやすい小水疱型の症状

小水疱型の水虫の初期状態は細かな赤い湿疹ができることから、特に夏場ではあせもと間違えやすいものです。小水疱は通常強いかゆみが伴い、このような不快感により水虫を発見することもあるでしょう。そのまま放置すると大きくなったりするのであせもとの判断がつきやすくなります。

小水疱型のできやすい場所

小水疱は足の脇、かかと、土踏まずに多く発生します。足は普段、靴下や靴、スリッパなどで隠れていることが多い部分なので足の皮膚状態に気づきにくいものです。しかし小水疱型は通常強いかゆみがあるので見た目よりも不快感で小水疱を発見することが多いでしょう。

かかとの痛い水ぶくれは靴擦れを疑う

靴の摩擦が大きくかかるかかとに小水疱ができてしまった時は靴擦れが原因になっていることがあります。この場合の小水疱はかゆみよりも痛みを伴い、水疱ができた後には皮膚が硬化してマメになるのが一般的症状です。

水ぶくれは基本潰してはいけない

水ぶくれができてしまうと潰して早く改善したいと思ってしまいますが、無理に潰してしまうと皮膚が破けた部分から細菌が侵入して感染しやすくなります。水虫ができて、ただでさえデリケートな状態になっている皮膚にも関わらず、水疱を無理やり潰してはぎ取ってしまうとさらに肌のバリア機能が低下してしまうでしょう。そうなると炎症が強くなり治りも遅くなってしまうので、鬱陶しいからと自己判断で潰すことは避けることが大切です。

潰すと二次被害が拡大

水疱を潰してしまうと皮膚の免疫力が低下してダメージを受けやすくなります。そうなると外部から侵入する雑菌をブロックすることができなくなり結果として二次感染を招きやすくなってしまうのです。

二次感染が起こると、傷口が広がったり痛みが強まってしまうので自己判断で水疱を潰すのはオススメできません。水虫で病院へ行くのは億劫なものですが、間違った処置法で治療が長引くよりも、医師に診てもらった方が早めに完治できるでしょう。

小豆程度の大きさなら潰してOK

水疱には水虫の菌である白癬菌​は存在していないと言われていますが、​できるだけ水ぶくれを潰さないでおくことが基本です。しかし水疱の大きさが小豆程度なら潰した方が良い場合もあります。それは水疱が大きくなるしたがって、白癬菌​が水疱内で増えてしまうリスクがあるからです。

水疱中に白癬菌が増えてしまうと、​結果的に白癬菌​アレルギーをはじめとする様々な障害を引き起こす原因となってしまうので、原因菌の増殖を食い止めるためにも潰してリスクを避けた方が賢明となるでしょう。もちろん潰す時には手や足を清潔にするなど菌がつかないように、また飛び散らないように注意を払うことが大切です。

潰すときは消毒を徹底

水疱が大きくなって疾患などを​引き起こす可能性がある場合には、潰した方が健康の為になることもあります。とは言っても思いついた時に適当に行うのではなく、しっかりと事前準備をして正しい方法で行うようにしましょう。

まずは雑菌が侵入しないように手や足を消毒しておきます。また水疱を潰す針もしっかり消毒して衛生的に保ちましょう。水疱に針で穴を開けて体液を除去したら消毒液を浸した脱脂綿でしっかり消毒をしてガーゼを当てます。穴がしっかりふさがるまでガーゼ交換は毎日行い清潔に保つようにしましょう。

またガーゼが体液や汗でしみている時には頻繁に取り替えて、ガーゼ内が蒸れないように維持することが早い治りが期待できます。

かゆくない水ぶくれは他の病気を疑え

小水疱は通常強いかゆみを伴うのですが、そうでない場合は他の病気であることも考えられます。放って置いたり潰してしまうと悪化してしまったり、身体に危険を及ぼす場合もあるので、水虫による小水疱とは違う症状だなと思ったらこちらの病気を疑ってみましょう。

類天疱瘡​​

「 るいてんぼうそう」と呼ばれるこの症状は、皮膚の内外の免疫細胞機能に異常が起こってしまう疾患です。主に高齢者に起こりやすい病気で、全身の細胞が感染してしまうと生命にも関わることがあるので早めの治療が必要です。

類天疱瘡​の特徴として靴擦れなどダメージを受けていなくても水膨れが突然現れる、かゆくて掻いたら水疱ができることです。また体液が皮膚の内側に溜まっているため水疱がなかなか破れないことで類天疱瘡​であると診断できできます。

水虫は潰すほど大きくなる前に処置

水虫を快適に治療するためにも水疱が初期段階のうちに手早く処置することが大切です。そうすれば皮膚へのダメージも抑えることができるでしょう。水疱が小さいうちは気づきにくいので早期発見のタイミングを逃してしまいがちですが、水疱が繰り返し起こりやすい場合は普段からこまめにチェックしておくことをオススメします。

水虫を早期に処置するメリット

早めに小水疱を発見して初期段階で治療することにより、潰す必要がなくなる他皮膚の免疫を下げずに早い完治をすることができます。小水疱型の水虫はかゆみがありあせもなどの他の湿疹と症状が似ていることから放置してしまいがちですが、症状が重くなると爪が変形してしまって歩きにくくなったり、靴を履くのも困難になります。また糖尿病など免疫低下によって引き起こす病気になることもあるので早めの治療が大切です。

足に異変を感じたら医師に相談

水虫だからと軽く捉えて自宅にある皮膚軟膏薬で治療するのはオススメできません。皮膚軟膏薬では水虫の白癬菌​を殺菌することができない他、ストロイド系の薬では免疫を低下させてしまうため症状を悪化させてしまいます。そのため足の皮膚の状態がいつもと違う、なかなか改善しない場合は医師に相談して適切な治療法をアドバイスしてもらいましょう。

医師の指示に従い処方薬で治療

医師に処方してもらった治療薬で水虫が完治するのにかかる期間は約1〜3ヶ月です。1週間ほどで症状が改善することが期待できますが、白癬菌​が完全に消滅するにはこれだけの長い期間がかかるのです。よくなったからと指示された期間より早めに自己判断で中止すると、しっかり白癬菌​を殺菌することができず再発するので避けるようにしましょう。

一見水虫がなくなったようでも、皮膚内ではまだまだしつこい白癬菌​が残っていると考え、必ず医師の言われた期間を守って完全に治療することが大切です。また治らないからとむやみに長期間使用をせず、疑問を感じる時はすぐに医師に診てもらうことが大切です。

通気性の良い靴・スリッパで足を乾燥

水虫菌は湿度や温度の高い環境を好むため、靴やスリッパ、靴下など足を覆うものは蒸れないものを使用しましょう。とりわけ夏の暑い時期は足元が蒸れるので常に乾燥を心がけることが大切です。靴は通気性の良いものがオススメですが、靴の中はほぼ密封状態でどうしても湿度や温度が上昇しやすいため、適度に靴を脱いで足や靴内を空気にさらすようにしましょう。またオフィス用と通勤靴に使い分ければ靴が湿ったままになりません。

スリッパは麻やコットン製のものを選んだり、つま先がオープンになっているものですと蒸れを防ぐことができます。天気の良い日には日干しをしたり、洗濯して殺菌をすることも大切です。スリッパは自分用として使用し、色やタイプで家族のものと見分ける工夫をしましょう。

再発を防ぐために足は清潔さをキープ

水虫が完治してもできやすい体質や足元環境が不潔なままでいると再発しやすくなります。また水虫の原因となる白癬菌​は24時間付着してしまうと発病するため、こまめに足を洗って原因菌を殺菌して清潔に保つことが必要です。しっかり足指の間まで一本一本丁寧に洗って殺菌消臭効果のある薬用石鹸を使用しましょう。


水虫の他の種類と症状一覧

 小水疱型の他にも水虫にはいくつか種類があります。万が一他のタイプの水虫になってしまった場合でも、ここでちょっとした水虫の知識を身につけておけばすぐに処置することができるでしょう。

​水虫の種類​発生しやすい場所​症状
​趾間型​指間・股初期はかゆみが起こったり赤くなる。その後皮膚が白くふやける。皮が剥がれるとグジュグジュと体液が漏れる

​角化型​​かかとや​足の裏側​​​皮膚の厚みが増し硬化して肌が粗めになる。皮が剥がれる​
​爪白癬​​・爪の中
・手
​かゆみや痛みがないが、爪が厚くなって褐色または白色に濁った状態になる。


Q&A水虫の対処法

水虫が初めてできてしまった方から、何度も繰り返しできて対処法に悩んでいる方までに役に立つ疑問を並べました。シンプルなようでもしつこい水虫と付き合っていくうちに様々な疑問が起こるものです。

手にも水ぶくれ…これも水虫?

手に水ぶくれができる場合は、白癬菌に触れて感染する手水虫の可能性があります。しかし手水虫の症状のほとんどは、主に片手のみがかさつくようです。また洗剤などの接触により起こる手湿疹である場合は両手に起こるので判断がつくでしょう。しかし症状が悪化したり、改善しない場合は医師にしっかり診てもらうことをオススメします。

市販薬だけでも水虫は治る?

市販で手軽に購入できる水虫治療薬にはブテナロック、ピロエースZ、エクシブなどがあります。一度処方された薬の主成分と見比べて同じ成分が使用されているなら水虫治療薬として期待ができるでしょう。

写真と見比べても水虫かわからない…

いくつかの水虫サイトにはわかりやすく画像を掲載して説明しているのは良いのですが、実際には自分の症状と当てはまらないことがよくあります。自分の症状は多分これかもしれないと確信しないまま、水虫の種類を自己判断してしまって治療をしてしまうのはよくありません。正しい診断をして適切な治療をするためにも医師に診てもらうことをオススメします。

あると便利なグッズってある?

水虫の治療薬以外にも、日常生活において様々な改善グッズを利用しながら完治をサポートすることは良いアイデアです。例えば、殺菌と消臭をしてくれるスプレーやパウダーは、靴下をつけたままでも使用できるものがあるのでオススメです。また水虫治療薬を染み込ませた汗の吸収性も抜群の靴下なら簡単に水虫ケアができるでしょう。さらに殺菌作用のある薬用石鹸なら炎症を抑えたり殺菌作用をしてくれるので、入浴時にはこちらの石鹸を使用することで効果的に白癬菌を抑えることができるでしょう。

 潰すべきか迷ったらまずは病院!

水虫の水疱の大きさによっては潰しても良い場合がありますが、初期の段階で潰すと悪化させる可能性があります。その為自己判断で行わず、必ず医師の指示の元で行うことをオススメします。また水虫だと思っていたら実は病気のサインだったということもあるので、症状が少しでも水虫とは違うと思ったら早めに病院へ行きましょう。水虫の原因菌をしっかり退治する治療薬はもちろん、サポートグッズを利用しながら快適に水虫を治してください! 

参照リンク

総合南東北病院ー水虫対策委員会

日本皮膚科学会ー皮膚真菌症診断・治療ガイドライン

タケダ健康サイトー水虫の予防法


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