味の素・やさしお|効果や危険性について知りたい!

味の素が販売している「やさしお」という塩を知っていますか?やさしおとは「身体にやさしい塩」という意味で、普通の塩のように使うことで手軽に減塩…

味の素が販売している「やさしお」という塩を知っていますか?やさしおとは「身体にやさしい塩」という意味で、普通の塩のように使うことで手軽に減塩ができるという塩です。そもそもやさしおとはどのような仕組みで減塩を可能にするのでしょう?「身体のためには減塩が良い」というイメージがありますが、減塩にやさしおを利用する前に、私たちの身体と塩との関係ややさしおによる減塩の効果、そして危険性などについてしっかり理解しておきましょう。
スポンサーリンク

やさしおってどんな塩なの?

「やさしお」とは味の素株式会社が製造する減塩をサポートする塩です。使い方は普通の塩とまったく同じで、料理や食卓塩として塩の代わりに使用するだけです。塩味は変わらないのに塩分が50%カットできるという便利さで、減塩を行っている人たちに支持されています。   ここで気をつけたいのが、「塩味」と「塩分」の違いです。塩味は私たちが感じている塩っ辛さのことで、塩に含まれるさまざまな成分全体から感じている味のことです。一方、塩分とは塩に含まれる「塩化ナトリウム」という成分のことです。減塩で問題になるのはこの「塩分」で、やさしおはこの塩分だけをカットした商品というわけなのです。

減塩で得られる効果って?

そもそも塩(塩化ナトリウム)の働きとは?

減塩、減塩と言われますが、そもそも塩分は私たちの身体にとって大切な成分であることは間違いありません。塩は私たちの身体でどのような働きをしているのでしょうか?   ①身体の塩分量を調節して細胞を保っている 私たちの身体の約60%は水分で作られていると言われています。水分というのは、具体的には細胞の中にある細胞内液と細胞の外にある細胞外液(「体液」ともいう)のことを指しています。細胞内液には塩化カリウムが、細胞外液には塩化ナトリウムが含まれていて、これらがバランスを保っていることで細胞はその形を保つことができると言われています。   ②身体の酸・アルカリのバランスを保っている 「よく身体が酸性に傾くと良くない」などと言いますが、これは血液のpH(酸、アルカリの度合い)のことを指しています。人間の身体は少しだけアルカリ性に傾いている状態が正常だと言われていますが、塩は血液が酸性に傾かないように調節する働きがあります。   ③神経や筋肉を正常に働かせる 私たちが身体を動かすとき、脳から筋肉へ神経細胞を伝って司令が送られます。神経細胞を通る電気信号の伝達にはナトリウムイオンが関わっていると言われています。   ④消化を助ける 胃液の主成分は塩酸で、塩酸は塩化ナトリウムから作られています。   このように塩化ナトリウムは身体を正常に保つために、重要な役割を果たしていることが分かります。

ではなぜ減塩が必要なの?

それはズバリ、「日本人が塩分を摂りすぎているから」に他なりません。私たちが摂取している一日あたりの塩分は平均で男性11.1g、女性で9.4gと言われています。厚生労働省が定めている日本人の食事摂取基準では、成人の塩分目標摂取量は男性で8.0g、女性で7.0gなので、男性で3.1g、女性で2.4gもオーバーしているのです。 私たち日本人は味噌や醤油といった塩分を多く含む調味料を好むので、どうしても塩分過多になりがちです。また、最近ではインスタントやレトルト食品、スナック菓子といった塩分の多い加工食品がよく利用されているので、これらの摂り過ぎも塩分摂取を増やしている原因ではないかと考えられています。   (参考URL:http://www.twmu.ac.jp/NEP/shokujiryouhou/shokujiryouhou-kalium.html)

減塩で得られる効果とは

①高血圧を予防する 塩分の摂りすぎといえば、やはり「高血圧」が気になりますよね。体内の塩分が多くなると、身体はそれを薄めようとして汗や尿などによる水分の排出を抑えようとします。その結果、体内の血液量が増えて血管の壁にかかる圧力が強くなり、血圧が高くなると言われています。   ②減塩はダイエットに有効 ダイエットといえば、糖分や脂肪を抑えることを考えますが、実は減塩は「食べすぎ」を防ぐのに有効だと言われています。言い換えれば、塩分は食欲を増進するので塩っ辛い食事は食べすぎの元になるということです。   ③減塩は腎臓病の改善、進行防止に必須 減塩は健康増進だけでなく、腎臓の病気の治療の一環としてとても重要な役割を果たします。腎炎、腎不全、ネフローゼ症候群などによって腎臓の機能が落ちると、腎臓の重要な働きであるナトリウムの排泄が上手くいかなくなります。減塩は腎臓の負担を減らし病気の進行を遅らせるためにとても重要で、腎臓病の場合は病院による減塩指導が行われることになります。

やさしおを使うときはここに注意!

やさしおに含まれる「塩化カリウム」とは?

減塩が手軽に行えるというやさしおですが、塩分を減らすために加えられている塩化カリウムとは一体どんな成分なのでしょう?   塩化カリウムは、味は塩化ナトリウムと同じく塩味ですが少し苦味もあるそうです。塩化ナトリウムと反対で血圧を下げる働きがあるため、降圧剤として医薬品にも使われています。その他にも食品添加物として、加工食品の増粘安定剤や豆腐の凝固剤、ハム・ソーセージの結着剤などさまざまな食品に広く利用されています。

塩化カリウムの摂りすぎに注意?!

塩化カリウムが私たちの身近にあるということはわかりましたが、やさしおを使うことで毎日塩化カリウムを摂取しても問題はないのでしょうか?厚生労働省が定めるカリウムの一日の標準摂取量は男性で2.5g、女性で2.0gとなっています(ちなみに上限量については設定がありませんでした)。   やさしおを食塩の代わりに利用した場合、どのくらいのカリウムを摂ることになるのか調べてみました。やさしおには、カリウムが100gあたり27,600mg(1gあたり0.276g)含まれています。女性の食塩の一日標準摂取量7.0gをすべてやさしおに置き換えると、1.932gのカリウムを摂ることになります。これはカリウムの一日標準摂取量の96%近くになります。カリウムはやさしお以外にも野菜や添加物などからも摂取することになるので、一日の標準摂取量は軽く超えてしまうでしょう。   カリウムの摂りすぎについては「高カリウム血症」という症状がありますが、これは血清カリウム濃度が5mEq/Lを超える場合を指します。高カリウム血症の原因は、カリウムを含む医薬品の大量投与やクラッシュ症候群(震災などで身体の細胞が損傷を受けたまま長時間立つことにより、体液(塩化ナトリウム)が大量に喪失されてしまうこと)などが挙げられます。高カリウム血症の症状、ひどい場合には不整脈を起こし、場合によっては命に関わることもあると言われています。その他にも胃腸障害、吐き気、下痢、嘔吐、げっぷなどの症状が出ると言われています。高カリウム血症は健康な人の通常の食品からのカリウム摂取で起こることはまずないと言われています。そのため、健康な人の場合はカリウムの過剰摂取はそれほど気にする必要はないかと思いますが、腎臓に疾患を抱えている人となると話は別です。   (参考URL:http://www.geocities.jp/t_hashimotoodawara/salt6/salt6-03-04.html)

慢性腎臓病の人はカリウムも制限がある!

腎臓に慢性の疾患を抱えている人は、カリウムの排泄も減少するため「高カリウム血症」を発症しやすいと言われています。そのため、治療の一環としてカリウム制限が行われます。血清カリウム値5.5mEq/L以下を目標に、一日のカリウム摂取量を1,500mg以下に制限します。   (参考URL:http://www.twmu.ac.jp/NEP/shokujiryouhou/shokujiryouhou-kalium.html)   慢性腎臓病の人の塩分制限は一日6.0gと言われているので、もし、これをやさしおに置き換えるとどのくらいのカリウムを摂取することになるのでしょう?やさしお1gのカリウム量が0.276gなので、一日あたり1.65gのカリウムを摂取してしまうことになります。これは慢性腎臓病の人のカリウム制限量1.5gを超えてしまう計算になります。   以上のことから、腎臓病の人が減塩のためにやさしおを使うというのは腎臓に負担をかける危険性があるのでお勧めできません。やさしおは、あくまで健康な人が塩分を控えるために使用する、という利用法が適しているといえるでしょう。

妊婦さんも注意

腎臓病の人だけでなく、妊婦さんもやさしおの使用は慎重になる必要があるでしょう。妊娠後期によく見られるむくみや尿蛋白などの症状は、妊娠による腎機能の低下が原因と言われています。妊娠中は体内の血液量が増えるため、血圧が上がって腎臓に負担がかかります。そのため、妊娠後期には塩分の制限がされることがあります。塩分とカリウムのバランスを取るためには減塩だけでなくカリウムの摂りすぎも注意する必要があるので、やさしおの利用は避けたほうがよいと思われます。

やさしおはこちらからも購入できます

やさしおはスーパーやドラッグストアなどで購入することができます。その他にもネットからも購入可能です。   味の素 やさしお 90g Amazon  309円 http://www.amazon.co.jp/%E5%91%B3%E3%81%AE%E7%B4%A0-%E3%82%84%E3%81%95%E3%81%97%E3%81%8A-90g/dp/B000V6BASE/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1465369620&sr=8-2&keywords=%E3%82%84%E3%81%95%E3%81%97%E3%81%8A   楽天 299円 送料別 http://item.rakuten.co.jp/mega-star/kc-x461850h/?l2-id=pdt_overview_spage#12912172

やさしおを購入した人の口コミ

【血圧が下がった人!】
こちら常用です。こちらのせいか不明ですが、塩分に気を付け野菜を多く取るようになったら血圧下がりました。 (引用元:rakuten.co.jp
高血圧の母親のために購入。塩辛いものが大好きなのに、塩分を抑えなければならないストレスを、このお塩が解消してくれました。血圧も安定し、普通の塩味を楽しんでいるようです。 (引用元:rakuten.co.jp
血圧が下がった人がいました。減塩の効果が出たのかもしれませんね。 【味は普通の塩と変わらない?!】
血圧が高めなので、塩分はできるだけ避けて調理をしています。やさしおは塩分が半分なので安心です。お味は普通の塩と変わりなくておいしくいただけます。 (引用元:amazon.co.jp
やさしおを料理に使ってみたけど全然違和感なくおいしく味付けできました♪これで塩分50%オフというのなら使い続けてみたいな。 (引用元:twitter.com
味は普通のお塩と変わらないという人が多かったです。これなら無理なく塩と置き換えることが出来そうですね。   【味に違和感を感じる人も】
塩分カットしながらもそれなりの塩味を感じたいと思って購入しました。個人差はあるのかもしれませんが、普通の塩とはほんの少し違う味がするので使い切っていません。 (引用元:rakuten.co.jp
やさしおに含まれる塩化カリウムは塩味だけでなく、すこしの苦味を含むそうです。敏感な人は少し気になるかもしれませんね。   筆者も妊娠中に減塩を行ったことがありますが、お菓子や加工食品など思わぬところで塩分を取っていることがわかり、実際に減塩しようと思うとかなりの量の塩分を減らす必要がありました。塩を控えると料理が味気なくなるので、香辛料や他の調味料を使うなどいろいろと工夫が必要で、とても手間がかかりました。やさしおは毎日の料理にそのまま使うだけという手軽さが何よりの魅力です。日々継続するためには手間がかからないということも重要なので、上手く利用すると減塩が楽になるかもしれません。 ただし、塩化カリウムを多く含むという「不自然」な調味料であることも事実です。腎臓に疾患のある人や妊婦さんなどにはお勧めできません。やさしおのメリットとデメリットをしっかり見極めて、あなたに合うかどうか、賢く判断してくださいね。
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク